マイクロライブ空間アプリ「corom」を見に行く

仕事

AWAで配信するには?アーティストが知るべき手順と活用法を解説!

AWAには、個人アーティストが直接楽曲を持ち込む窓口がありません。配信するにはディストリビューター(配信代行サービス)を通します。

1回の手続きでAWAを含む主要な配信先へ同時に届くので、AWAだけを狙う必要もありません。公開までの期間は申請から2週間から4週間程度を見ておきましょう。

この記事ではAWAの特徴、楽曲が届く仕組み、ディストリビューターの選び方と費用、配信前に用意するもの、配信後のプロモーション、収益とデータの見方を扱いました。

この記事の結論

  • AWAに個人向けの持ち込み窓口はありません。配信代行サービスに音源と情報を預け、そこから各配信サービスへ届けてもらう形です。
  • 1回の申請でAWAを含む複数の配信先へ同時に登録できます。サービスごとに個別に申し込む手間はかかりません。
  • 料金は2つの型。年額を払って売上をそのまま受け取る形式と、初期費用なしで売上から手数料を引く形式です。
  • 公開までは申請から2週間から4週間程度。配信日を指定できるサービスが多いので、告知の準備と合わせて逆算してください。
  • 先にそろえるのは音源・ジャケット画像・クレジット情報。アーティスト名の表記は後から変えにくいため、最初に確定させましょう。
  • 1再生あたりの収益はごく小さい領域です。配信は収益源というより、聴いてもらう場所を確保する手段として捉えるのが健全です。

AWAはどんな音楽配信サービスか

スマホで音楽配信サービスのAWAを使う様子

AWAは、日本国内で提供されている定額制の音楽配信サービスです。エイベックスとサイバーエージェントによって設立された会社が運営しており、国内発のサービスとして知られています。

利用者は、月額料金を支払うことで対象の楽曲を自由に聴ける仕組みです。無料で使える範囲も用意されており、そこから有料プランへ移る形が一般的といえます。

サービスの特徴として、プレイリスト機能に力が入れられている点が挙げられます。利用者が自分でプレイリストを作って公開でき、そこから新しい曲に出会う導線が用意されています。

歌詞表示への対応も、リスナーにとって身近な機能です。歌詞を目で追いながら聴ける環境は、言葉を大事にする楽曲と相性がよい作りです。

アーティスト側から見て重要なのは、国内のリスナーが多く利用しているという点です。国内向けの活動を主軸に置くのであれば、届けておく価値のある配信先といえます。

なお、提供されている機能やプランの内容は変更される可能性がありますので、最新の情報は公式の案内で確認してください。

そのうえで押さえておきたいのが、AWAは数ある配信先の一つにすぎないという点です。特定のサービスだけを狙うのではなく、主要な配信先へまとめて届けるのが現実的な進め方になります。

個人アーティストが楽曲を届ける仕組み

パソコンから楽曲ファイルを配信用にアップロードする様子

AWAに直接楽曲を持ち込む窓口は、個人向けには基本的に用意されていません。ここが最初につまずきやすい部分です。

サービスの選び比べは配信代行サービス徹底比較にまとめました。

配信を実現する方法は、ディストリビューターと呼ばれる配信代行サービスを使うことです。楽曲データと情報をディストリビューターに預けると、そこから各配信サービスへ届けてもらえます。

