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音楽制作

ボカロPの活動の始め方!機材選びから初投稿までの手順を解説!

ボカロPを始めるのに必要なものは4つだけです。パソコン、DAW、ヘッドホン、音声合成ソフト。

パソコンを除けば数万円の範囲から始められますし、無料のソフトだけで1曲目を出すこともできます。

この記事では、そろえるものと費用の目安、音声合成ソフトの選び方、1曲目を完成させる手順、投稿と続け方をまとめました。

この記事の結論

  • ボカロPは作詞・作曲・編曲・調声・ミックスを一人で担う形が中心です。なかでも調声がこの活動特有の工程になります。
  • 必要なものは4つです。パソコン、DAW、ヘッドホン、音声合成ソフト。パソコンを除けば数万円の範囲から始められます。
  • 音声合成ソフトは3点で選びます。作りたい曲の声質に合うか、使っているDAWで動くか、商用利用の条件がどうなっているか。
  • 最初から複数の声を買う必要はありません。1つの声を使い込むほうが、調声の勘は早く身につきます。
  • 1曲目は上手さより完成を優先します。テンポとコードを決め、メロディ、歌詞、調声、ドラムとベースの順に組み立ててください。

ボカロPとはどこまでを担う存在か

ボカロPの担う作業としてパソコンで作曲する人

ボカロPとは、音声合成ソフトを使って楽曲を制作し、発表している人を指す呼び方です。もともとは動画サイトで「プロデューサー」の頭文字を取った愛称として広まりました。

活動の実態としては、作詞・作曲・編曲・調声・ミックスまでを一人で担う形が中心です。一人で完結できる点が、この活動の最大の特徴です。

このうち調声と呼ばれる作業が、ボカロP特有の工程です。音声合成ソフトに歌わせる際、音程や発音のタイミング、声の強弱を細かく調整していきます。

ここの丁寧さが、曲の印象を大きく左右します。

もちろん、すべてを一人で抱える必要はありません。イラストや動画を他の方に依頼するボカロPもいますし、素材配布サイトを利用する方法もあります。

得意でない領域を無理に自分でやらない判断も、活動を続けるうえでは有効です。

活動の場は、動画サイトと音楽配信サービスの両方に広がっています。動画で発表しつつ、同じ曲を配信サービスにも登録する流れが定着しました。

始めるうえで理解しておきたいのは、求められるのは楽器の演奏技術ではなく、曲を最後まで形にする力という点でしょう。楽器が弾けなくても、打ち込みで曲を組み立てられます。

まずは、自分がどこまでを自分でやるのかを決めましょう。範囲が決まると、そろえるものも学ぶ順番もはっきりします。

制作環境として必要なもの

ボカロPの制作環境として机に置いたパソコンとMIDIキーボード

活動を始めるには、いくつかの道具が必要です。ただし、いきなり高価なものをそろえる必要はありません。

必要なものと費用の目安を並べておきます。

もの 目安 必須か
パソコン メモリ16GB程度・SSD搭載。中古でも実用に耐える 必須
DAW(音楽制作ソフト) 無料のものから数万円まで。まずは無料版で足りる 必須
ヘッドホン モニター向けで1万円前後から 必須
音声合成ソフト 無料のものあり。有料は1万円台〜3万円程度 必須
MIDIキーボード 25鍵の小型で1万円前後から あると打ち込みが速い
音源 DAW付属のものだけで1曲は完成する 追加は不要

まず土台になるのがパソコンです。中古も含めて、メモリ16GB程度、SSD搭載の機種であれば実用に耐えます。

音を扱う作業は負荷が高いため、メモリの余裕が作業の快適さに直結します。

どのDAWを選ぶかは、個人アーティスト向けDAW比較で扱っています。

次に必要なのが、DAWと呼ばれる音楽制作ソフトです。曲の録音や打ち込み、ミックスまでを行う中心的な道具にあたります。

無料で使えるものから数万円のものまで幅があり、まずは無料版や機能限定版から始める方法が現実的です。

録音する部屋そのものの整え方は、宅録環境の作り方にまとめました。

ヘッドホンかモニタースピーカーも、早い段階でそろえたいところです。特にヘッドホンは、1万円前後のモニター向けの製品でも作業の精度がはっきり変わります。

MIDIキーボードは必須ではありませんが、あると打ち込みの速度が上がります。25鍵程度の小型モデルなら1万円前後から選べます。

音源については、DAWに付属するものだけで1曲は完成するはずです。ピアノ、ベース、ドラム、シンセ。

標準的な編成に必要な音は、たいてい最初から入っています。

費用の合計は、パソコンを除けば数万円の範囲から始められると考えてよいでしょう。価格や仕様は時期によって変更される可能性がありますので、購入前に最新の情報を確認してください。

音声合成ソフトの選び方

音声合成ソフトの選び方を確かめるソフト画面のアップ

ボカロPの活動で欠かせないのが、歌声を担う音声合成ソフトです。選択肢が多く、ここで足が止まりやすい部分です。

現在は、複数の方式のソフトが並行して使われています。ヤマハのボーカロイド技術を使った製品のほか、別の合成技術を使った製品も広く利用されており、無料で使えるものも登場しました。

