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LINE MUSICで配信する方法!個人アーティストの手順と費用を解説!

LINE MUSICに個人で直接楽曲を登録する窓口はありません。配信代行サービス(ディストリビューター)を経由するのが唯一の道です。

申し込む前に確認することは1つ。その代行サービスの配信先一覧にLINE MUSICが入っているかどうかです。

対応は事業者ごとに違い、時期によって増減します。

この記事ではサービスの性格、代行を経由する理由、費用の目安、音源とジャケットの規格、申請から公開までの手順、公開後の告知をまとめました。

この記事の結論

  • アーティストが直接登録する窓口は用意されていません。配信代行サービスに申し込み、複数の配信先へまとめて納品してもらう形です。
  • すべての代行サービスがLINE MUSICに対応しているわけではありません。申し込む前に配信先の一覧を必ず確認してください。
  • 料金は年額方式と売上分配方式の2通り。年額方式は1曲あたり年間1,500円前後、アルバム単位で5,000円前後が目安です。
  • 音源はWAV形式、44.1kHz・16bit以上が一般的な条件。ジャケットは3000ピクセル四方の正方形で、URLや価格の文字は入れられません。
  • アーティスト名の表記はリリースごとに揃えます。全角と半角、スペースの有無が違うと別のアーティストとして扱われる場合があります。
  • 申請から配信開始まで2週間から1か月程度。告知の日程は、公開が確定してから組んでください。
  • LINE MUSICならではの一手が着信音・呼出音の設定です。手順を画像付きで案内すると、応援してくれる人が動きやすくなります。

LINE MUSICはどんなサービスか

LINE MUSICのサービスを聴くイヤホンとスマホの音楽アプリ

まず、配信先としての性格を押さえておきましょう。同じ定額制の音楽サービスでも、それぞれ届く相手が違います。

LINEとつながっていることが、このサービスの最も大きな特徴です。メッセージアプリの利用者がそのまま流れ込んでくる構造のため、普段は音楽サービスを使っていない層にも届く可能性があります。

音楽に詳しい人だけが集まる場所ではない、という点は覚えておく価値があります。

着信音や呼出音に設定できる機能も、特徴的な要素です。自分の曲が友人のスマートフォンで毎日鳴るという体験は、聴くだけの関係よりも記憶に残ります。

応援してくれる人にお願いしやすい仕掛けです。

日本国内の利用者が中心である点も、活動方針を考えるうえで重要です。国内で聴いてもらいたい、地元のファンに届けたいという目的なら、優先度は高くなります。

再生数に応じた分配という基本の仕組みは、他の定額制サービスと共通しています。一回あたりの単価は公表されておらず、月によっても変動するため、収益の見込みを固定の数字で計算するのは避けましょう。

他サービスへの配信手順はSpotifyへの個人配信方法とApple Music個人配信ガイドにまとめてあります。

なお、サービスの仕様や提供機能は変更される可能性があります。申し込みの直前には、必ず最新の情報を確認してください。

個人が直接申し込めない理由と配信代行サービスの役割

配信代行サービスの役割にあたるノートPCでの音源ファイルのアップロード

ここが最初のつまずきどころです。仕組みを理解すれば、進む道は一本に絞られます。

アーティストが直接楽曲を登録する窓口は、原則として用意されていません。これはLINE MUSICに限った話ではなく、主要な定額制サービスの多くが同じ形を取っています。

音源の管理や権利の確認を、サービス側がすべて個別に行うのは現実的ではないためです。

そこで登場するのが、配信代行サービスと呼ばれる事業者です。ディストリビューターやアグリゲーターとも呼ばれます。

アーティストから音源を預かり、複数の配信サービスへまとめて納品する役目を担っています。

代行サービスを使う利点を整理します。

  • 一度の申請で複数の配信サービスに同時に届けられる
  • 楽曲を識別する管理番号を付与してもらえる
  • 売上の集計と支払いをまとめて処理してもらえる
  • 音源やジャケットの規格違反を事前に指摘してもらえる

一社に申し込めば、多くの配信先を同時に押さえられます。LINE MUSICのためだけに手続きするのではなく、他の定額制サービスや動画サービスにも同じ音源が並ぶことになります。

