音楽制作のやり方6ステップ!必要な機材やポイントも合わせて解説。
2023/08/30(更新 2026/10/01)
音楽制作は6つのステップで進みます。曲の中心を作る、装飾を加える、構成と展開を考える、アレンジする、レコーディングする、ミキシング・マスタリングする、という順番です。
作り始め方は3通り。メロディーから、歌詞から、コードから。
楽器が弾けない場合は、鼻歌でも作れるメロディーからが入りやすい道です。
この記事では3つの作り方の違い、6ステップの中身、個人で揃える機材、上達のポイントをまとめました。
この記事の結論
- 音楽制作とは、作詞・作曲からレコーディング、ミキシング・マスタリングまで、楽曲が出来上がるまでの工程を指します。
- 作り始め方は3通り。メロディーから、歌詞から、コードからのいずれかです。楽器が弾けないなら、鼻歌でも作れるメロディーからが入りやすい道になります。
- 手順は6ステップ。中心を作る→装飾を加える→構成と展開を考える→アレンジ→レコーディング→ミキシング・マスタリングの順です。
- 最初から完成形を作ろうとしないでください。曲作りのきっかけとなる小さなパーツから肉付けしていくほうが進みます。
- 個人で揃えるのは4つ。楽器、パソコン、オーディオインターフェイス、DAWソフトです。入門向けのオーディオインターフェイスは1万円〜2万円程度が目安とされています。
- 上達の近道はたくさん作ること。初心者のうちは、メロディーもコードも楽器編成もできるだけシンプルに保ちましょう。
音楽制作とは
音楽制作とは、作詞・作曲からレコーディング、ミキシング・マスタリングなど、楽曲が出来上がるまでの工程を指します。
歌の入っていない音源までを作る場合や、ミキシング・マスタリング作業を行わずに曲作りのみを指す場合も。
また、個人が作ったり楽曲制作会社が作ったりと、曲を作る人も状況によってさまざまです。工程ごとの呼び方は、音楽制作の流れでも整理しています。
音楽制作のやり方は主に3種類

音楽制作のやり方には、主に以下の3つの方法があります。
- メロディーから作る方法
- 歌詞から作る方法
- コードから作る方法
それぞれ詳しくみていきましょう。
メロディーから作る方法
一番わかりやすいのは、メロディーから作る方法です。
楽器を使用して作ることもできますし、声や鼻歌でも作ることができるので楽器ができない人にもおすすめ。
メロディーは曲の中心となる要素であり、良いメロディーが最初に思い浮かぶと最終的な曲のイメージが想像しやすくなるというメリットもあります。
しかし、メロディーに合ったコードをつけるのは意外と難しいため、楽器ができる人はコードから作ることも少なくありません。作り方の手順は、メロディの作り方で詳しく扱いました。
歌詞から作る方法
メロディと同じ様に、曲の中心となる要素が「歌詞」です。
実体験をもとに作ることもあれば、想像をもとに作ることもあります。いずれにしろ歌詞には、なんらかの想いやメッセージが詰まっているので、歌詞を先に作ると曲のイメージを固めやすいでしょう。
コードから作る方法
コードとは、複数の音が同時に響いているものを指し、和音とも呼びます。
“C”や”Dm”のようにアルファベットで表記され、メロディーを支える役割のため、曲には欠かせません。
コードから作る場合はピアノやギターなど、コードを鳴らせる楽器を使うのが一般的です。
コードを先に作っておくとその後メロディが作りやすくなりますが、楽器ができないとコードから作るのは難しいでしょう。定番の並べ方は、コード進行の作り方にまとめてあります。
音楽制作の具体的なやり方6ステップ

ここからは具体的な音楽制作のやり方について解説します。
以下の6つの手順に沿って、曲を作っていきましょう。
| ステップ | やること | 押さえておきたい点 |
|---|---|---|
| 1 | メロディーやコードなど曲の中心になるものを作る | 完成形から作らず、小さなパーツから始める |
| 2 | 中心になるものを装飾する要素を加える | メロディならコード、次にリズムと肉付けする |
| 3 | 構成・展開を考える | 展開が少ないと退屈な曲になりやすい |
| 4 | アレンジを考える | 全体を通して聴き、直す場所を見つける |
| 5 | レコーディングする | スタジオか自宅かを費用と頻度で選ぶ |
| 6 | ミキシング・マスタリング作業をする | 音量バランスを整え、輪郭と音圧を出す |
ステップ1:メロディーやコードなど曲の中心になるものを作る
まずは曲の中心となるものを作りましょう。
曲にはある程度の長さや展開が必要ですが、最初から一気に完成形を作るのは骨が折れます。そのため、初めは曲作りのきっかけとなる小さなパーツから考えましょう。
何を曲の中心にするかは人それぞれです。
