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ライブグッズ自作の方法!個人アーティストでもできるデザインと制作

ライブグッズの自作は、単価が安く失敗しても損失の小さいものから始めます。ステッカー、缶バッジ、ポストカードの3つが入り口です。

種類は2つか3つに絞ってください。並べる商品が多すぎると購入者が迷い、在庫管理も煩雑になります。

価格は原価の2倍から3倍が目安です。

この記事ではアイテムの選び方、デザインの基本、制作サービスの選び方、価格設定、在庫を抱えない工夫、会場とオンラインでの売り方をまとめました。

この記事の結論

  • 最初に作るのは、単価が安く失敗しても損失の小さいものです。ステッカー、缶バッジ、ポストカードが入り口になります。
  • 種類は2つか3つに絞ってください。並べる商品が多すぎると購入者が迷い、在庫管理も煩雑になります。
  • デザインはシンプルに、色数は2色から3色へ。要素を詰め込むと、小さく印刷したときに読めなくなります。
  • 無料ツールの素材とフォントは、商用利用の規約を必ず確認しましょう。そのまま商品化できない場合があります。
  • 発注はライブの2週間から1ヶ月前までに。サンプルを1個作って確認できる業者だと、失敗を防げます。
  • 価格は原価の2倍から3倍が目安。500円、1,000円といった区切りの良い金額にすると、購入の判断もお釣りの用意も楽になります。

最初に作るべきグッズ

stickers badges merchandise table (Photo: Viridiana Rivera / Pexels)

いきなりTシャツを100枚作るのは、賢明ではありません。単価が安く、失敗しても損失が小さいものから始めましょう。

ステッカーは、最も始めやすいアイテムです。1枚あたりの原価が数十円から数百円で、100枚作っても大きな負担になりません。

かさばらず、持ち運びも簡単です。

缶バッジも定番です。制作費が安く、複数の絵柄を作りやすい点が利点です。

ライブで身につけてもらえると、可視化された応援になります。

ポストカードは、写真やアートワークをそのまま使えます。原価が低く、購入特典として配ることもできます。

キーホルダーは、日常的に持ち歩いてもらえるアイテムです。アクリル素材のものが人気で、小ロットでの制作にも対応している業者があります。

タオルは、単価がやや上がりますが、ライブで使ってもらえる実用性があります。

Tシャツは、収益性が高い一方でリスクも大きくなります。サイズ展開が必要で、在庫が残りやすいアイテムです。

慣れてから挑戦しましょう。

アイテムごとの特徴を整理すると、次のようになります。

アイテム 原価の目安 向いている理由 押さえておきたい点
ステッカー 1枚数十円から数百円 最も始めやすく、かさばらない 100枚作っても負担が小さい
缶バッジ 安い 複数の絵柄を作りやすい 身につけてもらうと応援が可視化される
ポストカード 低い 写真やアートワークをそのまま使える 購入特典としても配れる
キーホルダー 中程度 日常的に持ち歩いてもらえる 小ロット対応の業者を選ぶ
タオル やや高い ライブで使ってもらえる実用性 単価が上がるぶん発注数に注意
Tシャツ 高い 収益性が高い サイズ展開が必要で在庫が残りやすい

物販全体の組み立ては、初めてのライブ物販にまとめました。

最初は2種類か3種類に絞ることをおすすめします。並べる商品が多すぎると、購入者が迷います。

また、在庫管理も煩雑になります。

デザインの考え方

graphic design sketch tablet (Photo: Michael Burrows / Pexels)

