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初めてのライブ物販!成功するためのポイントや手順を徹底解説!

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ライブ物販はアーティストとファンが直接交流できる数少ない場であり、上手に活用すれば収益の増加やファンの満足度の向上が期待できます。しかし、ライブ物販を成功させるには多くの準備と工夫が必要です。

本記事では、ライブ物販の基本とそのメリットをはじめ、効果的な商品選びのポイントや宣伝方法など、初めてのライブ物販を成功させるための具体的なポイントを詳しく解説します。

ライブ物販を成功させたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

ライブ物販の基本とメリット

具体的なポイントを学ぶ前に、まずはライブ物販の基本やメリットを学びましょう。

ライブ物販の全体像を把握することで、この後の解説をより深く理解できるようになります。

ライブ物販とは?

ライブ物販とは、アーティストがライブ会場でファンに向けてグッズを販売する活動です。Tシャツやタオル、CD、ポスターなど、さまざまな商品が用意されます。

重要なのは、ライブ物販は「単なる物品販売」ではなく「ファンとのつながりを深める重要な機会でもある」ということです。

ライブ物販を通してアーティストとファンが直接繋がることで、ライブの思い出をより深いものにし、ファンの満足度を向上させることができます。

メリット・重要性

ライブ物販の1つ目のメリットは「アーティストの大きな収入源になる」ということです。物販の売り上げは、場合によってはチケットの売り上げにも匹敵し、上手に活用すれば大幅に収益を増やすことができます。

さらに「ファンとのつながりを強めることができる」のも物販のメリットの1つです。ライブ物販は、アーティストとファンが直接交流できる数少ない場であり、またグッズをライブの思い出として持ち帰ってもらうことで、日常生活の中でもアーティストを感じてもらうことができます。

ライブ物販に必要な準備

ライブ物販を成功させるためには、事前に入念な準備をしておくことが欠かせません。

そこでここからはライブ物販に必要な準備を、物販計画時から当日必要な準備まで、丁寧に解説します。

チェックリストを作成

まずは、準備のためのチェックリストを作成してください。ライブ物販では必要な物品や工程が多岐に渡ります。事前にチェックリストを作成し、適宜確認することで、見落としやミスを大幅に減らすことができるでしょう。

以下の項目をもとに、必要に応じてアレンジしながらチェックリストを作成してください。

  • グッズの作成
  • 商品の価格設定
  • ポップや値札の準備
  • スタッフの配置と役割分担の決定
  • 決済システムの準備
  • ブースのレイアウトの作成

必要な物のリストアップ

次に、物販に必要なものをリストアップします。

物販をするために欠かせない、基本的なアイテムは以下の通りです。

  • 販売する商品
  • ポップや値札
  • 売り上げを保管するための入れ物
  • お釣りや袋などの消耗品

クレジットカード決済を導入する場合は、決済端末も準備しましょう。

余裕があればライブ限定のノベルティなどを用意しておくと、ファンの満足度が向上しやすくなります。

ブースの設置とレイアウト

ライブ当日になったら、ブースの設置とグッズのレイアウトを行いましょう。ブースはスタッフの動きやすさを考慮し、効率的に接客や販売ができるように設置します。

レイアウトは、テーブルや棚を使って高さや奥行きを出し、視覚的にインパクトのあるレイアウトにすると効果的です。また、商品の見やすさや手に取りやすさも考慮し、観客がスムーズに商品を選べるように配置すると、購買率が上がりやすくなります。

ライブ物販での商品作成のポイント

ライブ物販では、商品のレイアウトや接客も大切ですが、何よりもグッズ自体が魅力的でないと、購入してもらうのは難しいでしょう。

これから解説するポイントを参考にし、自分たちに合った魅力的な商品を作成してください。

トレンド・人気商品を調べる

売り上げを重視するなら、トレンドや人気商品を調べることは欠かせません。ライブに来るファンの傾向や好み、他のアーティストのグッズのなかでよく売れているものなどをリサーチしましょう。

実際に他のライブやイベントに足を運び、販売されている商品を参考にするのがおすすめです。また、SNSやアンケートを利用して、ファンに直接どんなグッズがほしいかをリサーチするのも良いでしょう。

もしすでにグッズを販売したことがあるなら、過去の売上データを分析するのも有効です。

オリジナルグッズのアイデアを考える

オリジナルグッズを考えるときは、アーティストの個性やメッセージを反映した商品にすることが重要です。

簡単に作れるものとしては、アーティストのロゴや写真を使用した、Tシャツやタオルなどがあります。

他には、日常生活で使える実用性のあるグッズもおすすめです。例えば、エコバッグやマグカップ、スマホケースなど日常的に使用できる商品は、ファンにとっては実用的であると同時に、アーティストとのつながりを普段から感じられるため喜ばれます。