手間の割に届く範囲が広い、という意味で効率のよい方法です。

どの代行サービスもLINE MUSICに対応しているとは限りません。申し込む前に、配信先の一覧にLINE MUSICが含まれているかを必ず確認しましょう。

対応配信先は事業者ごとに異なり、時期によって増減する場合もあります。

配信代行サービスの選び方と費用の目安

配信代行サービスの費用を電卓とノートで比べる様子

複数の事業者があり、料金の考え方もそれぞれ異なります。自分の活動量に合った形を選びましょう。

料金の仕組みは、大きく二つに分かれます。

年額を支払う方式 初期費用がかからない方式
登録時の支払い 1曲あたり年間1,500円前後、アルバム5,000円前後 なし
売上の扱い 全額または大部分が自分に入る 一定割合を差し引かれる
向く段階 継続的にリリースし再生数が伸びる見込みがある 最初の1曲を試す、再生数が読めない
払い続ける負担 毎年かかる(止めると配信も止まる場合がある) 売上が出るまで0円

金額は編集部が国内の代行サービスの価格帯から置いた目安で、外部の調査にもとづくものではありません。事業者や時期によって変わるため、申し込み前に公式サイトで確認してください。

年額を支払う方式は、あらかじめ決まった金額を払い、売上は全額または大部分が自分に入る形です。1曲あたり年間1,500円前後、アルバム単位で5,000円前後という水準が一つの目安になりますが、事業者や時期によって変わります。

継続的にリリースし、再生数が伸びていく見込みがあるなら、こちらが向いています。

初期費用がかからない方式は、登録時の支払いがなく、発生した売上から一定割合を差し引かれる形です。最初の一曲を試したい方や、まだ再生数が読めない段階では、負担が小さく始めやすい選択といえます。

選ぶときに確認したい項目を挙げます。

  • LINE MUSICが配信先の一覧に含まれているか
  • 日本語で問い合わせができるか
  • 売上の支払いが発生する最低金額はいくらか
  • 楽曲を取り下げたい場合の手続きはどうなっているか
  • 審査や納品にかかる期間はどれくらいか

