地方×主婦の音楽活動は成立する?諦めかけた先に見つけた答え
2026/04/06
「音楽で食べていくなんて無理」 そう自分に言い聞かせて、夢を手放した人は少なくないはずです。
nananさんもそんな風に、どこかでブレーキをかけながら、音楽への想いを抱え続けていました。
慣れない地方での生活、子育て、仕事。 限られた時間の中で、続ける音楽活動。
“音楽一本で生きるなんて現実的じゃない”—— そう思われがちな環境の中で、なぜ彼女は音楽を続けることができたのか。
その理由を、紐解きます。

音楽を諦めたはずだった日々と、消えなかった想い
「音楽で生きていくのは無理だと思ったんです」
中学時代、ガールズバンドをきっかけに音楽に触れ、歌うことの楽しさを知ったnananさん。 しかし家庭の事情もあり、“夢”ではなく“現実”を選び、旅行会社へ就職します。
それでも音楽への想いは消えず、ボイストレーニングに通いながらオーディションにも挑戦。 やがて縁あってボイストレーナーとして働き始め、シンガーソングライターとしても活動していく道を選びます。
ただ、ダブルワークの負担は大きく、体調を崩してしまい、再び音楽から離れることに。 会社員としての生活に戻り、「カラオケで上手い人で終わっていた時期もありました」と振り返ります。
そんな中で訪れたのが、転職先で企画していた青空市場でした。 子ども向けの出し物として歌を披露したことをきっかけに、再び人前で歌うようになります。
月に一度の青空市場での歌唱と、年に数回のライブ。 規模は大きくなくても、音楽と関わり続ける日々が戻ってきました。
しかしその後、結婚を機に茨城へ移住。 家族も友人もいない土地で、大きな孤独を感じる日々が始まりました。

地方での音楽活動と、転機となった出会い
茨城に移住してからの約1年は、ほとんど家にこもる日々が続いていました。
仕事を見つけ、少しずつ人とのつながりができていく中で、「歌いたい」と周囲に相談。 そこから地域のイベントや高齢者施設など、歌う機会を得るようになります。
そんな中で出会ったのが、のちに「茨城の父」と慕う男性でした。 長く地域で音楽活動を続けてきた存在で、一緒にライブに出演するなど、活動の幅は少しずつ広がっていきます。
道の駅や地域のお祭り—— 場所は決して大きくなくても、音楽を届ける機会は確かに増えていきました。
しかしその一方で、ある違和感が残ります。
「セミプロだよねって言われたとき、すごく悔しかったんです」
本気で取り組んでいるはずなのに、どこか趣味の延長のように見られてしまう。
「音楽で生きたい。365日好きなことをやりたい」
その想いからコロナ禍の中で、仕事をやめ、ボイストレーナーとして独立をします。

coromとの出会いと、オンラインライブへの再挑戦
茨城に来て気づいたのは、この地域にはボイストレーニングの環境がほとんどないという現実でした。 「この町にボイススクールを作りたい」——それが、一つの夢でした。
自分と同じように夢を追う人が、挑戦できる場所をつくりたい。 歌手を目指すなら、そのためのトレーニングができる場所を。
スタジオを構え、ボイススクールを立ち上げました。 ボイストレーナーとしての活動を本格化させていきました。
一方で、自身の歌を届けるためにライブ配信にも挑戦します。 しかし、その結果はわずか「10円」。
「オンラインライブは無理だと思いました」
思うように届かない現実に、再び壁を感じていたそのとき。 届いたのが、オンラインライブプラットフォーム「corom」からのDMでした。
最初は半信半疑だったものの、代表の想いに触れ、もう一度挑戦することを決意。 2023年10月、オンラインライブへの再挑戦が始まります。