季節やイベントに合わせて商品展開する

季節に合わせて商品展開すると、よりグッズを購入してもらいやすくなります。

例えば、夏のライブでは帽子やタオル、冬には手袋やマフラーといった季節感のある商品を作れば手に取ってもらいやすいでしょう。

また、特定のイベントにちなんだグッズもおすすめです。例えば、デビュー記念日やアルバム発売記念など、その日だけの限定商品を展開することで、希少性を高め、購買意欲をかきたてることができます。

ライブ物販の定番グッズ3選

ライブ物販のグッズは、慣れてくるとさまざまなものを作れますが、最初のうちは何を作ったらよいか悩んでしまうでしょう。

そこで、ライブ物販のなかでも特に人気の高い定番グッズを3つご紹介します。

それぞれのアイテムの魅力や用途について詳しく解説するので、自分たちに合ったグッズを選んでください。

タオル

ライブ会場は外よりも暑くなりやすく、またライブを見ていると汗をかきやすいため、アーティストグッズに限らずタオルは非常に重宝されるアイテムです。

なかには自分のタオルを持ってくるのを忘れてしまう人もいるため、ライブ会場で販売すれば購入されやすくなります。

汗を拭く以外にも応援グッズとして使えるなど、実用性に優れ需要の高いアイテムなので、何を販売したらよいかわからない場合は、まずタオルを販売してみると良いでしょう。

持ち運びが楽でかさばらないこともあり、複数枚購入する人も少なくありません。色違いやデザイン違いでさまざまなバリエーションを用意しておくと、まとめて買ってもらえる可能性もあります。

Tシャツ

Tシャツは、普段使いにはもちろん、ライブの日に着ればよりアーティストとの一体感を味わえることから、ライブ物販の中でも特に人気のあるアイテムです。

デザインや素材、サイズを豊富に用意しておけば、好みやファッションに合わせて選ぶことができ、幅広い層をターゲットにすることができます。

Tシャツは季節を問わず使えるため、レギュラーアイテムとして常に物販に並べておくと良いでしょう。

トートバッグ

トートバッグは、実用性とデザイン性を兼ね備えた人気アイテムです。

デザインやサイズ感でアーティストの個性を表現しやすく、タオルやTシャツよりも凝ったアイテムを作りたい場合にぴったりでしょう。

グッズを入れて持ち帰るのにも使えるため、他のグッズとセットにして販売するのもおすすめです。

重要!ライブ物販の価格設定の考え方

価格設定は、商品を購入してもらえるかどうかを決める大切なポイントです。商品価格は高すぎても安すぎてもいけません。

とはいえ、最初はどうやって価格を決めたらよいかわからないでしょう。

価格設定で大切な考え方を2つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。

価格設定の基準を学ぶ

価格設定にはいくつかの基準があります。

まず最初に考えるべき基準は、制作コストです。商品を作るための材料費や人件費、配送コストなどが制作コストに当たります。当たり前のことですが、販売価格が制作コスト以下になってしまうと赤字になるので、注意してください。

また、ターゲットとなるファンの購買力も重要です。ファンに学生が多い場合は比較的安価な商品が、ファンに社会人が多いならある程度高価格帯の商品でも、売れやすい傾向があります。

競合の価格を調査する

競合の価格調査は、適切な価格設定には欠かせません。まず、他のアーティストが販売しているグッズをリサーチしましょう。リサーチした商品を参考に、同じジャンルや似たような商品の価格帯を把握します。

次に、リサーチした商品と自分たちのグッズを比較しましょう。品質やデザイン、機能性などを比べて価格の調整をします。

さらに余裕があれば、割引や限定商品の考案など、競合に勝つための戦略を考えましょう。

ライブ物販を成功させるための7つのポイント

ただグッズを作成し、ライブ会場で販売するだけでは、なかなかグッズを買ってもらうことはできません。ライブ物販を成功させるためには、宣伝や接客の工夫が必要です。

そこでここからは、ライブ物販を成功させるためのポイントを7つに分けて解説します。

効果的な宣伝をする

商品を購入してもらうためには「どのような商品を販売しているのか」「商品の価格」「商品の特徴」「特典」などを知ってもらうことが大切です。

ライブ当日までにSNSなどを活用して、積極的に情報を発信しましょう。

グッズの制作段階で宣伝するのもおすすめです。制作過程を公開することで期待感をあおり、購買率を高めることができます。

また、ファンから直接ほしい商品やデザインの意見を募集するのも効果的です。ファンがどんなグッズを欲しがっているのかを知ることができますし、ファンとの距離を縮めるきっかけにもなります。

