弾き語りギターの選び方|初心者から本番まで使える1本を見つけよう
2026/06/28(更新 2026/10/01)
弾き語り用のギターは、ライブ出演を視野に入れているならエレアコ、自宅練習から始めるなら生のアコースティックギターです。ボディサイズは迷えばドレッドノート、小柄な方はミディアムサイズ、弦は一般的なポップス系ならスチール弦が基本になります。
価格の目安は、入門・自宅練習用が1〜3万円台、弾き語りライブへの出演を視野に入れるなら3〜7万円台です。
この記事では、生ギターとエレアコの違い、ボディサイズごとの弾きやすさと音の印象、弦の種類、予算と購入場所の考え方を順にまとめました。
この記事の結論
- 弾き語りライブへの出演を視野に入れているならエレアコ。生音でも演奏できるため「自宅練習はそのまま、本番はつないで使う」という形が取れ、後から買い直す手間が省けます。
- ボディサイズで迷ったらドレッドノート。ストロークで弾くスタイルに向き、初心者向けモデルも豊富です。
- 体格が小さめの方や、指弾きとストロークを混ぜるスタイルにはミディアムサイズ・グランドオーデトリアムが候補になります。
- 一般的なポップス系の弾き語りにはスチール弦が基本。ナイロン弦はクラシックやボサノバ向きで、ネック幅が広めです。
- 予算は入門・自宅練習用が1〜3万円台、ライブ出演を視野に入れるなら3〜7万円台、本格的な活動と録音を見据えるなら7万円以上が目安。
- 安価すぎるモデルはチューニングが安定しにくく、音程がずれたまま練習を続けるおそれがあります。試奏が難しければ、購入後にナット・サドルの調整を依頼してください。
アコースティックギターとエレアコ、どちらを選ぶ?

弾き語り用のギターを選ぶ際、まず最初に直面するのがこの選択です。
アコースティックギター(生ギター)
アンプやピックアップなどの電気系統を必要とせず、ボディの共鳴だけで音を出すギターです。自宅練習や小さな会場でのパフォーマンスには、生の音が空間に溶け込みやすく、温かみのある音色が魅力です。
価格帯も幅広く、初心者向けのモデルであれば1〜3万円台から選べます。ライブ活動を想定していない段階や、まず弾き語りの練習を積みたい方には、シンプルなアコースティックギターから始めるのがよいでしょう。
エレアコ(エレクトリックアコースティックギター)
ボディにピックアップ(マイク機能)が内蔵されており、アンプやPAシステムに接続して音を出力できるギターです。ライブハウスやホール、オンラインライブなど、マイクスタンドが使いにくい場面でも安定したサウンドを届けられます。
生音でも演奏できるため「自宅練習はそのまま、本番はつないで使う」という使い方ができるのが強みです。つなぐ先の選び方はライブアンプの選び方で扱っています。
弾き語りライブへの出演を視野に入れているなら、エレアコを選んでおくと後から買い直す手間が省けます。
迷ったときの目安: – 自宅練習・弾き語り入門が目的 → アコースティックギター – ライブ・弾き語り活動を早めに始めたい → エレアコ
ボディサイズで変わる、弾きやすさと音の印象

ギターのボディサイズは見た目だけでなく、演奏のしやすさと音量・音色に直接影響します。
ドレッドノートサイズ
弾き語りギターとして最もポピュラーなサイズです。ボディが大きめで音量・音の迫力があり、ストロークで弾くスタイルに向いています。
弾き語りで使うアーティストが多く、初心者向けモデルも豊富です。
体格が小さめの方や女性には、少し大きく感じることもあります。試奏できる環境であれば、座って抱えたときの安定感を確認するとよいでしょう。
ミディアムサイズ・グランドオーデトリアム
ドレッドノートより細身のウエスト形状で、ボディを抱えやすく長時間の演奏でも疲れにくい特徴があります。音はやや細身ながらバランスが取れており、指弾きとストロークを混ぜるスタイルにも向いています。
小柄な方や、繊細な表現を大切にしたいアーティストにもおすすめです。
ミニギター・トラベルサイズ
持ち運びやすさを重視したコンパクトなモデルです。自宅練習や旅先での使用には便利ですが、音量が小さくライブには向かないケースが多いです。
「家の中でさらっと練習したい」という目的に限定して選ぶのがよいでしょう。
弦の種類と、音色・演奏感の違い

ギターの弦には大きく分けて「スチール弦」と「ナイロン弦」の2種類があります。弾き語りで使うアコースティックギターの大半はスチール弦ですが、両者の違いを知っておくと選択の幅が広がる形です。
スチール弦(金属弦)
明るく張りのある音が特徴で、ポップス・フォーク・ロック系の弾き語りに向いています。弦のテンション(張力)が強いため、弾き始めのうちは指先が痛くなることもありますが、慣れると問題なくなります。
弾き語りギターとして「スタンダードに選ぶ」という場合はスチール弦のアコースティックギターが基本です。交換の目安はアコギの弦交換のタイミングにまとめました。
ナイロン弦(クラシックギター)
クラシック音楽やボサノバ、フラメンコなどのスタイルに用いられる弦です。柔らかく温かみのある音色が特徴で、指先への負担が少ないため、入門としての敷居は低め。
ただし、ネックの幅がスチール弦のギターより広めなので、コードを押さえるのに指が届きにくいと感じる方もいます。
クラシック・ジャズ系の弾き語りを目指す方には向いていますが、一般的なポップス系の弾き語りにはスチール弦のほうが馴染みやすいでしょう。
予算と購入場所の考え方

