渋谷で路上ライブがよく行われる場所7選!注意点についても解説
2025/09/11(更新 2026/10/01)
渋谷の路上ライブスポットは、無許可で立てる場所と、有料で借りる場所に分かれます。
駅前などの公共の場所は所轄の警察署で道路使用許可が必要で、渋谷ヒカリエやリバーストリートは施設の正式なレンタルです。この区別を先に押さえてください。
この記事では7つの場所の特徴と料金、活用できるイベント、演奏時の4つの注意点をまとめました。
この記事の結論
- 渋谷の場所は、許可を取って公共の場所に立つか、有料のイベントスペースを借りるかの2通りに分かれます。
- 若年層に届けたいなら宮益坂か渋谷TSUTAYA前です。どちらも人の往来が多く、TSUTAYA前は特に騒がしいのでアンプが要ります。
- 騒音を避けたいなら北谷公園の「SHIBUYA PARK MUSIC」です。観客がヘッドフォンで聴くSilent Live形式で、出演者の公募も行われています。
- 本格的に行うなら有料スペースです。渋谷ヒカリエは4階が1時間15,000円程度、リバーストリートは約60,000円〜80,000円程度で、電源設備も整っています。
- 正式な許可で安定して活動したいなら、東京都のヘブンアーティストの審査を受ける道があります。渋谷区では代々木公園と渋谷キャストが開放されています。
渋谷で路上ライブがよく行われている場所7選

渋谷で路上ライブを行う際は、許可が必要な場所や禁止されている場所を正しく把握し、適切なマナーを守ることが重要です。
7つの場所の違いを先に並べておきます。
| 場所 | 性質 | 料金の目安 | 向く人 |
|---|---|---|---|
| 宮益坂 | 公共の道路 | 道路使用許可が必要 | 学生など若年層に届けたい人 |
| 北谷公園 | 公園。Silent Live形式 | 利用ルールの確認が必要 | 騒音を避けたい人 |
| 渋谷マークシティ | 施設内。4階にストリートピアノ | 演奏可能時間は10:00〜19:00 | ピアノで弾きたい人 |
| 渋谷TSUTAYA前 | 公共の場所 | 道路使用許可が必要 | 最大のリーチを狙う人 |
| 宇田川クランクストリート | レンタルスペース | 1日単位。要問い合わせ | センター街を貸し切りたい人 |
| 渋谷ヒカリエ | 有料イベントスペース | 1階が1日約350,000円程度、4階が1時間15,000円程度 | 本格的に行う人 |
| 渋谷リバーストリート | 有料イベントスペース | 約60,000円〜80,000円程度 | 駅近で確実に人を集めたい人 |
1. 宮益坂
画像出典:SHIBUYA MIYAMASU
宮益坂は渋谷駅東口から青山方面へ向かう大きな坂道で、商業施設やオフィスビルが立ち並ぶメインストリートです。平日は通勤や通学をする人、休日は買い物客でにぎわっています。
宮益坂下の交差点は、渋谷ではスクランブル交差点の次に大きな交差点と言えるほど昼夜を問わずたくさんの人々が行き交う場所です。また、宮益坂の頂上の先は青山通りと合流し、さらに青山学院大学があり、学生の多い通りとなっています。
そのため、学生など若年層をターゲットにライブを行うのに向いた場所です。加えて坂道なので歩行者のペースが緩やかで、演奏に足を止めてもらいやすい環境です。
ただし宮益坂は交通量も多く、車の騒音に負けない音量が不可欠。また坂道での機材運搬は体力的な負担が大きいため、軽量な機材選びや事前の準備が重要になります。
2. 北谷公園
画像出典:北谷公園
この場所が路上ライブにおすすめな理由は、ストリートカルチャーや音楽の発展を目的としたプロジェクト「SHIBUYA PARK MUSICプロジェクト」の拠点となっているからです。Silent Liveなどの革新的な取り組みが行われており、音楽に対する理解と受け入れ体制が整った場所です。 平日は近隣のオフィスワーカー、休日は家族連れや若者が訪れるため、幅広い層に届けられます。
ただし公共の公園のため、事前の許可申請や利用ルールの確認は必ず行いましょう。また住宅街に隣接しているため、音量や時間帯への配慮も欠かせません。
公園の自然環境を活かしたアコースティックな演奏や、Silent Live形式での参加がおすすめです。
3. 渋谷マークシティ
画像出典:渋谷マークシティ
渋谷マークシティは、ショッピングモール、ホテル、オフィスなどで構成される渋谷駅直結の複合施設です。JR・東京メトロ・東急・京王など主要鉄道網とのアクセスに優れ、パーキングや高速バス発着所を完備しています。
この場所が路上ライブに向くのは、交通機関の利用者や買い物客、宿泊客で賑わっており、広い層に見てもらえるからです。
渋谷マークシティ4階のアベニュー広場には、ストリートピアノが設置されており、ピアニスト・YouTuberとして有名なハラミちゃんがイベントを行ったこともある話題のスポットとして知られています。
ストリートピアノの演奏可能時間は10:00〜19:00です。
