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初ライブの準備を徹底解説!出演が決まってから当日までにやることリスト

出演が決まった瞬間はうれしくても、翌日には不安のほうが大きくなっているかもしれません。何曲やればいいのか、機材は何を持っていくのか、そもそも当日は何時に行けばいいのか。

周りに経験者がいれば聞けますが、一人で活動していると、聞ける相手すら見つからないという状況も起こります。

インターネットで調べても、バンド向けの情報と弾き語り向けの情報が混ざっていて、自分に当てはまる部分が分かりにくいと感じた方もいるでしょう。

そこで本記事では、初ライブの準備を、出演が決まった直後の確認から当日の本番、そして終演後にやることまで順を追って解説します。

この記事の結論

  • 最初に確認するのは5点。持ち時間が転換込みか演奏のみか、ノルマと精算の条件、会場の機材表、入り時間とリハーサルの順番、当日の連絡先です。
  • 「30分」が転換込みなら、実際に演奏できるのは20分前後と考えてください。
  • セットリストは1曲4分、MC1分で計算します。演奏20分なら4曲とMC2回で18分。残りは緊張による巻きとトラブルの余白にします。
  • 1曲目は最も演奏し慣れた曲、最後は一番伝えたい曲。記憶に残るのは最初と最後です。
  • 本番の3週間前までに曲を確定し、2週間前から通し練習と録音の聴き返しを増やします。
  • 消耗品の予備は必須です。弦、ピック、シールド、スティック、リード、電池。これがあるかで演奏を続けられるかが決まります。
  • 告知は決定直後から段階的に。SNSの投稿は思っているほど見られていないので、来てほしい人には個別に連絡してください。

出演が決まったら最初に確認すること

musician reading email calendar (Photo: RDNE Stock project / Pexels)

準備の質は、最初に集めた情報の量で決まります。ここを曖昧にしたまま練習を始めると、後から作り直しになります。

持ち時間は、転換込みか演奏のみかを必ず確認してください。「30分」と言われても、機材の準備と片付けを含むのか、音が出ている時間だけを指すのかで、組める曲数が変わります。

転換込みの30分であれば、実際に演奏できるのは20分前後と考えるほうが安全でしょう。

チケットのノルマと精算の仕組みも、早い段階で聞いておきましょう。何枚まで自己負担が発生するのか、当日に現金が必要になるのかは、金銭面の計画に直結します。

会場や主催者によって条件は異なり、変更される可能性もありますので、書面かメールで残る形で確認しておくと安心です。

ノルマの仕組みそのものはライブハウスのノルマとは?で扱っています。

会場に用意されている機材の一覧を取り寄せてください。多くのライブハウスは公式サイトに機材表を掲載しており、アンプ、ドラムセット、マイクの本数などが記載されています。

何が借りられるかが分かれば、自分で運ぶ荷物が確定します。持ち込みの可否はライブハウスへの機材持ち込みにまとめてあります。

入り時間とリハーサルの順番も押さえておきましょう。出演者全員が集まる時間が指定される場合と、出番の1時間前でよい場合があります。

仕事や家庭の予定と調整する必要がありますので、分かった時点で家族や職場に共有しておくと動きやすくなります。

当日の連絡先を控えておくことも忘れないでください。電車の遅延や体調の急変は誰にでも起こります。

持ち時間から逆算するセットリストの組み方

handwritten setlist paper (Photo: Didi Lecatompessy / Pexels)

情報が揃ったら、次は演奏する曲を決めます。ここは気持ちで選ぶより、時間で組み立てるほうがうまくいきます。

持ち時間ごとの組み方を並べます。

与えられた時間 転換込みの場合の演奏時間 曲数の目安 MCの回数
20分 12〜15分 3曲 1回
30分 20〜25分 4〜5曲 2回
40分 30〜35分 7〜8曲 2〜3回

