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コラム

静岡のフルーティストが見つけた“自分のファン”|オンラインライブで続ける地方の音楽活動

静岡で活動するflutistともこさんは、「呼ばれて演奏する」仕事はあっても「自分の名前で人を集める」活動をしてこなかったと振り返ります。その状態から、オンラインライブで自分のファンを作る側へ移りました。

最も苦労したのは演奏ではなく集客でした。告知のDMに強い抵抗があったものの、2〜3か月続けるうちに慣れていったそうです。

武蔵野音楽大学卒の演奏家であり、音楽講師として活動しながら、オンラインライブプラットフォーム「corom」で毎月ライブを開催しています。

この記事の結論

  • ともこさんは3歳でピアノを始め、中学の吹奏楽部でフルートに出会いました。「フルートに憧れていたわけではなかった」と話します。
  • 卒業後は人とのつながりから音楽教室の講師になり、結婚式やパーティー演奏も続けていました。音楽で食べていけない状態ではありませんでした。
  • 転機はコロナ禍です。「場所ありき」だった活動の脆さを実感し、自分の名前で人を集める活動へ関心が向きました。
  • 静岡ではライブハウスが多くなく、自分で客を集めて演奏会を開くのは難しいと感じていたそうです。
  • オンラインライブは自宅からコンサート形式で開けて、事前チケット制のため「聴きたいと思って来てくれる感覚があった」と語ります。
  • 最も苦労したのは集客でした。告知のDMへの抵抗も、2〜3か月続けるうちに慣れていったといいます。

フルートを構えるflutistともこさん

「なんとなく始めたフルート」が、人生の仕事になった

ともこさんが音楽を始めたのは3歳の頃。 両親の勧めでピアノを始めたのがきっかけでした。

中学で吹奏楽部に入り、そこで初めてフルートに出会います。

「特別“フルートに憧れていた”わけではなかったんです」

音楽が好きだったから吹奏楽部へ入り、流れでフルートパートへ。 気づけば、そのまま音楽大学を目指していました。

ただ、本人いわく、いわゆる“エリート演奏家タイプ”ではなかったそう。

「コンクールで勝ちたいとか、絶対プロ演奏家になるとか、そういう感じでは全然なくて」

音大時代も、周囲のようにストイックに練習へ打ち込むタイプではなく、“楽しく音楽を続けてきた”感覚の方が近かったと言います。

それでも卒業後、ご縁から音楽教室の講師に。 就職活動を必死にしたわけではなく、人とのつながりの中で自然と「音楽の仕事」が続いていきました。

フルートを演奏するflutistともこさん

音楽の仕事はあった。でも、“自分のファン”はいなかった

フルート講師として活動しながら、結婚式やパーティー演奏など、演奏家としての仕事も続けていたともこさん。

音楽で食べていけないわけではない。 けれど、ある時ふと気づきます。

「私は“呼ばれて演奏する”ことはあっても、“自分の名前で人を集める”ことをしてこなかったなって」

そんな中で訪れたコロナ禍。 結婚式やパーティー演奏の仕事が減り、“場所ありき”だった音楽活動の脆さを実感しました。

そこで興味を持ったのがライブ配信。

そこで出会ったアーティスト・近田ゆうきさんの存在が、大きな転機になったといいます。近田さんの歩みは近田ゆうきさん♪【コロムアーティストインタビュー】でうかがっています。

「“あなたの音楽だから聴きたい”って言われる活動に憧れたんです」

近田さんがcoromへ移行したことをきっかけに、ともこさん自身もcoromでのオンラインライブを始めました。

オンラインライブを配信するflutistともこさん

地方の演奏家でも、“自分のライブ”ができる時代へ

地方での続け方は地方で音楽活動を続ける方法で扱っています。

静岡在住のともこさんにとって、地方での音楽活動には限界も感じていました。

「ライブハウスも多くないし、自分でお客さんを集めて演奏会を開くのって難しいんですよね」

ライブ配信とチケット制のオンラインライブの違いを、ともこさんは次のように話しています。

観点 ライブ配信アプリ チケット制のオンラインライブ
必要な稼働 長時間配信や毎日の交流が必要 月1〜2回でも活動を積み重ねられる
聴き手の姿勢 出入りが自由 「聴きたい」と思って来てくれる感覚がある
講師業との両立 体力的に相当な負担 無理なく続けやすい

その中でcoromは、自宅から“コンサート形式”でライブができる場所だったといいます。 チケットを売る方法は個人アーティストのライブチケット販売方法で扱っています。

しかも、事前チケット制。

「ちゃんと“聴きたい”と思って来てくれる感覚があったんです」

ライブ配信時代は、長時間配信や毎日の交流が必要でした。 講師業を続けながらでは、体力的にも相当な負担だったそう。

一方、coromでは月1〜2回でも活動を積み重ねられる。 無理なく続けやすかったと話します。

レッスンでフルートを教えるflutistともこさん

一番苦労したのは、「演奏」ではなく“集客”だった

集客の手順はオンラインライブの集客方法は?にまとめました。

オンラインライブを始めて、一番苦労したのは集客でした。 特に最初は、ライブ告知のDMに強い抵抗があったそう。

「DMって、迷惑なんじゃないかって怖かったんです」

それでも少しずつ続けていく中で、お客さんとのつながりが生まれていきました。

「2〜3ヶ月くらい続けると、だんだん慣れてきたんですよね」

返事が来ないこともある。 断られることもある。

それでも、“応援したい”と思ってくれる人が少しずつ増えていった。 そしてその経験は、演奏技術ではなく、“自分の音楽を届ける力”につながっていったといいます。

フルートを手に微笑むflutistともこさん

「応援される経験」が、自信をくれた

ともこさんは、もともと「自分に才能がある」と思うタイプではなかったと言います。 だからこそ、ファンがライブへ来てくれること、チケットを買ってくれることが、少しずつ自信になっていきました。