選ぶときの第一の基準は、自分が作りたい曲の声質に合うかです。公式サイトや配布元で試聴できることが多いので、実際の音を聴いてから決めましょう。

曲調との相性は、スペックの比較よりも耳で判断するほうが確実です。

第二の基準として、使っているDAWで動作するかを確認してください。対応OSやプラグインの形式が合わないと、そもそも使えません。

購入前に動作環境の記載を必ず読みましょう。

第三に見ておきたいのが、利用規約と商用利用の条件です。ソフトや音源ごとに、投稿や配信、収益化に関する取り決めが異なります。

判断に迷う場合は、配布元の記載を確認しましょう。

費用の目安としては、有料の製品で1万円台から3万円程度の価格帯が中心です。無料のソフトから始めて、続けられそうだと感じてから有料版を検討する順序でも問題ありません。

最初から複数の声を買いそろえる必要はありません。1つの声を使い込むほうが、調声の勘が早く身につきます。

声の癖を掴むには、同じ声である程度の曲数を作るのが近道です。

1曲目を完成させる手順

ボカロPが1曲目を完成させるピアノロールの編集画面

環境が整ったら、いよいよ制作です。最初の1曲は、上手さより完成させることを目標にしましょう。

最初に決めたいのが、テンポとキーです。テンポは1分あたりの拍数で、ボカロ曲では速めの設定が選ばれやすい傾向です。

迷ったら、好きな曲のテンポを調べて近い数値から始めてみてください。

次に、コード進行を4つから8つ並べます。よく使われる進行をそのまま借りて構いません。

土台ができると、メロディが作りやすくなります。

続いて、メロディを打ち込みます。鼻歌をスマートフォンに録音してから、その音を探して入力する方法が確実です。

楽器が弾けなくても、この手順であれば形になります。

歌詞は、メロディができてから当てるほうが進みやすいでしょう。先に歌詞を全部書くと、音数が合わずに苦労します。

文字数を音符に合わせながら調整していきます。

その後、音声合成ソフトに歌詞とメロディを入力し、調声に入ります。まずは音程を正しく置くだけで構いません。

慣れてきたら、語尾の伸ばし方や息づかいの表現に手を広げていきましょう。

最後に、ドラムとベースを加えて曲の骨格を固めます。この2つが入るだけで、一気に楽曲らしくなります。

1曲目にかかる時間は人によって大きく異なります。数週間かかっても問題ありませんので、最後まで通すことを優先しましょう。

ミックスと書き出しで押さえること

ミックスと書き出しで押さえる点を確認するヘッドホンとミキサー卓

ミックスの各工程は、EQミックスの基本とバス処理とはでも解説しています。

曲の要素がそろったら、音量や質感を整える作業に入ります。ここを丁寧にやると、聴きやすさが大きく変わります。

最初に行いたいのが、各パートの音量バランスの調整です。歌が一番前に出て、ドラムとベースが土台を支える。

この関係が崩れると、何を聴かせたい曲なのかが伝わりません。

次に、歌声が他の楽器に埋もれていないかを確認します。埋もれる場合は、伴奏側の中高音を少し削ると歌が前に出ます。

歌の音量を上げ続けるより、周りを整理するほうが自然に仕上がります。

リバーブは薄めから始めるのがおすすめです。かけすぎると輪郭がぼやけ、言葉が聞き取りにくい仕上がりです。

少し物足りないくらいが、他の環境で聴いたときにちょうどよく感じられます。

確認は、複数の再生環境で行ってください。ヘッドホン、スマートフォンのスピーカー、イヤホン。

どれで聴いても歌詞が聞き取れれば、実用上は問題ありません。

書き出しの設定にも注意が必要です。動画投稿と音楽配信では、求められる形式が異なります。

動画用は動画編集ソフトに読み込める形式で、配信用は高音質の形式で書き出しておくと、後から作業をやり直さずに済みます。

音割れの確認も忘れないでください。書き出したファイルを最初から最後まで通して聴き、大きな音の箇所で歪んでいないかを確かめましょう。

動画の用意と初投稿の進め方

動画の用意と初投稿に使う動画編集のタイムライン画面

音源ができたら、いよいよ発表です。動画サイトへの投稿には、映像の準備が必要になります。

最も手軽なのは、1枚のイラストや画像を表示し続ける形式です。実際、この形式で投稿されている曲は珍しくない数です。

凝った映像がなくても、曲が良ければ聴かれます。

イラストは、自分で描く、依頼する、配布素材を使うという選択肢があります。依頼する場合は数千円から数万円が目安で、素材を使う場合は利用条件を必ず確認しましょう。

歌詞を映像に載せると、聴き手が言葉を追いやすくなります。無料の動画編集ソフトでも十分に作れますので、余裕があれば取り入れてみてください。

投稿時に大切なのが、タイトルと説明欄の書き方です。曲名と使用した音声合成ソフトの名前を明記し、説明欄には歌詞と制作者の情報を載せましょう。

タグの設定も忘れないようにしましょう。使用ソフト名や、ボカロ曲であることを示すタグを付けておくと、探している人に届きやすくなります。

投稿の時間帯は、視聴者が活動している夜の時間帯が選ばれる傾向にあります。ただし初投稿の再生数は伸びないものと考えておくほうが健全です。

配信に出すときのファイル形式は、音楽制作で使うファイル形式で扱っています。

同じ音源を音楽配信サービスにも登録すると、動画を見ない層にも届きます。配信代行サービスを通して手続きを行い、料金体系は変更される可能性がありますので事前に確認しましょう。