1曲4分、MC1分、転換に5分から10分という見積もりで計算した目安です。曲の長さによって前後します。

1曲あたり4分、MCを1分と見積もると計算しやすくなります。演奏20分の枠であれば、4曲にMCを2回で18分ほど。

残りの2分は、緊張による巻きや機材トラブルの余白として空けておきましょう。

1曲目には、最も演奏し慣れた曲を置きましょう。初めてのステージでは、1曲目の記憶がほとんど残らないほど緊張します。

体が勝手に動く曲であれば、演奏しながら会場の空気に慣れる時間が作れます。

最後の曲は、一番伝えたい曲にします。お客さんの記憶に残るのは、最初と最後です。

オリジナル曲がある方は、名刺代わりになる1曲をここに置くと、終演後に声をかけてもらえる確率が上がります。

テンポと曲調の並びにも気を配りましょう。同じテンポのミドルテンポが3曲続くと、聴いている側は違いを感じ取れなくなります。

速い曲と静かな曲を交互に置くだけで、20分の体感が大きく変わります。

カバー曲を入れるかどうかは、会場の性質で判断します。オリジナル中心のイベントであれば1曲程度に留めるほうが自然でしょう。

曲順を決めたら、その順番で通し練習を行ってください。曲単位では弾けても、続けて演奏すると息が上がったり、チューニングの間が空きすぎたりします。

並びの問題は、通してみないと見えてきません。曲順の設計はライブのセトリ・セットリストとは?も参考になります。

本番までの練習計画の立て方

guitarist practicing at home (Photo: Ketut Subiyanto / Pexels)

限られた時間の中で練習するからこそ、計画が効いてきます。残り日数から逆算して進めましょう。

本番の3週間前までに、演奏する曲を確定させます。ここから先で曲を差し替えると、仕上がりが間に合いません。

迷っている曲があれば、この段階で外す判断をしておくほうが結果的に良い演奏になります。

2週間前からは、通し練習の比率を上げていきましょう。部分練習だけを繰り返しても、本番で起こる問題は洗い出せません。

週に2回でも、頭から最後まで止まらずに演奏する時間を確保します。

録音して聴き返す工程を、必ず入れてください。スマートフォンで録るだけで構いません。

演奏している最中には気づけないテンポの走りや、音程の癖が、驚くほどはっきり分かります。

MCも練習の対象に含めましょう。本番で最も焦るのは、演奏ではなく曲間の沈黙です。

話す内容を一言一句覚える必要はありませんが、話す項目だけは決めておくと言葉が出てきます。

1週間前は、仕上げより体調管理を優先します。この時期に新しい練習を詰め込むと、疲労が抜けないまま当日を迎えます。

喉を使う方であれば、前日は軽く声を出す程度に留めるほうが良い状態を保てるでしょう。

通し練習は、立って行うことをおすすめします。座って練習した曲を立って演奏すると、姿勢も呼吸も変わります。

可能であれば、靴を履き、当日と同じ立ち位置を想定して動いてみてください。

機材と持ち物の準備

guitar cables pedals bag (Photo: gato nostalgico / Pexels)

当日の朝に慌てないよう、荷物は数日前に一度まとめてしまいましょう。忘れ物の大半は、直前の詰め込みから生まれます。

楽器と、その予備の消耗品が最優先です。弦、ピック、シールド、スティック、リードといった品目は、本番で切れる、落とす、断線するといった事態が珍しくありません。

予備を持っているかどうかで、その日の演奏が続けられるかが決まります。

電源まわりは、多めに用意しておくと安心です。エフェクターを使う方は電源アダプターと延長タップを、ワイヤレス機器を使う方は新品の電池を持っていきましょう。

ステージ上のコンセント位置は会場によって異なるため、3メートル程度のケーブルがあると対応の幅が広がります。

チューナーも忘れないでください。会場は騒がしく、耳だけでのチューニングは困難です。

クリップ式のものがあれば、袖でも合わせられます。

紙のセットリストを、人数分より多めに印刷しましょう。自分の足元、PAの卓、共演者への共有と、複数枚あると動きが滑らかになります。

曲名だけでなく、キーやテンポ、MCを入れる位置も書き込んでおくと役立ちます。

衣装と靴は、前日までに一度着てみてください。ステージ照明の下では、思ったより汗をかきます。

動きにくい服や、滑る靴は、その場になってから気づいても対処できません。

タオル、飲み物、現金という基本の3点も、荷物に加えておきましょう。ドリンク代が現金のみという会場もあります。

集客と告知の進め方

phone posting concert flyer (Photo: Luis Quintero / Pexels)