予算の目安
| 用途 | 目安価格帯 |
|---|---|
| 入門・自宅練習用 | 1〜3万円台 |
| 弾き語りライブへの出演を視野に | 3〜7万円台 |
| 本格的な活動・録音を見据えて | 7万円以上 |
入門用であっても、あまりに安価なモデルはチューニングが安定しにくく、音程がずれたまま練習を続けてしまうリスクがあります。1〜2万円台でも国内外の信頼できるメーカーのモデルを選ぶことで、練習の質が上がります。
試奏できる環境で選ぶ
可能であれば、楽器店で実際に手に取って試奏するのがおすすめです。ネット通販は価格が手ごろな反面、手元に届いたときの弾き心地が想像と違う場合があります。
1本決まったら、次は使う場面の準備です。録音はアコースティックギターを自宅で録音する方法、ライブの曲順はアコースティックライブの構成術で扱っています。
試奏が難しい場合は、購入後にリペアショップや楽器店でナット・サドルの調整(セットアップ)を依頼するとよいでしょう。数千円の費用で弾きやすさが変わることがあります。
セットモデルの活用
ギター本体にチューナー・カポタスト・ピックなどが同梱されたセットモデルは、何を揃えるべきかわからない初心者に向いています。ただしセット付属のアクセサリは品質が低いことも多いため、慣れてきたら個別に揃え直すとよいでしょう。
よくある質問
弾き語りにはアコースティックギターとエレアコのどちらがよいですか?
弾き語りライブへの出演を視野に入れているならエレアコです。ボディにピックアップが内蔵され、アンプやPAシステムに接続して音を出力できるため、マイクスタンドが使いにくい場面でも安定したサウンドを届けられます。
生音でも演奏できるので、自宅練習はそのまま、本番だけつないで使う形が取れます。自宅練習と弾き語り入門が目的なら、シンプルなアコースティックギターから始めて構いません。
ボディサイズはどう選べばよいですか?
迷ったらドレッドノートサイズです。ボディが大きめで音量と音の迫力があり、ストロークで弾くスタイルに向き、初心者向けモデルも豊富です。
体格が小さめの方には少し大きく感じる場合があり、その場合はミディアムサイズ・グランドオーデトリアムが候補。ドレッドノートより細身のウエスト形状で、長時間の演奏でも疲れにくい特徴があります。
ミニギターは弾き語りに使えますか?
自宅練習や旅先での使用には便利ですが、音量が小さくライブには向かないケースが多いです。「家の中でさらっと練習したい」という目的に限定して選んでください。
スチール弦とナイロン弦はどちらを選びますか?
一般的なポップス系の弾き語りにはスチール弦が基本です。明るく張りのある音が特徴で、ポップス・フォーク・ロック系に向きます。
ナイロン弦はクラシック音楽やボサノバ、フラメンコで使われ、柔らかく温かみのある音色と指先への負担の少なさが特徴。ただしネックの幅がスチール弦のギターより広めなので、コードを押さえるのに指が届きにくいと感じる方もいます。
弾き語りギターの予算はいくらが目安ですか?
入門・自宅練習用なら1〜3万円台、弾き語りライブへの出演を視野に入れるなら3〜7万円台、本格的な活動や録音を見据えるなら7万円以上が目安です。
入門用でも安価すぎるモデルはチューニングが安定しにくく、音程がずれたまま練習を続けてしまうおそれがあります。1〜2万円台でも、国内外の信頼できるメーカーのモデルを選んでください。
通販で買っても大丈夫でしょうか?
可能であれば楽器店で試奏するのがおすすめです。通販は価格が手ごろな反面、手元に届いたときの弾き心地が想像と違う場合があります。
試奏が難しいなら、購入後にリペアショップや楽器店でナット・サドルの調整を依頼する手があります。数千円の費用で弾きやすさが変わることがあります。
チューナーやカポが付いたセットモデルはどうですか?
何を揃えるべきか分からない段階には向いた選択です。ギター本体にチューナー・カポタスト・ピックなどが同梱されているため、買い足しを考えずに始められます。
ただし付属のアクセサリは品質が低いことも多いため、慣れてきたら個別に揃え直すとよいでしょう。
まとめ:弾き語りギター選びのポイント
本記事で解説したポイントを整理します。
– アコースティック vs エレアコ:ライブを見据えるならエレアコが使いやすい – ボディサイズ:迷えばドレッドノートから。小柄な方はミディアムサイズも検討を – 弦の種類:一般的な弾き語りにはスチール弦が基本 – 予算:ライブ活動を想定するなら3〜7万円台が現実的 – 購入方法:できれば試奏、難しければセットアップを依頼する
1本のギターを手にしてから、弾き語りの活動は始まります。「どれにしようか」と迷っている時間も、音楽への気持ちが育っている時間です。
自分の手に合う1本を見つけて、ぜひ弾き語りの世界に踏み出してみてください。
毎日配信をしても、お客さんは増えない。告知をしても、ライブの客席は空いたまま。新しい曲を作っても、誰にも届かない。
努力はしているのに、ほとんどの人が報われない。それが、多くのアーティストが直面している現実です。
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インディペンデントアーティスト編集部
「私たちは音楽を諦めない」というビジョンを掲げ、多様なジャンルのインディペンデントアーティストたちを紹介する オウンドメディアを運営しています。新たな才能を発掘し、アーティストの創造性を全面的に支援することで、 音楽の新しい形を創り出しています。マイクロライブ空間アプリ「コロム」運営。