日本語対応の有無は、想像以上に効いてきます。権利関係の申告や不備の指摘は細かい文面でやり取りされるため、母語で確認できる安心感は大きいものです。

海外の事業者は費用が抑えられる場合もありますが、英語でのやり取りが前提になることもあります。

カバー曲を配信したい場合は、対応の可否を先に確認してください。他人の楽曲を配信するには別途の権利処理が必要で、事業者によって扱いが異なります。

自作曲側の登録についてはJASRACに個人で登録する方法で扱っています。

著作権に関わる判断は自己流で進めず、権利管理団体の窓口で確認しましょう。

配信前に用意する音源とジャケット画像

配信前に用意するジャケット画像のアルバムカバーデザイン

規格を満たしていないと差し戻され、公開が遅れます。作業に入る前に条件を揃えておきましょう。

音源はWAV形式が基本です。サンプリング周波数44.1kHz、量子化ビット数16bit以上という条件が一般的で、多くの代行サービスがこの水準を求めています。

圧縮された音声ファイルから作り直したデータは受け付けられない場合があるため、書き出しの元データを保管しておきましょう。

曲の前後の無音部分も確認しておきましょう。冒頭に長い無音があると、再生を始めた聴き手が離れてしまいます。

頭の無音はごく短く整えてください。

ジャケット画像は正方形で用意します。3000ピクセル四方のJPEGまたはPNG形式という指定が多く見られます。

作り方はAIでジャケットを作成する方法も参考になるはずです。

長方形の写真をそのまま使うと切れてしまうため、最初から正方形で構図を組みましょう。

画像に入れてはいけない要素も決まっています。

  • ウェブサイトのアドレスやSNSのアカウント名
  • 価格や発売日の表示
  • 他社サービスのロゴや名称
  • 権利の確認が取れていない写真やイラスト

小さく表示されたときの見え方を必ず確認してください。スマートフォンの一覧画面では、数センチ四方でしか表示されません。

細かい文字は読めなくなるため、アーティスト名と曲名が判別できる大きさにしておきましょう。

登録情報の表記揺れにも注意しましょう。アーティスト名の全角と半角、スペースの有無。

これがリリースごとに違うと、別のアーティストとして扱われてしまう場合があります。

配信申請から公開までの手順

配信申請から公開までの手順を進めるオンラインフォームの入力

準備が整ったら、実際の作業に入りましょう。流れを把握しておくと、想定外の待ち時間に慌てずに済みます。

まず代行サービスの利用登録を行います。氏名や住所、売上を受け取る口座情報などを入力します。

本人確認の書類提出を求められる場合があるため、身分証明書を手元に用意しておくとスムーズです。

次にリリース情報を入力します。アーティスト名、作品名、ジャンル、発売日、作詞者と作曲者の氏名。

作詞作曲のクレジットは、後から変更しにくい項目です。共作の場合は、事前に相手と確認したうえで入力しましょう。

続いて音源とジャケット画像をアップロードします。この段階で規格の自動チェックが走り、条件を満たしていなければその場で警告が出ます。

配信先を選択します。ここでLINE MUSICにチェックが入っているかを確認してください。

特に理由がなければ、選べる配信先はすべて選んでおくのが基本です。

発売日は余裕を持って設定しましょう。申請から実際に配信が始まるまで、2週間から1か月程度かかるのが一般的な目安です。

審査が混み合う時期はさらに時間がかかる場合もあるため、告知の日程は公開が確定してから組み立てるほうが安全です。

申請後は審査の結果を待ちます。不備があれば連絡が来るので、登録したメールアドレスは定期的に確認してください。

差し戻しの多くは、ジャケット画像の文字や権利情報の不足が原因です。

公開後に整えておきたいことと告知の進め方

公開後の告知を進める、SNSに投稿する音楽家

配信が始まった時点では、まだ誰にも気づかれていません。公開後の作業まで含めて、リリースだと考えましょう。

自分の曲のページを開いて確認することを、最初に行ってください。アーティスト名の表記、曲名の誤字、ジャケットの表示。

実際の画面で見ると、入力時には気づかなかった間違いが見つかることがあります。

リンクを一つにまとめておくと、告知が楽になります。複数の配信サービスへのリンクを一枚のページに集約する無料のツールがあり、SNSのプロフィール欄に置いておけば、聴き手が自分の使っているサービスを選べます。

デモ段階の音源の置き場としてはSoundCloudの使い方も読んでみてください。

告知は複数回に分けましょう。公開当日に一度投稿しただけでは、大半の人の目には触れません。

制作の裏側、歌詞の一節、レコーディングの写真。切り口を変えて何度か発信するほうが、届く範囲は広がります。

着信音への設定を案内する方法も、このサービスならではの一手です。設定の手順を画像付きで説明した投稿を用意しておくと、応援してくれる人が行動しやすくなります。

再生数の数字に一喜一憂しないことも大切です。最初のリリースで大きな数字が出ることは、ほとんどありません。

曲数が増え、聴かれる導線が積み上がるにつれて、少しずつ動いていきます。

次のリリース予定を決めておくと、活動が止まりません。3か月後でも半年後でもかまわないので、区切りを先に置いておきましょう。

つまずきやすい点と対処法

配信でつまずきやすい点に対処するためノートPCの画面を見て悩む人

最後に、実際によく起きる問題と、その対応をまとめます。

予定日になっても配信されないという相談は珍しくありません。配信サービスごとに反映のタイミングが異なり、数日ずれることがあります。

まずは代行サービスの管理画面で配信状況を確認し、それでも反映されない場合に問い合わせましょう。

別のアーティストとして表示される問題も起こりがちです。同名のアーティストが存在する場合や、表記が過去のリリースと違う場合に発生します。

代行サービス経由で、既存のアーティストページとの紐付けを依頼できることがあります。

ジャケットが差し戻されるケースでは、画像内の文字が原因である場合がほとんどです。アーティスト名と作品名以外の文字は入れない、という方針にしておくと、やり直しを減らせます。

売上が振り込まれないという状況は、最低支払金額に達していないことが理由として考えられます。多くの事業者が一定の金額を超えるまで繰り越す仕組みを取っているため、規約の該当箇所を確認してみてください。

配信を取り下げたくなった場合は、代行サービスの管理画面から手続きできるのが一般的です。ただし、反映までに時間がかかり、支払済みの費用が戻らないこともあります。

税務や契約に関わる判断が必要な場面では、税理士や公的な相談窓口に確認しましょう。

よくある質問

LINE MUSICに個人で直接楽曲を登録できますか?