初めてのライブで最も気が重いのが、この部分かもしれません。数を追うより、確実に来てもらえる形を作りましょう。

告知は、出演が決まった直後から始めます。1週間前に一度投稿するだけでは、予定を空けてもらう時間が足りません。

決定の報告、日程の詳細、1週間前、前日と、段階を分けて伝えていくほうが届きます。

個別に連絡することを、面倒がらないでください。SNSの投稿は、思っているほど見られていません。

来てほしい相手にはメッセージで直接伝え、「予定が合えばで大丈夫」と添えておくと、相手も受け取りやすくなります。

告知に入れる情報は、5つに絞りましょう。日付、開演時間、会場名、チケット代、そして自分の出番の時間。

この5点が1つの画像や文面に収まっていると、受け取った側が判断しやすくなります。画像の作り方はライブフライヤーの作り方にまとめました。

初回は、人数の目標を低めに置いて構いません。5人に来てもらえれば、そこから次につながります。

客席が埋まらなかったこと自体より、来てくれた人に何を渡せたかのほうが、後の活動に効いてきます。

会場が近い人だけに声をかけるという考え方も現実的です。遠方の知人に無理を頼むより、通える範囲の友人や職場の同僚に絞るほうが、実際の来場につながります。

当日に配れるものを、1つ用意しておきましょう。音源のリンクを載せた小さなカードでも十分です。

演奏を聴いてもらった直後は、最も関心が高い瞬間ですので、次に触れてもらう手段を渡しておく価値があります。

リハーサルで伝えること、当日の流れ

soundcheck empty stage microphone (Photo: Clement Lepetit / Pexels)

会場に着いてからの動きが分かっていれば、緊張の質が変わります。おおよその流れを頭に入れておきましょう。

入り時間に着いたら、まず受付とあいさつを済ませます。スタッフの方に名前と出演順を伝え、荷物の置き場と楽屋を確認します。

共演者へのあいさつも、この時間に済ませておくと後が楽になります。

サウンドチェックでは、遠慮せずに希望を伝えてください。進め方はライブハウスの音響打ち合わせで詳しく扱っています。

返しのスピーカーから何を大きくしてほしいのかを言葉にします。

「自分の声をもう少し」「ギターを少し下げてください」といった具体的な要望のほうが、PAの方も対応しやすくなります。

確認すべきは、自分が演奏できる状態かどうかという1点です。客席にどう聞こえるかはPAの担当範囲ですので、そちらは任せて構いません。

自分の音が聞こえないまま本番に入ると、音程もリズムも乱れます。

リハーサルでは、1曲を頭から通す必要はありません。時間が限られていますので、音量差の大きい部分や、曲の頭だけを確認する形が一般的です。

声を張る曲のサビを一度出しておくと、本番での違和感が減ります。

立ち位置とマイクの高さも、この時間に決めておきましょう。本番で調整すると時間を取られますし、姿勢が崩れたまま演奏することになります。

リハーサル後から本番までの時間の使い方も考えておきます。何時間も空く場合は、一度会場を出て食事を済ませ、開演の30分前には戻る流れが落ち着きます。

本番での心構えと、終演後にやること

singer performing small venue (Photo: Ivan S / Pexels)

準備を尽くしても、当日は何かしら想定外のことが起こるものです。それを前提にしておくと、慌てずに済みます。

間違えても、止まらずに続けてください。演奏者が思うほど、客席はミスに気づいていません。

表情を変えずに次の小節へ進めば、聴いている側に残るのは曲の流れだけです。

緊張は、消そうとするより受け入れるほうが楽です。手が震えるのも、声が上ずるのも、初めてであれば自然な反応といえます。

演奏前に息を長く吐く、肩を一度上げて落とすといった動作だけでも、体の力は抜けていきます。

MCでは、来てくれたことへのお礼を最初に置きましょう。話す内容に迷ったら、曲を作ったきっかけや、その日の会場で感じたことを一言添えるだけで十分です。

うまく話すことより、伝わることを優先します。

終演後は、来てくれた人に直接お礼を伝えてください。物販の場所に立つか、出口の近くで待つか、いずれかの形で顔を合わせる時間を作ります。

この数分の会話が、次のライブに来てもらえるかを左右します。

その日のうちに、SNSでお礼の投稿を出しておきましょう。写真が1枚あれば十分です。

来られなかった人にも活動が伝わり、次の告知が届きやすくなります。

振り返りは、翌日までにメモへ残します。曲順、MCの長さ、緊張した場面、忘れた持ち物。

記憶が新しいうちに書いておくと、2回目の準備が驚くほど短時間で済むようになります。

よくある質問

出演が決まったら最初に何を確認すればよいですか?