この仕組みの利点は、1回の手続きで複数の配信先へ同時に届けられることです。AWAだけでなく、他の主要なサブスクや音楽ストアにも同時に登録できます。

個別に申し込む手間がかかりません。

流れとしては、ディストリビューターに登録し、音源とジャケット、楽曲情報を入力して申請するという形になります。審査を経て、指定した日に各サービスで公開されます。

公開までの期間は、申請から2週間から4週間程度を見ておくと安心です。配信日を指定できるサービスが多いため、告知の準備と合わせて逆算しましょう。

所要日数は時期や内容によって変わります。

契約の面では、原盤権を自分で持ったまま配信できる形が一般的です。レーベルに所属していなくても、自分の音源として届けられます。

ただし、サービスごとに規約と条件が異なります。特に権利の扱いや解約時の対応は、申し込む前に必ず読んでおきましょう。

ディストリビューターの選び方と費用

ディストリビューターの費用を電卓と書類で比べる様子

配信代行サービスは複数あり、料金の考え方も異なります。選び方の基準を整理しておきましょう。

料金の形式は、大きく2つに分かれます。違いを表にまとめました。

年額を払う形式 初期費用なしの形式
支払い方 1曲あたり年間1,000円台〜2,000円程度 無料。売上から手数料を引く
売上の受け取り そのまま受け取れる 一部が手数料として引かれる
向く段階 売上が伸びてきた段階 最初の1曲を出す段階
売れなかったとき 年額ぶんが支出として残る 支払いは発生しない

代表的なサービスの操作はTuneCoreの使い方で具体的に追えます。

年額を支払う形式では、1曲あたり年間1,000円台から2,000円程度が一つの目安になります。売上が伸びてきた場合、こちらのほうが手元に残る金額は大きくなります。

初期費用がかからない形式が向くのは、最初の1曲を出すときです。売上が立たなければ支払いも発生しないため、試しに配信してみたい段階では負担が軽く済みます。

選ぶ際に確認したいのが、配信先にAWAが含まれているかです。主要な配信先はたいてい網羅されていますが、対応先の一覧は必ず事前に確かめておきましょう。

サポートの言語と対応も見ておきたい点です。国内のサービスであれば日本語でやり取りでき、審査で差し戻された際の確認がしやすくなります。

売上の受け取り方法と最低支払額も、地味ですが重要です。一定額に達するまで振り込まれない設定になっている場合があります。

なお、料金体系やサービス内容は変更される可能性がありますので、申し込み前に各社の最新情報を確認してください。

配信前に用意しておくもの

配信前に用意するアルバムカバーのアートワーク

申請の直前になって素材が足りないと、公開日がずれ込みます。先に一式そろえておきましょう。

まず必要なのが、マスタリング済みの音源データです。WAVなどの非圧縮形式を求められるのが通例です。

書き出しの設定は各サービスの指定に合わせましょう。

次に、ジャケット画像です。正方形で、3000ピクセル四方といったサイズが指定されることが一般的です。

文字が小さすぎると一覧で読めなくなるため、縮小して確認しておくとよいでしょう。

アーティスト名の表記は、慎重に決めてください。一度登録すると、後から変更するのに手間がかかります。

すでに配信している曲がある場合は、表記を完全に統一しましょう。

曲名とアルバム名も、大文字小文字やスペースの扱いまで含めて決めておきます。表記が揺れると、同じアーティストの作品として並ばなくなることがあります。

クレジット情報も準備が必要です。作詞者、作曲者、編曲者、演奏者の情報を求められます。

共同制作の場合は、事前に取り決めを済ませておきましょう。

ISRCと呼ばれる識別コードは、多くのディストリビューターが自動で付与します。自分で取得する必要はない場合がほとんどです。

カバーの扱いは路上ライブでのカバー演奏と著作権でも触れています。

カバー曲を配信する場合は、権利の処理が別途必要になります。対応の可否や手続きはサービスによって異なりますので、申請前に確認しましょう。

配信後にできるプロモーション

スマホとSNSで配信後のプロモーションを行う様子

公開されただけでは、聴かれません。配信後に何をするかで、その曲の届き方が変わります。

最初に行いたいのが、自分の楽曲ページのリンクを取得して各所に貼ることです。SNSのプロフィール、投稿の固定、動画の説明欄。

導線を作らないと、聴きたい人がたどり着けません。

複数の配信先をまとめたリンクを作れるサービスもあります。1つのURLからAWAを含む各サービスへ飛べる形にしておくと、聴き手が使っているサービスを問わず案内できます。