4. 渋谷TSUTAYA前
画像出典:トラベル Watch
渋谷TSUTAYAは、渋谷駅前の渋谷スクランブル交差点にあるシンボル的な店舗です。アニメ、VTuber、映画、音楽などのコンテンツやイベントがたびたび開催され、アーティストにもなじみの場所。
この場所が路上ライブに向くのは、人の往来が激しく、待ち合わせ場所としても使われるため、広いリーチが期待できるからです。
実際ここでは路上ライブが頻繁に開催され、足を止める人も出ています。若者の最先端の街ということもあり、流行に敏感な若年層へリーチできるのも嬉しいポイント。
ただし人通りと車の音が大きい場所なので、音響には注意が必要です。生音だけでは演奏が聞き取りにくくなるため、アンプなどの音響機材を準備しておきましょう。
5. 宇田川クランクストリート
画像出典:宇田川クランクストリート
宇田川クランクストリートは、渋谷センター街にある複合レンタルスペースです。飲食での出店も可能な店舗が2つ、屋外スペースが1つ、そして私道エリア部分を合わせた合計4つのレンタルスペースから構成されています。
この場所が路上ライブにおすすめな理由は、複数同時レンタルが可能で、センター街の一画を貸し切ってのイベント開催ができるからです。過去には音楽ライブをはじめ、ストリートサッカーイベントやビール店のポップアップショップなどに利用された実績があります。
センター街という立地の良さから、若者を中心とした幅広い年齢層にアプローチできるのもポイント。
利用料金は1日単位でレンタル日数やレンタル場所によって異なり、詳細は要問い合せとなっています。
6. 渋谷ヒカリエ
画像出典:渋谷ヒカリエ
渋谷ヒカリエは、渋谷駅直結のショップ、カフェ&レストラン、イベントホール、カンファレンス、東急シアターオーブ、オフィスなどからなる高層複合施設。施設内のショップはもちろん、イベントも頻繁に行われており、常に人でにぎわう場所です。
渋谷ヒカリエには、1階と4階に屋外イベントスペースが設置されています。
1階は通行量の多い明治通りに面する、渋谷ヒカリエの玄関口にあたるイベントスペースです。音楽ライブやキッチンカー、マルシェ、サンプリング、展示イベントなどに利用されています。
4階のイベントスペースは屋外デッキにあり、ストリートライブやPRイベントなどに適した開放的な屋外空間です。
それぞれ電源設備が整っている点も嬉しいポイント。基本使用料金は1階が1日約350,000円程度、4階は1時間15,000円程度(21:00〜23:00のみ20,000円/時間)となっています。
7. 渋谷リバーストリート
画像出典:渋谷リバーストリート
渋谷リバーストリートは、渋谷駅南口からすぐの場所にある有料利用可能なイベントスペースです。レンタル料金を支払うことで正式に利用でき、各種イベント・発表会・プロモーション・商品展示・撮影・ファッションショーなどに活用されています。
この場所が路上ライブにおすすめな理由は、渋谷ストリームの大階段にも面した絶好のロケーション。デッキからは広場の賑わいと渋谷川の風景が一望でき、駅のすぐそばなので通勤や通学で利用する人にも届きます。
リバーストリートは3つの区画に分かれており、それぞれ広さや利用料金が異なります。利用料金は約60,000円~80,000円程度です。
本格的なライブやプロモーション活動を計画している場合には、投資効果の高い選択肢といえます。
渋谷で路上ライブ場所を探すなら要チェックなイベント

渋谷では定期的に路上ライブイベントやフェスティバルが開催されています。イベントに参加すれば、広い観客にリーチできるうえ、路上ライブに必要なノウハウも学べます。
ここからは、渋谷で路上ライブをする際にチェックしておきたい代表的なイベントをご紹介します。
SHIBUYA OPEN LIVE
画像出典:Shibuya Street Live
SHIBUYA OPEN LIVEは、渋谷のさまざまな場所を舞台としたストリートライブイベントです。これまで2024年と2025年の2回開催され、多数のミュージシャンが参加しています。
2024年には11月5日~7日の3日間で開催されました。開催場所は6箇所でした。
渋谷サクラステージSHIBUYAサイド2F桜丘広場、渋谷ストリーム前稲荷橋広場、渋谷ヒカリエ4Fイベントスクエア、渋谷中央街渋谷フクラス前、渋谷アクシュSHIBUスポット、渋谷駅東口地下広場です。総勢57組のミュージシャンが出演しました。
2025年には3月14日、15日、16日の3日間開催され、5箇所で総勢31組が出演しました。また、2025年5月30日から6月1日には「GMOシブヤエンタメ祭」と連携したイベントも開催されています。
このような大規模なイベントは、路上ライブの場所選びやプロの演奏を学ぶ絶好の機会なので、ぜひ活用しましょう。
ヘブンアーティスト
画像出典:東京都生活文化スポーツ局
ヘブンアーティストは「都民が気軽に芸術文化に触れる機会を提供する」ことを目的とし、アーティストに公共施設や民間施設などを活動場所として開放する事業です。