5点です。持ち時間が転換込みか演奏のみか、チケットのノルマと精算の仕組み、会場に用意されている機材の一覧、入り時間とリハーサルの順番、当日の連絡先。

とくに持ち時間は重要です。「30分」が機材の準備と片付けを含むのか、音が出ている時間だけを指すのかで、組める曲数が変わります。

転換込みの30分なら、演奏できるのは20分前後と考えてください。

何曲演奏すればよいですか?

1曲4分、MC1分で計算します。演奏20分の枠なら4曲にMCを2回で18分ほど。

残りの2分は、緊張による巻きや機材トラブルの余白として空けておきます。

時間を使い切る構成にしないことがコツです。1曲目には最も演奏し慣れた曲を置き、最後は一番伝えたい曲にしてください。

記憶に残るのは最初と最後です。

練習はどう進めればよいですか?

本番の3週間前までに曲を確定させます。ここから先で差し替えると仕上がりが間に合いません。

2週間前からは通し練習の比率を上げ、録音して聴き返す工程を入れてください。スマートフォンで録るだけで、テンポの走りや音程の癖がはっきり分かります。

1週間前は仕上げより体調管理を優先します。

何を持っていけばよいですか?

楽器と、その予備の消耗品が最優先です。弦、ピック、シールド、スティック、リード。

本番で切れる、落とす、断線する事態は珍しくありません。

加えて電源アダプターと延長タップ(3メートル程度)、新品の電池、チューナー、紙のセットリストを人数分より多めに。衣装と靴は前日までに一度着てみてください。

タオル、飲み物、現金も忘れずに。

集客はどうすればよいですか?

告知は出演が決まった直後から始め、決定の報告、日程の詳細、1週間前、前日と段階を分けて伝えます。

SNSの投稿は思っているほど見られていません。来てほしい相手にはメッセージで直接伝え、「予定が合えばで大丈夫」と添えてください。

告知に入れる情報は日付、開演時間、会場名、チケット代、自分の出番の時間の5つに絞ります。初回は5人に来てもらえれば次につながります。

本番でミスしたらどうすればよいですか?

止まらずに続けてください。演奏者が思うほど、客席はミスに気づいていません。

表情を変えずに次の小節へ進めば、聴いている側に残るのは曲の流れだけです。緊張は消そうとせず受け入れるほうが楽になります。

演奏前に息を長く吐く、肩を一度上げて落とすといった動作でも、体の力は抜けていきます。

初ライブの準備まとめ

musician thanking audience stage (Photo: Jacob  Yavin / Pexels)

初ライブの準備について、押さえておきたい点を整理します。

  • 持ち時間が転換込みかどうか、ノルマと精算の条件を最初に確認する
  • 会場の機材表を取り寄せ、自分で運ぶ荷物を確定させる
  • 1曲4分、MC1分で計算し、時間を使い切らない構成にする
  • 1曲目は最も慣れた曲、最後は一番伝えたい曲を置く
  • 3週間前に曲を確定し、2週間前から通し練習と録音の聴き返しを増やす
  • 弦やピック、電池などの消耗品は予備を必ず持っていく
  • 告知は決定直後から段階的に行い、来てほしい人には個別に連絡する
  • サウンドチェックでは、自分が演奏できる状態かどうかだけを伝える
  • 終演後は直接お礼を伝え、翌日までに振り返りをメモへ残す

まずは、主催者へ持ち時間と機材の確認メールを1通送ってみてください。この1通で、準備すべきことの半分が見えてきます。

毎日配信をしても、お客さんは増えない。告知をしても、ライブの客席は空いたまま。新しい曲を作っても、誰にも届かない。

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