何をデザインするか

アーティスト名やロゴを使うのが基本です。名前が残るものは、後から見返したときに誰のグッズか分かります。

アートワークを流用する方法もあります。ジャケットのデザインをそのままグッズにすれば、統一感が生まれます。

歌詞やフレーズを使うのも効果的です。自分の楽曲の中から印象的な一節を選べば、ファンにとって意味のあるものになります。

イラストや写真も選択肢です。ただし、自分で撮影・制作したものか、権利が明確なものに限ります。

デザインの基本

シンプルなほうが失敗しません。要素を詰め込むと、小さく印刷したときに何も読めなくなります。

色数を絞ることも重要です。印刷方式によっては、色数が増えると費用が上がります。

2色から3色で構成すると、費用面でも見た目でも整います。

背景と文字のコントラストを確保してください。淡い色同士だと、離れたときに読めません。

実際のサイズで確認する習慣を持ちましょう。画面上で作業していると大きく見えますが、缶バッジは直径数センチです。

印刷して手に持ってみると、印象が変わります。

使えるツール

無料のデザインツールでも作れます。テンプレートが用意されており、グッズ用のサイズも選べます。

操作の手順は、Canvaのアーティスト活用術で解説しました。

注意点として、ツール内の素材をそのまま商品化することは、規約で制限されていることもあるため注意が必要です。販売するグッズに使う場合は、必ず利用規約を確認してください。

フォントのライセンスも同様です。商用利用が認められているフォントかどうかを確認しましょう。

入稿データの形式は業者ごとに異なります。PNG形式で受け付けてくれるところもあれば、専用の形式を求められることもあります。

発注前に確認が必要です。

制作サービスの選び方

printing production workshop (Photo: HONG SON / Pexels)

グッズを実際に作る方法は、大きく2つに分かれます。

小ロット対応の制作業者

1個から作れるサービスもあります。在庫リスクがほぼゼロになる一方、1個あたりの単価は高くなります。

100個単位での発注になると、単価は大きく下がる形です。ある程度の販売見込みがある場合、こちらが有利です。

選ぶ際の確認点を挙げます。

最小ロットがいくつか。1個から作れるか、50個からか。

入稿データの形式は何か。自分が用意できる形式に対応しているか。

納期はどれくらいか。ライブに間に合うかどうかは重要です。

余裕を持って2週間から1ヶ月前には発注しておきましょう。

サンプルが作れるかも確認したい点です。本発注の前に1個作って確認できると、失敗を防げます。

業者ごとの違いは、グッズ 製作 業者 比較のコツにまとめてあります。ステッカーはアーティストステッカーの製作方法、アクリルグッズはアクリルキーホルダーのグッズ制作で、それぞれ手順を扱っています。

送料も計算に入れてください。単価が安くても、送料で費用が膨らむことがあります。

受注生産サービス

注文が入ってから製造する仕組みのサービスもあります。在庫を持つ必要がなく、初期費用もかかりません。

利点は、リスクがまったくないことです。売れなければ何も生じません。

制約は、単価が高くなることと、ライブ会場で手渡しできないことです。購入者の手元に届くまで時間がかかります。

併用するという考え方が現実的です。ライブ会場用に少量を自分で発注し、オンラインは受注生産に任せる。

この組み合わせであれば、在庫を抑えつつ機会も逃しません。

原価と販売価格

calculator pricing tags desk (Photo: Leeloo The First / Pexels)

価格設定は、原価から積み上げて考えます。

計算に入れるべき費用は次のとおりです。

  • 製造費(1個あたり)
  • 送料(総額を個数で割る)
  • デザイン費(外注した場合)
  • 梱包材(オンライン販売の場合)

原価の2倍から3倍が、一般的な価格設定の目安です。ステッカーの原価が100円なら、300円から500円程度になります。

相場も確認しておきましょう。他のアーティストが同じアイテムをいくらで売っているか。

極端に高いと売れず、安すぎると利益が残りません。

買いやすい価格を意識することも大切です。500円、1,000円といった区切りの良い金額は、購入の判断がしやすくなります。

お釣りの用意も楽になります。

セット販売という手法もあります。「ステッカー2枚で500円」「Tシャツとタオルで4,000円」。

単品より買いやすくなり、客単価も上がります。

特典として使う方法も検討できます。CDを買ってくれた人にステッカーを付ける。

単体で売るより、他の商品の後押しになることがあります。

在庫を抱えないために

boxes inventory storage shelf (Photo: Alexander Isreb / Pexels)

