マイクロライブ空間アプリ「corom」を見に行く

ライブ

アカペラグループの活動を始める方法!練習から本番までの流れを解説

声だけで音楽が立ち上がる瞬間の気持ちよさを知ってしまうと、なかなか離れられないものです。学生時代にアカペラをやっていて、社会人になってから再開する方法が分からないまま止まっている方もいるでしょう。

メンバーが集まらない、練習場所が取れない、歌う場所が見つからない。楽器がいらない分だけ気軽に見えて、続けようとすると壁が出てきます。

そこで本記事では、アカペラグループの活動について、メンバー集めから練習の組み立て、発表の場の作り方まで順を追って解説します。

この記事の結論

  • アカペラは1パート1人が基本です。誰か一人が抜けると音楽が成立しない点が、合唱との一番の違いになります。
  • 初期費用はほとんどかかりません。楽器の購入も機材の運搬も不要で、集まって声を出せばその日から音が出せます。
  • 続くかどうかは歌の上手さより「集まり方の設計」で決まります。練習の頻度、目指す活動の形、費用の分担、連絡の手段を先に決めてください。
  • 人数は5人前後が扱いやすい編成。リード、コーラス2人、ベース、パーカッションで一通りの音が揃います。
  • 練習は月2回程度、1回2時間前後が現実的です。全員そろう日を待つと練習そのものが消えるため、半分の人数でも集まった日はやる運用にしましょう。
  • 録音は毎回行います。歌っている最中は自分の声しか聞こえないため、録音を聴いて初めて気づくずれが必ずあるからです。

アカペラグループの活動とは?

アカペラグループの活動として一緒に歌うボーカルグループ

アカペラは、楽器の伴奏を使わず、声だけで曲を組み立てる演奏形態です。メロディを担当するリードに、和音を支えるコーラス、低音を受け持つベース、リズムを刻むボイスパーカッションが重なります。

一人ひとりが楽器の役割を持つという点が、合唱との一番の違いです。合唱がパートごとに複数人で厚みを作るのに対し、アカペラは1パート1人で編成することが多く、誰か一人が抜けると音楽が成立しません。

その緊張感が、そのまま面白さにつながります。

活動の形も一つではありません。学生サークルの延長で続けるグループ、社会人が月に数回だけ集まるグループ、職場や地域の仲間と組むグループなど、生活に合わせた続け方があります。

初期費用がほとんどかからないことは、予算に制約のある方にとって大きな利点です。楽器の購入も機材の運搬も必要なく、集まって声を出せばその日から音が出せます。

音楽を続ける手段として、現実的な選択肢です。

一方で、人が集まらないと成立しないという弱点も抱えています。ソロであれば自分の都合だけで進められますが、グループは全員の予定を合わせなければ練習が始まりません。

つまり、アカペラグループの活動は、歌の上手さよりも先に「集まり方の設計」で決まる部分が大きいということです。ここを最初に整えておくと、その後の活動が楽になります。

メンバーの集め方と最初に決めておくこと

メンバー集めの相談でカフェのテーブルを囲んで話す友人たち

メンバーを探す方法は、大きく分けて三つあります。バンド編成での探し方は、バンドメンバー募集の方法も参考になります。

  • 知人や元サークル仲間に声をかける
  • 社会人アカペラサークルや地域の音楽団体に参加する
  • SNSや募集掲示板で呼びかける

最も成功率が高いのは、知っている人から声をかける方法です。歌唱力よりも、連絡が返ってくるか、約束を守れるかという相性のほうが、長く続けるうえでは重要になります。

すでに人柄を知っている相手なら、この見極めが不要です。

つてがない場合は、社会人アカペラの集まりに単発で参加してみるとよいでしょう。まず一度一緒に歌ってから誘うという順番にすると、お互いの温度感の違いによる解散を減らせます。