良い接客をする

接客のクオリティーを上げることも、ライブ物販を成功させるポイントの1つです。

まずはなによりも、丁寧で温かみのある接客を心がけましょう。アーティスト自身が接客をする場合は、サインや写真撮影などのサービスをするのも効果的です。

余裕があれば、混雑時でもスムーズに対応できるよう導線を意識してスタッフを配置すると、効率的でより良い接客がしやすくなります。

支払い方法を複数用意する

ライブ物販では「購入したかったのに使える決済手段がなくて、購入できなかった」というケースが発生することも少なくありません。支払い方法を複数用意することで、こうした機会損失を減らし、さらには購買意欲を高めることができます。

現金だけでなく、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済など、できるだけさまざまな支払い方法を用意しましょう。

割引や特典を活用する

割引は、購買意欲を高める有効な手段です。無理にする必要なありませんが、新しいグッズの販売時に早期購入割引をしたり、まとめ買い割引をしたりすると購買率が高まります。

また、特定の商品の購入者にはサインをしたり、写真撮影をしたりするといった特典も、購買意欲を高めるのに効果的です。

イベントごとに異なる特典を用意すれば、同じファンが何度もグッズを購入してくれる可能性もあります。

適切な在庫管理をする

在庫を大量に抱えてしまうと、保管スペースを確保しなければならなかったり、商品が古くなり価値が下がったりするため、在庫を抱えすぎるのはよくありません。反対に、よく売れている商品の在庫が足りないと、機会損失となってしまいます。

適切な在庫管理を行えば、こうした無駄を省くことができ効果的に売り上げを伸ばすことが可能です。

まずは、商品作成段階でどれだけ売れそうかをできるだけ正確に予想し、それに応じた在庫を確保するようにしましょう。商品作成後は、在庫の状態を常に把握するために、定期的な棚卸し作業を行うことも重要です。

そして、よく売れている商品は、適切なタイミングで商品を補充し、いつでも提供できるようにしておきましょう。

売り上げアップのためのトーク術を身に着ける

これまで解説してきた内容に比べて高度なスキルが必要ですが、トーク術を身に着ければ売り上げを大きくアップさせることが可能です。

とはいえ簡単に身に着けられるものではないため、ここでは簡単なポイントを解説します。まずは、商品の魅力をしっかりと理解しましょう。そのうえで、商品の魅力を短時間で的確に伝えられるよう話す内容を事前に練習しておきます。

そして接客の際は、相手の興味を引く話題や質問を適度に交えることで、ファンとの距離を縮め、購入のきっかけを作りましょう。ファンとの距離が縮まり、商品にも十分興味を持ってもらえたと感じたら、商品の購入を後押しする会話をしてください。

トークに関するテクニックはさまざまなものがあるので、本などで勉強しつつ、実際のライブ物販で練習し、少しずつ上達させていきましょう。

フォローアップをきちんとする

フォローアップをきちんと行い、顧客満足度を高めることができれば、リピーターが増加します。一度商品を売って終わりではなく、購入してくれたファンに対してフォローアップを行い、今後のライブでもまたグッズを購入してもらえるようにしましょう。

一番手軽にできるフォローアップの方法は、SNSでメッセージを送ることです。

ライブ後には、ライブの感想をSNSにアップしているファンもたくさんいるでしょう。そのなかからグッズを購入してくれているファンを見つけたら、リプライやダイレクトメッセージで感謝の気持ちを伝えてください。

個別にメッセージを伝えるのが難しい場合は、自身のアカウントでグッズを購入してくれたファンへの、感謝の投稿をするのもおすすめです。

大切なポイントを学んでライブ物販を成功させよう!

本記事では、ライブ物販の基本やメリット、ライブ物販を成功させるためのポイントについて解説しました。

ライブ物販は、アーティストにとって大きな収入源であり、またファンとの距離を近づける良い機会です。

ライブ物販を成功させるためには、事前に入念な準備を行い、魅力的なグッズを作り、価格設定や接客について学ぶことが欠かせません。

初めはなかなか上手くいかないかもしれませんが、本記事を参考に試行錯誤を繰り返し、ライブ物販を成功させましょう。

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インディペンデントアーティスト編集部
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「私たちは音楽を諦めない」というビジョンを掲げ、多様なジャンルのインディペンデントアーティストたちを紹介するオウンドメディアを運営しています。新たな才能を発掘し、アーティストの創造性を全面的に支援することで、音楽の新しい形を創り出しています。マイクロライブ空間アプリ「コロム」運営。
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