できません。アーティストが直接登録する窓口は原則として用意されていません。

これはLINE MUSICに限らず、主要な定額制サービスの多くが同じ形です。配信代行サービス(ディストリビューター、アグリゲーター)に音源を預け、複数の配信先へまとめて納品してもらいます。

配信代行サービスはどう選べばよいですか?

まず配信先の一覧にLINE MUSICが入っているかを確認します。対応は事業者ごとに違い、時期によって増減します。

次に、日本語で問い合わせができるか、売上の支払いが発生する最低金額、楽曲を取り下げる手続き、審査と納品にかかる期間を比べてください。権利関係の不備は細かい文面でやり取りされるため、日本語対応の有無は想像以上に効きます。

費用はいくらかかりますか?

年額方式なら1曲あたり年間1,500円前後、アルバム単位で5,000円前後が目安です。売上は全額または大部分が自分に入ります。

初期費用がかからない方式もあり、こちらは発生した売上から一定割合を差し引かれます。最初の1曲を試す段階なら負担が小さく始めやすい形です。

金額は事業者と時期によって変わるので、申し込み前に確認してください。

音源とジャケットの規格はどうなっていますか?

音源はWAV形式で、サンプリング周波数44.1kHz、量子化ビット数16bit以上が一般的な条件です。圧縮された音声から作り直したデータは受け付けられない場合があります。

ジャケットは3000ピクセル四方の正方形のJPEGまたはPNG。ウェブサイトのアドレス、SNSのアカウント名、価格や発売日、他社サービスのロゴは入れられません。

申請してからどれくらいで配信されますか?

2週間から1か月程度が一般的な目安です。審査が混み合う時期はさらにかかる場合があります。

告知の日程は、公開が確定してから組み立てるほうが安全です。予定日になっても配信されないときは、まず代行サービスの管理画面で配信状況を確認してください。

配信サービスごとに反映のタイミングが異なり、数日ずれることがあります。

ジャケットが差し戻されました。原因は何ですか?

画像内の文字が原因である場合がほとんどです。ウェブサイトのアドレス、SNSのアカウント名、価格、発売日、他社サービスのロゴは認められません。

アーティスト名と作品名以外の文字は入れない方針にしておくと、やり直しが減ります。権利の確認が取れていない写真やイラストの使用も差し戻しの理由になります。

LINE MUSICで配信する方法まとめ

LINE MUSICで配信した曲をヘッドホンとスマホで聴く様子

LINE MUSICで配信する方法について、押さえておきたい点を整理します。

  • LINEとつながっているため、音楽サービスを普段使わない層にも届きやすい
  • アーティストが直接登録する窓口はなく、配信代行サービスを経由する
  • 申し込む前に、配信先の一覧にLINE MUSICが含まれているかを確認する
  • 料金は年額方式と売上分配方式があり、1曲あたり年間1,500円前後が一つの目安
  • 音源はWAV形式、44.1kHz・16bit以上という条件が一般的
  • ジャケットは3000ピクセル四方の正方形で、URLや価格の文字は入れない
  • アーティスト名の表記は毎回そろえ、記録して使い回す
  • 申請から公開まで2週間から1か月程度かかるため、告知日程は後から組む
  • 公開後はリンクをまとめ、着信音の設定手順まで案内すると動いてもらいやすい

まずは配信代行サービスを2社ほど比べ、対応配信先と料金体系の表を作ってみてください。判断材料が並ぶと、迷う時間が一気に短くなります。

毎日配信をしても、お客さんは増えない。告知をしても、ライブの客席は空いたまま。新しい曲を作っても、誰にも届かない。

努力はしているのに、ほとんどの人が報われない。それが、多くのアーティストが直面している現実です。

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インディペンデントアーティスト編集部

「私たちは音楽を諦めない」というビジョンを掲げ、多様なジャンルのインディペンデントアーティストたちを紹介する オウンドメディアを運営しています。新たな才能を発掘し、アーティストの創造性を全面的に支援することで、 音楽の新しい形を創り出しています。マイクロライブ空間アプリ「コロム」運営。