先に解説した3つの方法を参考に、自分にあった方法を選んでください。
ステップ2:ステップ1で作ったものを装飾する要素を加える
曲作りのきっかけになるもの、曲の中心となるものが作れたら、それを装飾していきます。
例えば、メロディから考えたのならそれを支えるコードを。メロディとコードができたら、リズムをつける、といった感じです。
最初に考えた小さなパーツに肉付けし、少しずつ曲に近づけていきましょう。
ステップ3:構成・展開を考える
メロディ、コード、リズムが揃った状態で、ある程度の長さができたらその後の展開を考えましょう。
曲はイントロやAメロ、サビ、Bメロ、アウトロなどいくつかの展開が組み合わさってできており、展開が少ないと退屈な曲になりがちです。
最初に作ったパートから繋がる新しいメロディーを考える、リズムをがらっと変えてみる、など曲全体を通して聴いたときにリスナーが飽きないような展開を考えましょう。
ステップ4:アレンジを考える
構成も出来上がり曲として形になったら、アレンジを考えましょう。
曲を作っている最中は「Aメロだけ」や「サビだけ」など、細かいパーツに注目しがちです。曲として形になってから全体を通して聴くことで、アレンジしたほうがいい箇所が見えてきます。
例えば「1番のAメロと2番のAメロは少しコードを変えた方がいい」「最後のサビは盛り上がるようにドラムパターンを変えたほうがいい」などです。
ステップ5:レコーディングする
アレンジも終わり曲が完成したら、レコーディングをしましょう。レコーディングはスタジオを借りてする場合と、自分で必要な機材を揃えてする場合があります。
スタジオを借りてレコーディングする場合、クオリティは高くなる一方で費用は高くなりがちです。自分で機材を揃えてレコーディングする場合、最初に機材を揃える費用はかかりますが、それ以降は基本的にかかりません。
今作っている曲にどれだけお金をかけられるのか、今後も音楽制作を頻繁に行うのかなどを考えて自分にあった方法を選びましょう。
ステップ6:ミキシング・マスタリング作業をする
ミキシング・マスタリングとは、レコーディングした後に、楽器一つ一つの音量バランスや、曲ごとの音量バランスを調整する作業です。
実際にレコーディングしてみるとわかりますが、ただ演奏の音を録っただけでは、プロの楽曲のようにはなりません。
ミキシング・マスタリング作業をすることで、各楽器の音がクリアに聴こえるようになったり、迫力ある音圧が出たりします。
作業の中身は、音楽制作のミックスとは?で解説しました。
音楽制作に必要なもの

昔は音楽制作をするためには、スタジオを借りてレコーディングする必要がありました。しかし最近では、必要な機材を揃えれば、個人でも音楽制作は可能です。
具体的に、個人で音楽制作をするにはどのような機材が必要なのか解説します。機材を含めた始め方の全体像は、アーティストのDTMの始め方にまとめました。
楽器
楽器があると、曲を作るときもレコーディングをするときも作業がスムーズです。
最近は、実際に演奏せずに音楽制作ソフトを使って楽器の音を再現することもありますが、何か一つは演奏できる楽器がある方がよいでしょう。
演奏しながらのほうが曲のイメージが湧きやすいですし、ソフトで再現した音よりもリアルだからです。
パソコン
個人で音楽制作を行う場合、パソコンは欠かせません。
レコーディングからミキシング・マスタリングまでは、パソコンを使って作業するからです。
なかにはスマートフォンで音楽制作を行っている人もいますが、本格的な曲を作りたいのであればパソコンを使用しましょう。
録音機器
パソコンに音を録音するためには「オーディオインターフェイス」という録音機器が必要です。
オーディオインターフェイスをパソコンに繋ぐことで、マイクや楽器をレコーディングできるようになります。
値段はさまざまですが、初心者向けのものは1万円〜2万円程度が目安です。選び方の基準は、オーディオインターフェイスの選び方で解説しています。
DAWソフト
DAWソフトとは、パソコンで録音や録音したデータの編集などを行うためのソフトです。
DAWソフトにはさまざまな種類があるため、価格や機能、使用しているパソコンとの互換性などを確認しながら選ぶようにしましょう。
無料のものや、オーディオインターフェイスに付属しているものもあります。候補の比較は、個人アーティスト向けDAW比較が参考になります。
初心者が音楽制作を上達させるポイント

音楽制作のやり方や必要な機材がわかっても、最初から良い曲を作るのは簡単ではありません。
上達の一番のコツは、たくさん曲を作ること。
ここで解説するポイントを意識し、たくさん曲を作ってみましょう。
色々な曲を聴く
曲を聴くことは、自分で演奏したり作ったりすることと同じくらい大切です。