人数は5人前後が扱いやすい編成です。リード、コーラス2人、ベース、パーカッションで一通りの音が揃い、誰か一人が欠けても代役を立てやすくなります。

3人でも成立しますが、和音の厚みは出しにくくなります。

集まったら、練習を始める前に次の四つを決めておきましょう。

  • 練習の頻度と曜日の目安
  • 目指す活動の形、つまり発表の場に出るのか録音中心か
  • 費用の分担方法
  • 連絡の手段と、返事の期限

特に大事なのは、目指す形をそろえることです。年に一度ステージに立てれば満足な人と、毎月ライブに出たい人が同じグループにいると、必ずどこかで摩擦が起きます。

最初に言葉にしておけば、後から責め合う必要がなくなります。

パート構成と曲選びの考え方

パート構成と曲選びのために楽譜と鉛筆を置いた様子

編成が決まったら、次はパートの割り振りです。声域だけで機械的に決めず、その人が長時間歌っても疲れない音域を基準にすると、練習が続きます。

リードは曲の印象を決めるパートですが、必ずしも一番歌が上手い人が固定で担当する必要はありません。曲ごとに交代すると、それぞれの声質に合う曲を選べるようになり、レパートリーの幅が広がります。

ベースは音程が下がりすぎると聞こえなくなるため、無理に低い音を狙わないことが大切です。出せる範囲の中で芯のある音を出すほうが、結果として全体が安定します。

コーラスの重ね方そのものは、ハモリの作り方で解説しました。

ボイスパーカッションは、経験者がいなければ最初は無理に入れなくてかまいません。手拍子や、コーラスがリズムを刻む形でも曲は成立します。

曲選びでは、次の三点を確認するとよいでしょう。

  • 原曲のキーが、メンバーの声域に合っているか
  • 伴奏がなくても曲の輪郭が残るか
  • 聴き手が知っている曲かどうか

キーは遠慮なく変えて構いません。原曲のままにこだわって苦しそうに歌うより、半音から3度ほど下げて余裕を持って歌うほうが、聴いている側にも心地よく届きます。

楽譜は、市販のアカペラ譜を使う方法と、既存の音源を聴き取って自分たちで作る方法があります。時間が限られている方には市販譜をおすすめしますが、コーラスの動きを簡略化した自作の譜面でも、音楽として成立します。

練習の進め方と場所の確保

練習場所を確保してスタジオで歌合わせをする歌い手たち

社会人グループの練習は、月2回程度が現実的なところです。全員がそろう日を待っていると、練習そのものが消えてしまいます。

半分の人数でも集まった日はやる、という運用にしておくと、活動が止まりにくくなります。

1回の練習は2時間前後を目安に、次のような流れで組み立てると進みやすくなります。

  • 発声とハーモニーの確認に20分
  • 前回の曲の復習に40分
  • 新しい曲の譜読みに40分
  • 通しと録音に20分

録音は毎回行ってください。スマートフォンを部屋の中央に置いて録るだけで構いません。

歌っている最中は自分の声しか聞こえていないため、録音を聴いて初めて気づくずれが必ずあります。

練習場所は、音楽スタジオの個人練習枠が最も確実です。料金は地域差がありますが、1時間あたり数百円から2千円程度が目安で、人数割りにすれば負担は小さくなります。

料金体系は変更される可能性があるため、予約時に確認しておきましょう。個人練習枠の使い方は、個人練習でスタジオを活用する方法にまとめてあります。

費用を抑えたい場合は、公共施設の音楽室や会議室も選択肢になります。自治体の施設予約システムから申し込める場合が多く、スタジオより安いことがほとんどです。

練習の間隔が空くときは、各自の音源を共有する方法が有効です。パートごとの音取り音源をメッセージアプリで共有しておけば、集まった日の限られた時間を、合わせることだけに使えるようになります。

少ない予算で音源と映像を残す

少ない予算で音源を残すためスマホとマイクで録音する様子

活動を続けるうえで、記録は思っている以上に力を持ちます。残っていない演奏は、なかったことになってしまうからです。

最も手軽なのは、スマートフォンでの一発録りです。全員が扇形に並び、中央に端末を置いて録音します。

マイクに近い人の声だけが大きくならないよう、声量の大きい人が半歩下がるだけで、バランスは整います。

もう少し質を上げたい場合は、コンデンサーマイク1本とオーディオインターフェースがあれば十分です。合わせて2万円台から揃えられる組み合わせもあり、価格は時期によって変わるものの、グループで折半すれば手の届く範囲でしょう。

パートごとに別録りする方法もあります。無料のDAWソフトを使い、一人ずつ順番に録って重ねていく手順です。

音程の修正や録り直しがしやすい反面、生の一体感は薄れるため、目的に応じて使い分けるとよいでしょう。

映像については、固定した1カメラで十分です。大切なのは、顔が暗く映らないように光の向きを整えることで、窓を正面にして立つだけでも映りは大きく変わります。

録れた音源は、メンバー間の共有だけで終わらせず、公開できる形にしておきましょう。動画共有サイトやSNSに上げておくと、出演の相談をするときに「こういうグループです」と伝える材料になります。

