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ライブのリハーサルの流れを解説!用語やマナー・注意点を確認しておこう

chihiroblog

プロ、アマチュア問わずライブの前にはリハーサルが欠かせません。しかし、ライブをするのが初めてだと「何をしたらいいのか」や「どんな流れでするのか」が全くわかりませんよね。

そこで本記事では、ライブリハーサルの流れや注意点について詳しく解説します。

良いライブをするためにはリハーサルでしっかりと準備しておくことが大切です。本記事を最後まで読んで、リハーサルの全体像について学んでおきましょう。

ライブのリハーサルをする意味とは?

曲順などのライブの流れを確認する以外にも、リハーサルにはさまざまな意味があります。

リハーサルで確認する項目をまとめたので参考にしてください。

音量バランスの確認

各楽器の音量やバンドごとの音量のバランスを確認することは、リハーサルの主な目的の一つです。

ライブハウスはスタジオに比べて広く、いつもとは聞こえ方が大きく変わります。

いつも通りのセッティングをしてもイメージ通りの音にならないことが多いので、リハーサルでしっかりと音量の調整をしましょう。

ステージ上で聞こえる音(中音)の調整

ライブハウスには、客席に向けられたスピーカー以外にステージの内側に向いているスピーカーがあり、演者が自分たちの音を聴くために設置されています。

ここから聞こえる音を「中音」と呼び、中音の確認もリハーサルではとても大切なポイントです。中音がしっかりしていないと、自分の音や他のメンバーの音が聞こえにくく、演奏にも影響します。

「ボーカルの音量を大きく」や「ギターの音量を小さく」など、要望を伝えれば調整してもらえるので、積極的に活用しましょう。

客席で聞こえる音(外音)の調整

中音に対して、客席に向けられたスピーカーの音を「外音」と呼びます。

基本的にはライブハウスのPAスタッフが調整してくれますが、自分たちで観客席から確認し、調整してもらうことも可能です。その際は、ドラム以外の演奏しながら動き回れるメンバーが確認しにいきましょう。

ただし会場に観客が入ると聞こえ方は変わります。PAスタッフはそこまで計算して音を作ってくれるので、よっぽどのこだわりがなければPAスタッフに任せるのがおすすめです。

機材の確認

演奏だけでなく機材の状態も、リハーサルのうちに確認しておきましょう。

ギターやベースが使うケーブルは断線していないか、会場に置いてあるドラムセットはシンバルが割れていたりバスドラムのペダルが故障したりしていないかなど、自分の機材も会場の機材も確認しておいてください。

照明の確認

照明はライブの盛り上がりを左右する大切なポイントです。リハーサルでかならず確認し、要望があれば伝えておきましょう。

良い照明にしてもらうコツは、できるだけ覚えやすく要望を伝えることです。

複数のバンドが出演するライブでは、照明スタッフが全曲を把握することは難しいでしょう。

そのため、照明の色や曲の雰囲気などのイメージを覚えやすく簡潔にまとめ、セットリストなどにメモしておくとスタッフも対応しやすくなります。

ライブのリハーサルで最低限覚えておきたい用語

リハーサル中は、音楽業界特有の用語がたくさん使われます。スタッフと円滑にコミュニケーションをとったり、要望を伝えたりするために最低限の用語は覚えておくようにしましょう。

PA

PAは「Public Address」の略で、音響スタッフや音響設備を指します。音響スタッフを「PAさん」や「PAスタッフ」と呼ぶことも。

良いライブをするためにはPAスタッフの協力が欠かせないので、礼儀正しく積極的なコミュニケーションを心がけましょう。

SE

SEは「Sound Effect」の略で、アーティストが登場する際に流す音源を指します。

SEに使われる音源は、自分たちの曲や他のアーティストの曲、ナレーション、効果音などさまざま。

もしSEに使いたい曲がある場合は、CDやUSBなどに入れて事前にPAスタッフに渡しておきましょう。

返し

返しは、演奏者のためにステージ内に設置されたスピーカーや、そこから出る音を指します。

ステージ上にはボーカル用やギター用など複数の返しが設置されているので、PAスタッフに要望を伝えるときは「ボーカルの返しで、ギターの音量を上げてください」など、どの返しに何の音をどうしてほしいのか伝えるようにしましょう。