広がっていく景色と、「音楽で生きる」実感
茨城での音楽活動は、すべてフリーライブ。 だからこそ、チケット制のcoromでのライブは、大きな壁でした。
それまでの活動を通して、nananさんの歌は「無料で見られるもの」として認識されていたといいます。
その状態から、「お金を払ってでも観たい」と思ってもらうこと。 そこに、大きなハードルがありました。
最初のライブは25席。 満席にはなったものの、そのほとんどが知人や友人でした。
「とにかく一人ひとりに声をかけました」
手探りのまま、それでも毎月オンラインライブを続けていく中で、少しずつ変化が生まれます。
25席完売から、55席、100席、そして200席へ——。 挑戦を重ねるごとに、応援してくれる人の数が確実に増えていきました。
「coromを始めて、人生が変わりました」
地方での限られた人間関係だけだった環境は、ファンや他のアーティスト、スタッフとの出会いによって大きく広がっていきます。
これまで触れてこなかったジャンルの音楽にも出会い、視野も広がった。 そして何より、「音楽をやっている人」としての自信が生まれていきました。

音楽で生きるための、いまの選択
順調に見える活動の裏で、nananさんは今も試行錯誤を続けています。
ボイストレーナーとしての事業と、オンラインライブ。 どちらも本気で向き合う中で、常に余裕があるわけではありません。
「正直、ずっといっぱいいっぱいなんです」
それでも立ち止まらない理由は、歌うことだけではなく、人を支えたいという想いです。
ボイストレーナーとして向き合うのは、夢を追う子どもたちだけではなく、 子育てや仕事、介護など、自分のことを後回しにしてきた自分と同じ主婦の人たち。
「我慢してきた人って、声が出なくなるんです」
だからこそ大切にしているのは、上手く歌うことではなく、本来の声を取り戻すこと。
「声が変わると、人生も変わるんです」
歌うことと、人を支えること。 どちらも大切だからこそ、今も模索を続けています。
「自分が実験台になっている感覚ですね」
どうすれば音楽で生きていけるのか。 その答えを探しながら、一歩ずつ進んでいる最中です。
そして今、見据えているのは “普通の人でもできる”という証明**。**
子育てをしながら、地方にいても、音楽で生きていく。 そんな生き方を、自分自身で形にしていこうとしています。
その延長線上にあるのが、corom主催のリアルライブ、Zepp DiverCity(TOKYO)のステージです。 まずはそこに立つことで、一つの形を残したい。
そしてその先で、誰かの「やってみたい」を後押しできる存在になっていく—— それが、nananさんの次の目標です。

「何もない」からでも始められる。悩むあなたへ
最後に、同じように悩む人へのメッセージを聞きました。
「私はピアノも弾けないし、楽譜も読めませんでした。実績もない、ただの主婦です」
それでも今、続けられているのは、環境と、挑戦をやめなかったこと。
「coromという環境があったから、今独立系アーティストとして胸を張って活動できています。」
自分には何もないと思ってしまう人でも、何か必ずある。
「coromには同じように葛藤しながら頑張る仲間がいます。本当にゼロからでもスタートできる環境なので、ぜひ皆さんにお会いできたら嬉しいです」
音楽は、いつからでもやり直せる。 そして今は、地方でも、家庭があっても、続けられる時代です。
あなたの中に残っているその想いも、もう一度、形にできるかもしれません。
coromは、音楽を諦めきれない人が、もう一度歩き出すためのステージです。 あなたも、その一歩を踏み出してみませんか。
毎日配信をしても、お客さんは増えない。告知をしても、ライブの客席は空いたまま。新しい曲を作っても、誰にも届かない。
努力はしているのに、ほとんどの人が報われない。それが、多くのアーティストが直面している現実です。
「もっと集客を頑張れ」と言われても、簡単にできたら誰も悩んでいません。結果が出ないのは、才能でも努力不足でもなく、「届ける方法」を知らないだけ です。
コロム は、ファンと一体になれるマイクロライブ空間アプリ。
- 1ヶ月で50人規模のライブを完売
- SNSフォロワー数が5,000人を突破
- 副業から始めて、音楽だけで食べていけるようになったアーティストも
昇給を待つより、今の環境を変えるほうが早い。仕事があっても、地方に住んでいても、音楽を諦める必要はありません。
まずは、環境を変えることから。想像を超えるアーティスト生活を、コロムから始めてください。
ABOUT ME
インディペンデントアーティスト編集部
「私たちは音楽を諦めない」というビジョンを掲げ、多様なジャンルのインディペンデントアーティストたちを紹介する オウンドメディアを運営しています。新たな才能を発掘し、アーティストの創造性を全面的に支援することで、 音楽の新しい形を創り出しています。マイクロライブ空間アプリ「コロム」運営。