発表の場の見つけ方

発表の場として小さなステージで観客に歌う様子

歌う場所は、探せば思っているより多くあります。予算をかけずに出られる場から順に挙げていきます。

発表の場 向いている点 事前に確認すること
アカペラ限定のライブイベント 主催者が慣れており相談しやすい マイクの本数と立ち位置
商業施設・イベントスペース 音楽好き以外の聴き手にも届く 公募の有無(自治体の広報や施設のサイト)
ライブハウスのオープンマイク・企画 複数組と共演できる ノルマの有無と機材の条件
地域の行事・福祉施設 声だけで完結するため会場を選ばない 主催者の意向と演奏時間
オンライン配信 会場費も移動時間もかからない 楽曲の権利の扱い
路上 思い立った日に歌える 場所ごとに必要な手続き

アカペラ限定のライブイベントは、最初の一歩として向いた場です。主催者がアカペラに慣れているためマイクの本数や立ち位置の相談がしやすく、客席にも聴き方を知っている人が多くいます。

商業施設やイベントスペースでの演奏も、地域によっては募集が出ています。自治体の広報や施設のサイトで出演者を公募している場合があるため、定期的に確認してみるとよいでしょう。

ライブハウスのオープンマイクや、複数組が出演する企画に参加する方法もあります。ノルマの有無や機材の条件は会場ごとに異なるため、出演条件を事前に問い合わせておきましょう。

地域の行事やイベントでの演奏は、音楽好き以外の聴き手に届く貴重な機会です。お祭りや商店街のイベント、福祉施設での演奏など、声だけで完結するアカペラは会場を選ばずに演奏できる強みがあります。

オンラインでの配信という選択肢もあります。始め方はオンラインライブの始め方で解説しました。

会場費も移動時間もかからず、遠方に住む知人にも届けられるため、練習の成果を発表する場として使いやすくなっています。

路上での演奏を考えている場合は、場所によって必要な手続きが異なる点に注意してください。管理者や地域のルールは、路上ライブに許可は必要?で整理しました。

初めて出演するときは、持ち曲を3曲用意しておくと安心です。持ち時間を10分から15分程度に設定しているイベントが多く、この分量があれば大半の依頼に対応できます。

活動を長く続けるための運営と確認事項

活動を長く続けるため手帳とカレンダーで予定を整理する様子

グループが解散する原因は、実力不足よりも運営面のすれ違いにあることがほとんどです。

連絡の仕組みを決めておくことから始めましょう。メッセージアプリのグループを作り、練習の日程調整はカレンダーの共有ツールで行う。

この程度の仕組みでも、「誰かが決めてくれるのを待つ」状態を防げます。

役割を分担することも有効です。日程調整、譜面の準備、出演の応募、録音データの管理。

一人に集中させると、その人が忙しくなった途端に活動が止まります。

お金の扱いは、最初にはっきりさせておきましょう。練習費は都度頭割り、交通費は各自負担、収入があった場合の分け方も決めておくと、後の気まずさを避けられます。

メンバーの生活の変化を前提にしておくことも大切です。転勤、出産、介護、転職。

長く続けるほど、誰かが一時的に離れる場面は必ず訪れます。

抜けた人を責めない空気と、戻ってきやすい距離感があるグループは、結果として長く残ります。

権利面についても触れておきましょう。既存の楽曲をカバーして演奏や配信を行う場合、著作権の扱いは公開する場所や方法によって異なります。

動画共有サイトには管理団体と契約している事業者もありますが、条件は変わる可能性があるため、公開前に各サービスの案内を確認しましょう。

自分たちのオリジナル曲を登録する側の手続きは、JASRACに個人で登録する方法で扱っています。

演奏を有料で行う場合や、音源を販売する場合は、必要な手続きがさらに変わります。判断に迷うときは、管理団体の窓口や主催者に問い合わせておくと安心です。

よくある質問

メンバーはどうやって集めればよいですか?

知人や元サークル仲間に声をかける方法が、最も続きやすい形です。歌唱力よりも、連絡が返ってくるか、約束を守れるかという相性のほうが長く続けるうえで効きます。

つてがない場合は、社会人アカペラの集まりに単発で参加し、一度一緒に歌ってから誘う順番にしましょう。

何人くらいが活動しやすいですか?