また返しのことをモニタースピーカーやモニター、コロガシと呼ぶこともあります。

中音・外音

中音・外音は、ステージ内の音もしくは客席に向けられた音を意味します。

すでに解説しましたが、中音は演奏者が演奏しやすいように設置された返しからの音で、外音は客席に向いたスピーカーの音です。

逆リハ・順リハ

「逆リハ」も「順リハ」もリハーサルの順番を意味する用語です。

逆リハなら本番の演奏順と逆の順番でリハーサルをします。例えば、本番の演奏順がA→B→C→Dならリハーサルの順番はD→C→B→Aです。

順リハの場合は、本番の演奏順通りにリハーサルをします。

ライブのリハーサル前にするべき準備

リハーサルが始まる前に「セットリスト」を記入してライブハウスに提出する必要があります。セットリストとは曲の演奏順を一覧にしてまとめたもの。

一般的にはアーティストがライブ中に演奏順を忘れないようにするためのメモとして使用されますが、リハーサルでも使用します。

リハーサル時に提出するセットリストには、曲順以外に各曲の曲調、音響・照明への要望を記入しましょう。

これらを記入しておくことでアーティストがもつ曲へのイメージをライブハウススタッフに共有しやすくなり、リハーサルがスムーズに進みます。

ライブのリハーサルの流れ

ここからはライブリハーサルの流れついて解説します。

細かいリハーサルの流れはライブによって異なりますが、おおまかな流れはどのライブでも同じです。

あらかじめライブリハーサルの流れを把握しておくと、初めてのライブでも安心してのぞめるでしょう。

セッティング

まず初めに、楽器のセッティングをします。

リハーサルとはいえ各バンドの持ち時間は決まっており、セッティングが遅いとその後のリハーサルに使える時間が減ってしまうのでご注意ください。

当たり前のことですが、遅刻はNGです。

各楽器のサウンドチェック

次に、楽器ごとのサウンドチェックをします。

PAスタッフから「ドラムの音をください」など指示があるので、それに従って各楽器のサウンドチェックをしていきましょう。

多くの場合、ドラム→ベース→ギターまたはキーボード→ボーカル・コーラスの順番でサウンドチェックをします。

バンド全体でのサウンドチェック

楽器ごとのサウンドチェックの次はバンド全体でのサウンドチェックです。

全員で合わせて演奏し、各楽器のバランスを調整します。そのためバンド全体のサウンドチェックで演奏するのは、全ての楽器が入っている曲がおすすめです。

このときステージでどの曲を演奏するか相談していると、時間がなくなってしまいます。リハーサルの前に「1曲目のサビ部分」など、全体でのサウンドチェックに使う曲をあらかじめ決めておきましょう。

曲のリハーサル

バンド全体でのサウンドチェックも完了したら、曲ごとのリハーサルを行います。

時間が十分にある場合は1曲目から全て通して演奏してもよいですし、時間がなければ特定の曲だけを演奏してもかまいません。

もし全ての曲を演奏する時間がない場合は、以下の基準で曲を選ぶのがおすすめです。

  • 演奏に不安のある曲
  • 特殊なエフェクトなど音量・音色が他の曲と大きく違う曲
  • 一番アピールしたい曲

事前にリハーサルしたい曲の優先順位をバンドで話し合っておくと、スムーズにリハーサルが進みます。

セッティングをメモする

リハーサルが終わったら、終了時のセッティングをメモしておきましょう。

特にギターやベースのアンプ、エフェクターのセッティングは、少しの違いで大きく音が変わるので、数値をメモしたり写真を撮ったりして、しっかりメモしておいてください。

ライブのリハーサルはいつから?

リハーサルの開始時間は、本番が何時から始まるかによって違います。例えばライブ本番が夜の場合は、昼過ぎからリハーサルをすることが多いです。

リハーサルを含めたライブ当日の流れは、ライブハウスから事前に送られてくるのでそれに従いましょう。

基本的には、自分たちの入り時間の10分前くらいに会場に着いておけば問題ありません。

ライブのリハーサルの順番は「逆リハ」が基本

リハーサルをする順番は、本番と逆の順番で行う「逆リハ」が基本です。

本番で最初に演奏するバンドが最後にリハーサルをすることになるので、リハーサルが終わったらそのままセッティングを残しておけることが逆リハのメリット。

反対にトリのバンドの拘束時間が長くなってしまうデメリットもあり、場合によっては順リハでリハーサルをすることもあります。

ライブのリハーサル時のマナーと注意点

マナーやルールをしっかり守っていないとリハーサルの質が悪くなり、ライブ本番にも影響してしまいます。

これから紹介するマナーと注意点を守り、気持ちよくライブができるよう心がけましょう。

スケジュールを守る

ライブはリハーサルから本番まで細かくスケジュールが決まっています。どこかでズレが生じると、以降のスケジュール全てに狂いが生まれライブ全体に影響する可能性が。

入り時間やセッティング時間など、演奏以外にかかる時間も計算に入れながらリハーサルするようにしてください。

事前にリハーサルで確認したいことや曲をバンドで決めておくと、余裕をもって行動できるのでおすすめです。

他の楽器の音量調整中は音を出さない

リハーサルの最初は楽器ごとのサウンドチェックです。自分以外のサウンドチェック時は、音を出さないようにしましょう。

チェックしたい楽器の音がよく聞こえなくなりますし、PAスタッフからの指示も聞こえにくくなるからです。

PAスタッフとコミュニケーションをとる

自分たちから声をかけ、積極的にコミュニケーションをとることも上手にリハーサルを進めるコツの一つです。

リハーサルの開始時と終了時に「よろしくお願いします」と挨拶するだけでも、会場の雰囲気は大きく変わります。

「本番と同じ音」で演奏する

リハーサルの目的は音量や音色を確認し、調整することです。そのためできるだけ本番と同じ音で演奏することが大切です。

ここでいう「本番と同じ音」とは、セッティングだけではありません。声の張り方やピッキングの強さ、ドラムの叩き方など演奏の仕方も含まれます。

本番はどうしても力が入りやすく全く同じように演奏するのは簡単ではありませんが、できるだけ本番をイメージしながら演奏するようにしましょう。

セッティングは必ずメモをする

どれだけリハーサルで良い音が作れても、本番で再現できなければ意味がありません。そのためリハーサル終了後は、楽器のセッティングを必ずメモしてください。

メモの方法は手書きでも写真でもなんでも大丈夫です。

良いライブをするためにはリハーサルが欠かせない

リハーサルはただ本番の流れを確認する時間ではなく、本番のクオリティをより上げるための時間です。

各楽器の音作りからSEや照明といった演出、中音・外音の調整などひとつひとつを丁寧に確認していくことで間違いなくライブのクオリティは上がります。

本記事を参考に、質の高いリハーサルができるよう準備していきましょう。

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インディペンデントアーティスト編集部
インディペンデントアーティスト編集部
「私たちは音楽を諦めない」というビジョンを掲げ、多様なジャンルのインディペンデントアーティストたちを紹介するオウンドメディアを運営しています。新たな才能を発掘し、アーティストの創造性を全面的に支援することで、音楽の新しい形を創り出しています。マイクロライブ空間アプリ「コロム」運営。
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