2025年5月時点で55施設75カ所を活動場所として開放しており、渋谷区では代々木公園や渋谷キャストが活動場所として開放されています。
ヘブンアーティストの参加には、東京都が実施する専門家による審査に合格し、ライセンスを取得しなければなりません。審査は「魅力」「独創性」「将来性」の3つを基準に行われ、次に来る11月1日時点で満16歳以上であれば住所や国籍を問わず審査に参加可能です。
ヘブンアーティストに参加すれば、指定活動場所でストリートライブが行えるだけでなく、活動の様子を公式ページにて動画で紹介してもらえるといったメリットもあります。
正式な許可を得て安心して活動したい方は、ぜひチェックしておきたい事業です。
SHIBUYA PARK MUSIC
画像出典:CRAZY AD
SHIBUYA PARK MUSICは、渋谷区立北谷公園の運営管理をしている企業団体「しぶきたパートナーズ」によって行われるプロジェクトです。新たなストリートカルチャーの誕生、音楽を日常的に奏でることのできるニューノーマルな公園を目指して取り組まれています。
SHIBUYA PARK MUSICの特徴は「Silent Live」という形態。Silent Liveとはスピーカーを使わず、観客がヘッドフォンやイヤフォンでライブを見るスタイルで、騒音問題に対処しながら路上ライブを行えます。
これまで度々音楽イベントが開催されており、出演者の公募も大々的に行われているため、有名アーティストでなくても出演のチャンスがある点が魅力。従来の路上ライブとは異なる革新的なスタイルで、新しい音楽体験を求めるアーティストにおすすめのプロジェクトです。
渋谷で路上ライブをする際の注意点4つ

渋谷で路上ライブを成功させるためには、法的な規制やマナーを守りながら、周囲への配慮を欠かさないことが重要です。ここでは、渋谷で路上ライブを行う際に必ず押さえておきたい4つの注意点をご紹介します。
必要な許可を取っておく
渋谷で路上ライブを行う際は、事前に必要な許可を取得することがもっとも重要な注意点です。公共の場所での演奏には道路使用許可や施設利用許可が必要で、無許可で演奏すると法的トラブルにつながります。
駅前などの公共の場所では、所轄の警察署で道路使用許可申請が必要で、渋谷リバーストリートや渋谷ヒカリエなどの民間施設では施設管理者の許可が必要です。
許可なしでの演奏は、警備員や警察官から中止を求められたり、最悪の場合は法的措置を取られるリスクもあります。
事前に演奏予定場所の管理者や関係機関に確認を取り、必要な手続きを済ませてから演奏に臨みましょう。
路上ライブで必要な許可に関してより詳しく知りたい方は「路上ライブに許可は必要?違法になる可能性は?疑問点や注意点を解説」をご覧ください。

周囲に配慮して演奏する
カバー曲を演奏する場合の著作権は、路上ライブでのカバー曲と著作権にまとめました。
渋谷での路上ライブでは、周囲の人々や環境への配慮が欠かせません。音量は近隣住民や通行人に迷惑をかけない適切なレベルに調整し、特に住宅街に近いエリアでは夜間の演奏を避けることが重要です。
演奏場所では歩行者の通行を妨げないよう十分なスペースを確保し、機材の配置にも注意しましょう。また、観客が集まった際も、通行の邪魔にならないよう適切な誘導を行う必要があります。
観客に好印象を与え、地域に愛されるアーティストとして長く活動を続けるためには、こうした細やかな気遣いが不可欠なので、覚えておきましょう。
電源を確保しておく
機材の選び方は、ライブアンプの選び方で扱っています。
渋谷での路上ライブでアンプやマイクなどの音響機材を使用する場合、電源の確保は必須です。公共スペースでは電源設備が利用できないため、事前の準備が欠かせません。
最も確実な方法は、ポータブル電源やバッテリー駆動のアンプを用意すること。軽量で大容量のポータブル電源が販売されており、数時間の演奏に対応できる製品もあります。
また、楽器用のバッテリーアンプなら、持ち運びも簡単で路上ライブに最適です。
渋谷リバーストリートや渋谷ヒカリエのイベントスペースなど、有料施設では電源設備が整っている場合もあります。事前に施設側に確認し、念のため延長コードやバックアップ用の電源も用意しておくと安心です。
天候を確認しておく
渋谷での路上ライブを成功させるためには、事前の天候確認も重要です。屋外での演奏では雨や強風が機材トラブルや演奏中断の原因となるため、当日だけでなく数日前から天気予報をチェックしておきましょう。
雨天時には楽器や音響機材が濡れて故障するリスクがあり、特に電子機器は水濡れに弱いため注意が必要です。また観客も雨の中では足を止めにくく、集客効果は落ちます。
悪天候が予想される場合は、演奏日程の変更や屋根のある場所への移動を検討しましょう。渋谷駅東口地下広場など屋内スペースの利用や、渋谷ヒカリエのような屋根付きエリアも選択肢の一つです。
よくある質問
渋谷で路上ライブをするのに許可は必要ですか?
