オンラインライブ時代の集客とコミュニティ──アーティストが続けられる理由
2026/03/06(更新 2026/10/01)
インディペンデントアーティストが活動を続けられるかどうかは、才能より「集客力」と「継続力」で決まります。そしてその2つを左右するのは、どこで活動し、誰と関わるかという環境です。
マイクロライブ配信アプリcorom(コロム)で活動するアーティストだけが招待される交流会「佐治食堂」を取材しました。集客に悩む新規アーティストと、乗り越え方を知る古参アーティストが半々で集まる場です。
この記事では、飲み会から手料理の会へ変えた理由、参加者が語る集客の悩み、続けている人の答え、coromで活動する意味を扱いました。
この記事の結論
- 交流会を飲み会から手料理に変えたところ、コストはほぼ同じまま参加人数が約2倍になり、古参と新参が自然に混ざるようになりました。
- 転機になったのは「高級レストランは忘れても、手料理は記憶に残る」という一言です。
- 参加者は新規アーティストと古参アーティストがおよそ半々。悩みが「個人の問題」ではなく共有できる課題に変わります。
- 会話で最も多いテーマは集客でした。売り込むことへの抵抗で止まらず、過去に来てくれた人へ連絡し、知り合いに声をかけること。
- アクロス福岡1,800人を完売させた和胡奏者・里地帰さんは、交流会でも楽器を持参して他のアーティストに弾いてもらっていました。
- 知らない人の音楽は、そもそも聴かれません。どんな場でも自分を知ってもらう努力を続けることが結果につながります。
- SNSの無料配信で何となく見ている100人より、想いに共感して来てくれる10人のほうが価値がある、というのが参加者の実感です。
取材の対象
| 内容 | |
|---|---|
| 場 | 交流会「佐治食堂」(coromで活動するアーティストのみ招待) |
| 主催 | corom社長・佐治浩一郎 |
| 形式 | 社長が自ら手料理を振る舞う |
| 参加者 | 新規アーティストと古参アーティストがおよそ半々 |
| 変化 | 飲み会から手料理に変えてコストはほぼ同じ、参加人数は約2倍 |
| 主な話題 | 集客の悩み、活動を始めた理由、楽器を選んだ理由 |
集客そのものの進め方はインディーズの集客方法にまとめました。

なぜ“飲み会”ではなく手料理なのか?
もともとcoromの社長・佐治浩一郎は、アーティスト同士の交流を深めるために飲み会を開催していました。
しかし── 高額な費用をかけても、参加者がすぐ辞めてしまう。コミュニティは強くならない。 そんな虚しさが残っていました。
そこで転機となったのが、ある一言です。
「高級レストランは忘れても、手料理は記憶に残る」
この言葉をきっかけに、料理が得意だった社長は自ら料理を振る舞う交流会「佐治食堂」へと転換。

その結果、次の変化が起きました。
- コストはほぼ同じ
- 参加人数は約2倍
- 古参と新参が自然に混ざる
- コミュニティの結束が強化
単なる“交流”ではなく、「続ける人が残る場」へと変わりました。
毎回のメニューはお店レベルのクオリティ。 さらに、アーティストの活動を支えるためにタンパク質50〜60gを意識した設計までされている徹底ぶりです。
佐治食堂に招待されるアーティストとは?
参加者の構成は次のとおりです。
- 活動を始めたばかりの新規アーティスト
- 長く続けている古参アーティスト
この2層がおよそ半々で集まります。
このバランスによって生まれているのが、「一人で止まってしまわない環境」です。
新規アーティストは、集客や継続の壁にぶつかりやすい。 一方で古参アーティストは、その乗り越え方をすでに知っている。
だからこそ同じ場にいることで、悩みは“個人の問題”ではなく、共有できる課題に変わる。結果として、自然と次の一歩が見えるようになるのです。

アーティスト同士が語る「本当の悩み」
会話の中心は華やかな話ばかりではありません。 むしろ現実的で、本質的なテーマばかり。
- 集客どうしてる?
- なぜアーティストを始めた?
- なぜその楽器を選んだ?
中でも最も多かったのが、やはり「集客の悩み」でした。
「届けたい想いにまっすぐでいる」続けている人の答え
そんな悩みに対して、実際に活動を続けてきた近田ゆうきさんはこう語ります。
「届けたい音楽があるなら、まずやることがある」
“売り込むことへの抵抗”を持つ人は多い。しかし、その一歩を避けていては誰にも届きません。
やることは2つです。
- 過去に来てくれた人に連絡する
- 知り合いに声をかける
「どう思われるか」を気にして止まるのではなく、届けたい想いにまっすぐであること。 それが、続けている人の共通点でした。

“売れている人”ほどやっている、地道な行動
アクロス福岡1,800人を完売させた和胡奏者・里地帰さん。 その彼が交流会でやっていたのは、意外な行動でした。
楽器を持参し、その場で他のアーティストに弾いてもらう。つまり、「自分を知ってもらうための行動」を徹底しているのです。