プレイリストへの登録も、大きな意味を持ちます。まずは自分でプレイリストを作り、自分の曲と好きな曲を並べて公開してみましょう。

曲の世界観を伝える手段にもなります。

リスナーに登録を呼びかけるのも有効です。プレイリストに追加してもらう、お気に入りに入れてもらう。

こうした行動は、繰り返し聴かれるきっかけになります。

ライブの現場での案内も忘れないでください。物販の横にQRコードを置いておくだけで、その場で聴いてくれる方が生まれます。

紙のカードにコードを印刷しておく形が手軽です。

配信開始の告知は、当日だけでなく前後に分けることをおすすめします。予告、公開当日、1週間後の振り返り。

一度の投稿では見逃す人が多いためです。

収益とデータの見方

パソコンの分析画面で配信の収益とデータを見る様子

配信を続けるうえで、数字の見方を知っておくと判断がしやすくなります。過度に期待せず、正しく捉えることが大切です。

実際の金額感はサブスク配信で個人アーティストはいくら稼げる?で確かめられます。

まず理解しておきたいのが、1回の再生あたりの収益はごく小さいという点です。サービスや時期によって変動しますが、数百回の再生で数十円という規模から始まると考えておきましょう。

そのため、配信収入だけで活動費をまかなうのは、初期段階では現実的ではありません。配信は収益源というより、聴いてもらう場所を確保する手段として捉えるほうが健全です。

一方で、再生データは活動の判断材料として役立ちます。どの曲が繰り返し聴かれているか、どの地域で聴かれているか。

ディストリビューターの管理画面から確認できます。

地域のデータは、ライブの計画に直結します。特定の県で再生数が多ければ、そこで演奏する意味が生まれます。

楽曲ごとの差にも注目しましょう。自信作より別の曲が伸びることは珍しくありません。

聴き手の反応は、自分の予想とずれるものです。

支払いのタイミングも把握しておきましょう。配信サービスからディストリビューターを経由するため、実際の入金は数か月後になることが一般的です。

なお、収益に関する税務上の取り扱いについては、状況によって判断が異なります。不明な点は、税務署や専門家に確認しましょう。

配信を活動全体につなげる考え方

ギターのそばで活動全体の計画をノートに書く音楽家

最後に、配信をどう活動に組み込むかを整理します。ここを間違えると、出しただけで終わってしまいます。

まず持っておきたいのが、配信は名刺の役割を果たすという視点です。ライブハウスへの出演交渉、イベントへの応募、取材の依頼。

聴ける音源があるだけで、話が前に進みやすくなります。

間隔の組み立て方はアーティストのリリース戦略で扱っています。

リリースの間隔も考えておきましょう。年に1回まとめて出すより、数か月に1曲ずつ届けるほうが、聴き手との接点を保てます。

制作の負担とも相談しながら決めてください。

ライブと配信を連動させる方法も有効です。ライブで新曲を披露し、その数週間後に配信する。

現場で聴いた人が、後から聴き返せる流れを作れます。

過去の曲を活かすことも忘れないでください。新曲を出したときに、過去作をまとめたプレイリストを紹介する。

曲数が増えるほど、この効果は大きくなります。

目標の置き方も大切です。再生数は自分で決められませんが、リリースする曲数は自分で決められます。

まずは年に何曲出すかを決め、そこから逆算しましょう。

そして、配信だけに頼らないことをおすすめします。ライブ、SNS、直接のつながり。

複数の接点があるほど、活動は安定していきます。

限られた時間と予算の中でも、配信は比較的少ない負担で始められる手段です。一度出した曲は、自分が動かない日も届き続けます。

その積み重ねが、活動の土台になっていきます。

よくある質問

AWAに個人で楽曲を登録できますか?

直接の持ち込み窓口は個人向けには用意されていません。ディストリビューター(配信代行サービス)に登録し、そこからAWAへ届けてもらう形になります。

同じ申請でAWA以外の主要なサブスクや音楽ストアにも登録できるため、サービスごとに申し込む必要はありません。

AWAで配信するにはいくらかかりますか?

料金はディストリビューター側で決まります。年額を払う形式なら1曲あたり年間1,000円台から2,000円程度が一つの目安です。

初期費用がかからず売上から手数料を引く形式もあります。売上が立たなければ支払いも発生しないので、最初の1曲には向く選択です。

申請してから何日くらいで公開されますか?