場所によります。駅前などの公共の場所では、所轄の警察署で道路使用許可の申請が必要です。
渋谷リバーストリートや渋谷ヒカリエなどの民間施設では、施設管理者の許可を取ってください。無許可の演奏は、警備員や警察官から中止を求められる場合があります。
無料で立てる場所と有料の場所はどう違いますか?
無料で立てるのは道路使用許可を取った公共の場所、有料は施設のイベントスペースのレンタルです。
有料スペースは電源設備が整っており、中止を求められる心配もありません。渋谷ヒカリエの4階は1時間15,000円程度、リバーストリートは約60,000円〜80,000円程度です。
最もリーチが大きい場所はどこですか?
渋谷TSUTAYA前です。スクランブル交差点に面し、待ち合わせ場所としても使われるため人の往来が激しくなります。
ただし人通りと車の音が大きいため、生音だけでは演奏が聞き取れません。アンプなどの音響機材を準備してください。
騒音が心配な場合はどうすればよいですか?
北谷公園の「SHIBUYA PARK MUSIC」を検討してください。スピーカーを使わず、観客がヘッドフォンやイヤフォンで聴くSilent Live形式です。
出演者の公募も行われているため、知名度がなくても出演のチャンスがあります。
電源はどう確保すればよいですか?
ポータブル電源かバッテリー駆動のアンプを用意してください。公共スペースでは電源設備が使えません。
有料施設なら電源設備が整っている場合もありますが、延長コードとバックアップ用の電源も持っていくと安心です。
正式な許可で安定して活動する方法はありますか?
東京都のヘブンアーティストに参加する道があります。審査に合格すればライセンスが交付され、指定の活動場所で演奏できます。
2025年5月時点で55施設75カ所が開放されており、渋谷区では代々木公園と渋谷キャストが対象です。審査は「魅力」「独創性」「将来性」の3つを基準に行われます。
渋谷での路上ライブは場所選びが大切

本記事では、渋谷で路上ライブがよく行われている場所7選と、演奏時に注意すべきポイントについて詳しく解説しました。
渋谷には代々木公園や渋谷ヒカリエなど、さまざまな路上ライブスポットがあります。ただし、場所によっては許可が必要だったり、時間制限があったりするため、事前の確認が重要です。
また、近隣住民への配慮、音量の調整、機材の管理など、マナーを守った演奏を心がけることで、長期的に活動を続けることができます。
路上ライブにチャレンジする際は、本記事で紹介した場所の特徴や注意点を参考に、ルールを守りながら行いましょう。
毎日配信をしても、お客さんは増えない。告知をしても、ライブの客席は空いたまま。新しい曲を作っても、誰にも届かない。
努力はしているのに、ほとんどの人が報われない。それが、多くのアーティストが直面している現実です。
「もっと集客を頑張れ」と言われても、簡単にできたら誰も悩んでいません。結果が出ないのは、才能でも努力不足でもなく、「届ける方法」を知らないだけ です。
コロム は、ファンと一体になれるマイクロライブ空間アプリ。
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インディペンデントアーティスト編集部
「私たちは音楽を諦めない」というビジョンを掲げ、多様なジャンルのインディペンデントアーティストたちを紹介する オウンドメディアを運営しています。新たな才能を発掘し、アーティストの創造性を全面的に支援することで、 音楽の新しい形を創り出しています。マイクロライブ空間アプリ「コロム」運営。