5人前後です。リード、コーラス2人、ベース、パーカッションで一通りの音が揃い、誰か一人が欠けても代役を立てやすくなります。

3人でも成立しますが、和音の厚みは出しにくくなります。

練習はどのくらいの頻度が現実的ですか?

社会人グループなら月2回程度、1回2時間前後が目安になります。

全員がそろう日を待っていると練習そのものが消えるため、半分の人数でも集まった日はやる運用にしておきましょう。

練習場所はどこを使えばよいですか?

音楽スタジオの個人練習枠が最も確実です。料金は地域差がありますが、1時間あたり数百円から2千円程度が目安で、人数割りにすれば負担は小さくなります。

費用を抑えたい場合は、公共施設の音楽室や会議室も選択肢。自治体の施設予約システムから申し込める場合が多くあります。

原曲のキーは変えてもよいですか?

変えて構いません。原曲のままにこだわって苦しそうに歌うより、半音から3度ほど下げて余裕を持って歌うほうが、聴いている側にも心地よく届きます。

音源はどうやって残せばよいですか?

スマートフォンでの一発録りから始めてください。全員が扇形に並び、中央に端末を置いて録音します。

質を上げたい場合は、コンデンサーマイク1本とオーディオインターフェースで足ります。パートごとに別録りすれば修正はしやすくなりますが、生の一体感は薄れます。

発表の場はどこにありますか?

アカペラ限定のライブイベント、商業施設やイベントスペースの公募、ライブハウスのオープンマイク、地域の行事や福祉施設、オンライン配信、路上の6つが主な選択肢です。

初めて出演するときは、持ち曲を3曲用意しておくと安心できます。

カバー曲を配信するときの権利はどうなりますか?

著作権の扱いは、公開する場所や方法によって変わります。動画共有サイトには管理団体と契約している事業者もありますが、条件は変わる可能性があります。

有料で演奏する場合や音源を販売する場合は手続きがさらに変わるため、管理団体の窓口や主催者に問い合わせておきましょう。

アカペラグループ活動のまとめ

マイクを持って笑顔で歌うアカペラグループのメンバー

アカペラグループの活動について、押さえておきたい点を整理します。

  • アカペラは1パート1人が基本で、初期費用がほとんどかからない
  • メンバーは知人から声をかける方法が最も続きやすい
  • 練習を始める前に、頻度・目指す形・費用・連絡手段の四つを決める
  • キーは遠慮なく変え、無理なく歌える音域で選曲する
  • 全員そろわない日も練習を行い、毎回スマートフォンで録音する
  • 音源はスマートフォンの一発録りから始め、必要に応じて機材を足す
  • アカペライベント、地域の行事、オンライン配信など発表の場は複数ある
  • 役割を分担し、メンバーが一時的に離れることを前提に運営する

まずは声をかけたい相手を3人書き出し、一度集まる日を決めてみてください。集まる日が決まった時点で、活動はもう始まっています。

毎日配信をしても、お客さんは増えない。告知をしても、ライブの客席は空いたまま。新しい曲を作っても、誰にも届かない。

努力はしているのに、ほとんどの人が報われない。それが、多くのアーティストが直面している現実です。

「もっと集客を頑張れ」と言われても、簡単にできたら誰も悩んでいません。結果が出ないのは、才能でも努力不足でもなく、「届ける方法」を知らないだけ です。

コロム は、ファンと一体になれるマイクロライブ空間アプリ。

  • 1ヶ月で50人規模のライブを完売
  • SNSフォロワー数が5,000人を突破
  • 副業から始めて、音楽だけで食べていけるようになったアーティストも

昇給を待つより、今の環境を変えるほうが早い。仕事があっても、地方に住んでいても、音楽を諦める必要はありません。

まずは、環境を変えることから。想像を超えるアーティスト生活を、コロムから始めてください。

アーティスト登録申請はこちら

ABOUT ME

インディペンデントアーティスト編集部

「私たちは音楽を諦めない」というビジョンを掲げ、多様なジャンルのインディペンデントアーティストたちを紹介する オウンドメディアを運営しています。新たな才能を発掘し、アーティストの創造性を全面的に支援することで、 音楽の新しい形を創り出しています。マイクロライブ空間アプリ「コロム」運営。