普段はあまり聴かないジャンルなどにも積極的に触れ、自分の引き出しを増やしていきましょう。
いつも聴いてる曲も、なんとなく聴くのではなく「曲の構成に注目する」「特定の楽器に注目する」など、注目する箇所を意識して聴くと新たな発見があります。
コピーしてみる
好きな曲や真似したい曲を決めて、全体をコピーしてみましょう。ここでいうコピーとは演奏できるようになることではなく、DAWで再現することです。
耳コピでもいいですし、難しければ楽譜を買っても構いません。
歌だけでなくギターやドラムなど、曲全体をコピーして再現することで音楽制作に必要なスキルの基礎が身につきます。
本で勉強する
音楽制作に関する本は数多く出版されています。人によって作曲の方法は違うので、本を通してさまざまな作曲手法を学んでみてください。
また、音楽理論の本もおすすめです。独学で進める手順は、音楽理論を独学で学ぶ方法にまとめてあります。
直接音楽制作に関係なくとも、理論を理解していると作曲に役立つことが多いので、音楽理論の本もぜひ参考にしてみてください。
最初はシンプルに作る
初心者がやりがちなミスが「無駄に複雑にしてしまう」こと。楽器をたくさん重ねたり難しいコードを使ったりすると、なんとなくごまかせてしまうからです。
しかし、こうした曲は全体を通して聴くと、まとまりが無いように聞こえてしまいます。
また曲のイメージが固まりにくく、アレンジの段階などで自分でもどう修正していいかわからなくなってしまうことも。
初心者のうちはメロディーやコード、構成、楽器編成など、できるだけシンプルにするようこころがけましょう。
よくある質問
音楽制作は何から始めればよいですか?
曲の中心になるものを作るところからです。メロディーから、歌詞から、コードからの3通りがあり、自分に合う入り口を選んでください。
楽器が弾けない場合は、声や鼻歌でも作れるメロディーからの方法が取り組みやすいところです。
音楽制作の手順を教えてください。
6ステップです。曲の中心を作る、装飾する要素を加える、構成と展開を考える、アレンジを考える、レコーディングする、ミキシング・マスタリングをする。
最初から完成形を目指さず、小さなパーツに肉付けしていく進め方が現実的です。
個人でも音楽制作はできますか?
できます。昔はスタジオを借りる必要がありましたが、必要な機材を揃えれば自宅でも制作は可能です。
必要な機材は何ですか?
楽器、パソコン、録音機器であるオーディオインターフェイス、DAWソフトの4つです。
入門向けのオーディオインターフェイスは1万円〜2万円程度が目安とされ、DAWソフトには無料のものや機器に付属するものもあります。
スマートフォンだけでも作れますか?
スマートフォンで制作している人もいます。ただし本格的な曲を仕上げたいなら、パソコンを使う形をおすすめします。
レコーディングからミキシング・マスタリングまでの作業が、パソコン上で進むためです。
ミキシングとマスタリングは何をする作業ですか?
楽器一つ一つの音量バランスや、曲ごとの音量バランスを調整する作業です。
ただ演奏を録っただけではプロの楽曲のようにはならず、この工程で各楽器の輪郭と音圧が変わります。
上達するにはどうすればよいですか?
たくさん曲を作ることが一番の近道です。そのうえで、いろいろな曲を聴く、好きな曲をDAWでコピーする、本で学ぶ、という3つが助けになります。
初心者のうちは、メロディーもコードも構成も楽器編成も、できるだけシンプルに保ちましょう。
やり方を学べば初心者でも音楽制作はできる
曲を作ったことがない人からすると、音楽制作は難しいことのように感じるかもしれません。
しかし、手順やポイントを押さえれば誰でも音楽制作は可能です。
本記事を参考に、ぜひ音楽制作にチャレンジしてみてください。
毎日配信をしても、お客さんは増えない。告知をしても、ライブの客席は空いたまま。新しい曲を作っても、誰にも届かない。
努力はしているのに、ほとんどの人が報われない。それが、多くのアーティストが直面している現実です。
「もっと集客を頑張れ」と言われても、簡単にできたら誰も悩んでいません。結果が出ないのは、才能でも努力不足でもなく、「届ける方法」を知らないだけ です。
コロム は、ファンと一体になれるマイクロライブ空間アプリ。
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昇給を待つより、今の環境を変えるほうが早い。仕事があっても、地方に住んでいても、音楽を諦める必要はありません。
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インディペンデントアーティスト編集部
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