知らない人の音楽は、そもそも聴かれない。 ライブにも、足を運んでもらえない。
だからこそ、どんな場でも自分を知ってもらう努力をやり続ける。 その積み重ねが、結果につながっています。
それでも「coromでやる意味」
参加したアーティストが口を揃えて言うのが、この言葉です。
「coromで人生が変わった」
- 収益が安定せず、辞めようと思っていた
- でも、続けられるようになった
その理由は明確です。 配信者ではなく、アーティストとして活動できる環境だから。
- 見た目やエンタメに偏らない
- アンチや荒らしがいない
- お金を払って音楽を聴く人が集まる
つまり、純粋に音楽そのもので向き合ってもらえる場所。 だからこそ、“本当に届けたい相手”に届くのです。
苦労して集めたからこそ、届く実感がある
もちろん、オンラインライブの集客は簡単ではありません。越えてもらう必要のあるハードルが2つあります。
- アプリのインストール
- 決済
それでも、参加したアーティストたちはこう語ります。
「だからこそ、ちゃんと届いている実感がある」
SNSでの無料配信で何となく見てる人が100人集まるより、想いに共感して来てくれる10人の方が価値がある。
結局、「環境」で決まる

インディペンデントアーティストにとって重要なのは、才能だけではありません。効いてくるのは「集客力」と「継続力」です。
そしてこの2つを左右するのが、次の2点です。
- どこで活動するか
- 誰と関わるか
一人で悩み続ける環境なのか。 悩みを共有し、前に進める環境なのか。 その違いが、数年後の結果を大きく変えます。
いま次のどちらかに当てはまるなら、環境を見直す価値があります。
- 集客に悩んでいる
- 活動を続けるか迷っている
よくある質問
「佐治食堂」とはどんな場ですか?
coromで活動するアーティストだけが招待される交流会です。corom社長の佐治浩一郎が自ら手料理を振る舞う形で開かれています。
参加者は活動を始めたばかりの新規アーティストと、長く続けている古参アーティストがおよそ半々。悩みを共有できる構成になっています。
なぜ飲み会ではなく手料理なのですか?
飲み会では高額な費用をかけても参加者がすぐ辞めてしまい、コミュニティが強くならなかったためです。
転機になったのは「高級レストランは忘れても、手料理は記憶に残る」という一言でした。手料理に変えた結果、コストはほぼ同じまま参加人数が約2倍になり、古参と新参が自然に混ざるようになりました。
交流会ではどんな話をするのですか?
華やかな話ではなく、現実的なテーマが中心です。集客どうしてる? なぜアーティストを始めた? なぜその楽器を選んだ?
中でも最も多いのが集客の悩みでした。
集客の悩みに、続けている人はどう答えていますか?
近田ゆうきさんは「届けたい音楽があるなら、まずやることがある」と語ります。過去に来てくれた人に連絡する、知り合いに声をかける。
売り込むことへの抵抗を持つ人は多いものの、その一歩を避けていては誰にも届きません。「どう思われるか」を気にして止まるのではなく、届けたい想いにまっすぐであること。
それが続けている人の共通点でした。
売れている人は何をしているのですか?
アクロス福岡1,800人を完売させた和胡奏者・里地帰さんは、交流会でも楽器を持参し、その場で他のアーティストに弾いてもらっていました。
知らない人の音楽は、そもそも聴かれません。ライブにも足を運んでもらえません。
だからこそ、どんな場でも自分を知ってもらう努力をやり続けています。
coromで活動する意味は何ですか?
配信者ではなく、アーティストとして活動できる環境だという点です。見た目やエンタメに偏らず、アンチや荒らしもおらず、集まるのはお金を払って音楽を聴く人です。
純粋に音楽そのもので向き合ってもらえる場所だからこそ、本当に届けたい相手に届きます。
アプリのインストールや決済があると集客が難しくなりませんか?
実際にハードルになります。それでも参加したアーティストたちは「だからこそ、ちゃんと届いている実感がある」と語ります。
SNSでの無料配信で何となく見ている人が100人集まるより、想いに共感して来てくれる10人のほうが価値がある、という捉え方です。
オンラインライブ時代の集客とコミュニティのまとめ
アーティストとして評価される場所に身を置くこと。それが、音楽が届くようになり、続ける理由が生まれる条件でした。
一人で悩み続ける環境なのか、悩みを共有して前に進める環境なのか。その違いが数年後の結果を大きく変えます。
毎日配信をしても、お客さんは増えない。告知をしても、ライブの客席は空いたまま。新しい曲を作っても、誰にも届かない。
努力はしているのに、ほとんどの人が報われない。それが、多くのアーティストが直面している現実です。
「もっと集客を頑張れ」と言われても、簡単にできたら誰も悩んでいません。結果が出ないのは、才能でも努力不足でもなく、「届ける方法」を知らないだけ です。
コロム は、ファンと一体になれるマイクロライブ空間アプリ。
- 1ヶ月で50人規模のライブを完売
- SNSフォロワー数が5,000人を突破
- 副業から始めて、音楽だけで食べていけるようになったアーティストも
昇給を待つより、今の環境を変えるほうが早い。仕事があっても、地方に住んでいても、音楽を諦める必要はありません。
まずは、環境を変えることから。想像を超えるアーティスト生活を、コロムから始めてください。
ABOUT ME
インディペンデントアーティスト編集部
「私たちは音楽を諦めない」というビジョンを掲げ、多様なジャンルのインディペンデントアーティストたちを紹介する オウンドメディアを運営しています。新たな才能を発掘し、アーティストの創造性を全面的に支援することで、 音楽の新しい形を創り出しています。マイクロライブ空間アプリ「コロム」運営。