「前より、“ライブやります”って言えるようになりました」

現在は、coromで出会ったアーティストたちとリアルライブも開催。配信の始め方は配信ライブの始め方にまとめました。 フルートユニット「フルートキャンディーズ」としての活動も始まり、オンラインだけでなくリアルのつながりも広がっています。

朝ライブと夜ライブで内容を変えるなど、自分らしいライブスタイルも確立。

朝は雑談を交えながら、ファンとのコミュニケーションを大切に。 夜はテーマを決めた演奏会として。

“音楽を聴く時間”そのものが、誰かの日常の楽しみになるように。 そんな想いでライブを届けています。

フルートユニットでの演奏の様子

「細くても、続けること」が音楽人生を変えていく

続け方の考え方は音楽を続ける方法で扱っています。

音大卒の演奏家でも、卒業後に音楽を辞めてしまう人は少なくありません。

生活、仕事、将来への不安。 現実の中で、音楽から離れてしまう人も多い。

そんな中、ともこさんはこう話します。

「細くてもいいから、続けることなんじゃないかなって思います」

大きな成功を急がなくてもいい。 誰かと比べなくてもいい。 “音楽をやめないこと”そのものが、未来につながっていく。

ともこさんが目指しているのは、“誰かの楽しみな予定”になること。

「ライブの予定があると、その日まで頑張れたりするじゃないですか」

毎月のオンラインライブを通して、日常の中に小さなワクワクを届けたい。 そんな想いで、今日も静岡からやさしいフルートの音を届け続けています。

よくある質問

ともこさんはどうしてフルートを始めたのですか?

3歳で両親の勧めでピアノを始め、中学で吹奏楽部に入ったときにフルートと出会いました。

「特別フルートに憧れていたわけではなかった」と話しています。音楽が好きで吹奏楽部に入り、流れでフルートパートになったそうです。

音大を出てすぐ演奏家になったのですか?

就職活動を必死にしたわけではなく、人とのつながりの中で音楽教室の講師になりました。

コンクールで勝ちたい、絶対にプロ演奏家になるという意識ではなく、楽しく音楽を続けてきた感覚に近いと振り返っています。

何がきっかけでオンラインライブを始めたのですか?

コロナ禍です。結婚式やパーティー演奏の仕事が減り、「場所ありき」だった音楽活動の脆さを実感したといいます。

あわせて「呼ばれて演奏することはあっても、自分の名前で人を集めることをしてこなかった」という気づきがありました。ライブ配信で出会ったアーティストの存在が転機になり、オンラインライブを始めています。

地方では音楽活動が難しいのですか?

静岡での活動では限界も感じていたそうです。「ライブハウスも多くないし、自分でお客さんを集めて演奏会を開くのって難しい」と話しています。

オンラインライブは自宅からコンサート形式で開けるため、その制約を越える選択になりました。

ライブ配信とオンラインライブは何が違いますか?

必要な稼働と聴き手の姿勢が違います。ライブ配信は長時間配信や毎日の交流が必要で、講師業と並行するには体力的に相当な負担だったといいます。

一方でチケット制のオンラインライブは月1〜2回でも活動を積み重ねられ、「ちゃんと聴きたいと思って来てくれる感覚があった」と語っています。

一番苦労したことは何ですか?

集客です。特に最初は、ライブ告知のDMに強い抵抗があったと話しています。

「DMって、迷惑なんじゃないかって怖かったんです」。

それでも2〜3か月続けるうちに慣れていき、応援したいと思ってくれる人が少しずつ増えていったそうです。その経験は演奏技術ではなく、自分の音楽を届ける力につながったといいます。

続けるうえで大切にしていることは何ですか?

「細くてもいいから、続けること」だと話しています。大きな成功を急がず、誰かと比べず、音楽をやめないこと自体が未来につながるという考え方です。

目指しているのは「誰かの楽しみな予定」になることだそうです。朝のライブは雑談を交えてファンとの交流を、夜はテーマを決めた演奏会として、内容を分けて届けています。

毎日配信をしても、お客さんは増えない。告知をしても、ライブの客席は空いたまま。新しい曲を作っても、誰にも届かない。

努力はしているのに、ほとんどの人が報われない。それが、多くのアーティストが直面している現実です。

「もっと集客を頑張れ」と言われても、簡単にできたら誰も悩んでいません。結果が出ないのは、才能でも努力不足でもなく、「届ける方法」を知らないだけ です。

コロム は、ファンと一体になれるマイクロライブ空間アプリ。

  • 1ヶ月で50人規模のライブを完売
  • SNSフォロワー数が5,000人を突破
  • 副業から始めて、音楽だけで食べていけるようになったアーティストも

昇給を待つより、今の環境を変えるほうが早い。仕事があっても、地方に住んでいても、音楽を諦める必要はありません。

まずは、環境を変えることから。想像を超えるアーティスト生活を、コロムから始めてください。

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インディペンデントアーティスト編集部

「私たちは音楽を諦めない」というビジョンを掲げ、多様なジャンルのインディペンデントアーティストたちを紹介する オウンドメディアを運営しています。新たな才能を発掘し、アーティストの創造性を全面的に支援することで、 音楽の新しい形を創り出しています。マイクロライブ空間アプリ「コロム」運営。