申請から2週間から4週間程度を見ておくと安心できます。所要日数は時期や内容によって変わります。

配信日を指定できるサービスが多いため、告知の準備と合わせて逆算して申請してください。

配信前に用意するものを教えてください。

マスタリング済みの音源データ(WAVなどの非圧縮形式)、正方形のジャケット画像(3000ピクセル四方といった指定が一般的)、作詞者・作曲者・編曲者・演奏者のクレジット情報です。

アーティスト名と曲名の表記は、大文字小文字やスペースの扱いまで含めて先に決めておきましょう。表記が揺れると、同じアーティストの作品として並ばなくなることがあります。

AWAで配信すると原盤権はどうなりますか?

原盤権を自分で持ったまま配信できる形が一般的です。レーベルに所属していなくても、自分の音源として届けられます。

ただしサービスごとに規約と条件が異なるため、権利の扱いと解約時の対応は申し込む前に読んでおいてください。

カバー曲も配信できますか?

権利の処理が別途必要になります。対応の可否や手続きはディストリビューターによって異なります。

申請前に、そのサービスがカバー曲に対応しているかを確認しましょう。

配信するとどのくらい収益になりますか?

1回の再生あたりの収益はごく小さい領域です。サービスや時期によって変動しますが、数百回の再生で数十円という規模から始まると考えておきましょう。

配信収入だけで活動費をまかなうのは初期段階では現実的ではありません。再生データのほうが価値があり、地域ごとの再生数はライブを組む場所の判断材料になります。

AWA配信のまとめ

ヘッドホンとスマホでAWAの配信曲を聴く様子

AWAで配信したいアーティストが押さえておきたい点を整理します。

  • AWAは国内発の定額制音楽配信サービスで、プレイリストや歌詞表示に特徴がある
  • 個人が直接持ち込む窓口はなく、ディストリビューターを通して配信する
  • 1回の手続きでAWAを含む複数の配信先へ同時に届けられる
  • 料金は年額を払う形式と、売上から手数料を引く形式に分かれる
  • 公開までは申請から2週間から4週間程度を見ておくと安心できる
  • 音源とジャケット、クレジット情報を先にそろえ、アーティスト名の表記を統一する
  • カバー曲は権利の処理が別途必要になるため、申請前に確認する
  • 1再生あたりの収益は小さく、配信は聴いてもらう場所を確保する手段として捉える
  • 地域や楽曲ごとの再生データは、ライブや次の制作の判断材料になる

まずは手元にある1曲を、配信できる形に書き出すところから始めてみてください。素材がそろえば、手続き自体は思ったより短時間で終わります。

毎日配信をしても、お客さんは増えない。告知をしても、ライブの客席は空いたまま。新しい曲を作っても、誰にも届かない。

努力はしているのに、ほとんどの人が報われない。それが、多くのアーティストが直面している現実です。

「もっと集客を頑張れ」と言われても、簡単にできたら誰も悩んでいません。結果が出ないのは、才能でも努力不足でもなく、「届ける方法」を知らないだけ です。

コロム は、ファンと一体になれるマイクロライブ空間アプリ。

  • 1ヶ月で50人規模のライブを完売
  • SNSフォロワー数が5,000人を突破
  • 副業から始めて、音楽だけで食べていけるようになったアーティストも

昇給を待つより、今の環境を変えるほうが早い。仕事があっても、地方に住んでいても、音楽を諦める必要はありません。

まずは、環境を変えることから。想像を超えるアーティスト生活を、コロムから始めてください。

アーティスト登録申請はこちら

ABOUT ME

インディペンデントアーティスト編集部

「私たちは音楽を諦めない」というビジョンを掲げ、多様なジャンルのインディペンデントアーティストたちを紹介する オウンドメディアを運営しています。新たな才能を発掘し、アーティストの創造性を全面的に支援することで、 音楽の新しい形を創り出しています。マイクロライブ空間アプリ「コロム」運営。