投稿を続けるための考え方

投稿を続ける考え方としてヘッドホンのそばに置いたチェックリスト

1曲目を出した後が、本当の意味での活動の始まりです。ここで止まってしまう人が出るので、続け方を先に考えておきましょう。

まず理解しておきたいのが、最初の数曲では反応が得られにくいという現実です。再生数が二桁で止まることもごく普通に起こりますが、ここで才能がないと判断するのは早すぎます。

有効なのが、曲数を目標にするという考え方です。再生数は自分でコントロールできませんが、投稿する曲数は自分で決められます。

まずは1年で3曲、といった達成可能な目標を置きましょう。

制作の記録を残すことも役立ちます。どの工程に何時間かかったかをメモしておくと、次の曲で見積もりが立てられます。

時間の限られた方ほど、この記録が効いてきます。

他のボカロPとのつながりも、活動を支える要素です。感想を送る、投稿を紹介する。

無理に交流の場を作らなくても、日々のやり取りから関係は育っていきます。

技術面では、1曲ごとに一つだけ新しいことに挑戦する方法をおすすめします。今回はドラムの打ち込みを丁寧にやる、次回は調声の息づかいを詰める。

範囲を絞ると、確実に積み上がります。

続けていれば、必ず前の曲より良いものが作れるようになります。完成させた曲の本数が、そのまま実力になっていく活動です。

よくある質問

ボカロPを始めるのにいくらかかりますか?

パソコンを除けば数万円の範囲から始められます。無料のDAWと無料の音声合成ソフトだけで1曲目を出すこともできます。

有料の音声合成ソフトは1万円台から3万円程度が中心です。価格は時期によって変わるので、購入前に最新の情報を確認してください。

楽器が弾けなくてもボカロPになれますか?

なれます。求められるのは演奏技術ではなく、曲を最後まで形にする力です。

メロディは鼻歌をスマートフォンに録音してから、その音を探して打ち込めば形になります。

音声合成ソフトはどう選べばよいですか?

声質の相性、DAWでの動作、利用規約の3点です。

声質は公式サイトや配布元で試聴できることが多いので、スペックを比べるより実際の音を聴いて決めてください。投稿や収益化の条件はソフトごとに違うので、配布元の記載を必ず読みましょう。

1曲目はどれくらいの期間で作れますか?

数週間かかっても問題ありません。最初は上手さより、最後まで通すことを優先してください。

イラストや動画も自分で作らないといけませんか?

必要ありません。1枚のイラストや画像を表示し続ける形式でも投稿は成立します。

依頼する場合は数千円から数万円が目安で、配布素材を使う方法もあります。素材を使うときは利用条件を必ず確認してください。

初投稿で再生数が伸びないときはどうすればよいですか?

最初の数曲で反応が出ることはまれなので、再生数ではなく曲数を目標にしてください。

再生数は自分で決められませんが、投稿する曲数は自分で決められます。まずは1年で3曲といった達成できる目標を置きましょう。

ボカロPの始め方まとめ

夜にランプの灯る机で曲作りをするボカロPの自宅スタジオ

ボカロPとしての活動の始め方について、要点を整理します。

  • ボカロPは作詞から調声、ミックスまでを一人で担うことが多く、調声が特有の工程になる
  • イラストや動画は依頼や素材利用という選択肢があり、すべてを抱える必要はない
  • 必要なのはパソコン、DAW、ヘッドホン、音声合成ソフトで、パソコンを除けば数万円から始められる
  • 音声合成ソフトは声質の相性と動作環境、利用規約の3点で選ぶ
  • 最初は1つの声を使い込むほうが、調声の勘が早く身につく
  • 1曲目はテンポとコードを決め、メロディ、歌詞、調声、ドラムとベースの順で組み立てる
  • ミックスは歌が前に出ているかを基準にし、複数の再生環境で確認する
  • 投稿は1枚絵でも成立し、タイトルと説明欄、タグを丁寧に整える
  • 最初の数曲で反応が出ることは稀なので、再生数ではなく曲数を目標にする

まずは無料で使えるDAWと音声合成ソフトを一つずつ入れて、8小節だけ打ち込んでみてください。その8小節が、最初の1曲につながります。

毎日配信をしても、お客さんは増えない。告知をしても、ライブの客席は空いたまま。新しい曲を作っても、誰にも届かない。

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「私たちは音楽を諦めない」というビジョンを掲げ、多様なジャンルのインディペンデントアーティストたちを紹介する オウンドメディアを運営しています。新たな才能を発掘し、アーティストの創造性を全面的に支援することで、 音楽の新しい形を創り出しています。マイクロライブ空間アプリ「コロム」運営。