自作グッズで最も痛いのが、売れ残りです。

小ロットから試すことが基本です。最初から大量に作らず、20個や30個で反応を見ます。

追加発注できるか確認しておきましょう。同じデザインで再発注できれば、少量から始めても機会を逃しません。

サイズ展開を絞ることも有効です。Tシャツを作る場合、S・M・L・XLと4サイズ用意すると、それぞれの在庫が残ります。

まずはMとLの2サイズだけ、といった判断もあります。

季節性のあるものを避けるという考え方もあります。夏にしか使えないものは、売れ残ると1年待つことです。

数を記録する習慣を持ちましょう。何をいくつ作り、いくつ売れたか。

データがあれば、次回の発注数を判断できます。

残った在庫の使い道も考えておきます。イベントでの配布、抽選のプレゼント、購入特典。

売れなくても、活用する方法はあります。

ライブ会場での売り方

merch booth venue fans (Photo: Jeremy Li / Pexels)

作ったグッズを、実際に手に取ってもらう工夫を挙げます。

見やすく並べることが基本です。箱に入れたままでは、何があるか分かりません。

台の上に広げ、価格を明示しましょう。

価格表示は必ず用意してください。値段が分からないと、聞くのをためらう人がいます。

手書きでも構わないので、見える位置に置きます。

ステージから告知することが、最も効果があります。「終演後に物販をやっています」と一言伝えるだけで、立ち寄る人の数は変わってくるはずです。

自分が立つことも重要です。誰かに任せるより、本人がいるほうが売れます。

話しかけたい人にとって、購入は声をかける口実にもなります。

釣り銭を用意しておきましょう。1,000円札と小銭を十分に。

両替できずに販売機会を逃すことがあります。

キャッシュレス決済の導入も検討する価値があります。現金を持ち歩かない人が増えています。

スマートフォンで完結する決済サービスなら、導入も簡単です。

購入者との会話を大切にしてください。グッズを買うという行為は、応援の表明です。

お礼を伝え、名前を覚えることで、関係が続いていきます。

オンライン販売への展開

packaging shipping parcel desk (Photo: Tima Miroshnichenko / Pexels)

会場に来られない人にも届けられる形を作りましょう。

販売プラットフォームを使うのが手軽です。候補の比較は、音楽グッズの通販を個人で始める方法で扱っています。

ネットショップを簡単に開設できるサービスがあり、無料で始められるものもあります。

送料の設定は悩ましい部分です。実費を請求するか、商品価格に含めるか。

小さなアイテムであれば、送料込みの価格にしたほうが購入されやすくなります。

梱包にも配慮したいところです。封筒に入れるだけでも構いませんが、手書きのメッセージを添えると印象が変わります。

発送の手間を軽視しないでください。注文のたびに梱包し、郵便局に行く作業が発生します。

数が増えると、それなりの負担です。

まとめて発送する運用にする方法もあります。「毎週水曜に発送します」と明示しておけば、都度対応する必要がなくなります。

受注生産サービスを使えば、発送の手間はありません。単価は上がりますが、時間を音楽に使えます。

告知を継続することも忘れないでください。ショップを作っただけでは、誰も気づきません。

SNSのプロフィールにリンクを置き、定期的に案内しましょう。

よくある質問

最初に作るグッズは何がよいですか?

ステッカー、缶バッジ、ポストカードです。単価が安く、失敗しても損失が小さいアイテムから始めましょう。

Tシャツは収益性が高い一方、サイズ展開が必要で在庫が残りやすいため、慣れてからの挑戦をおすすめします。

何種類くらい用意すればよいですか?

2種類か3種類に絞ってください。並べる商品が多すぎると購入者が迷い、在庫管理も煩雑になります。

デザインで気をつけることは何ですか?

シンプルにすること、色数を2色から3色に絞ることの2点です。要素を詰め込むと、小さく印刷したときに読めなくなります。

実際のサイズで印刷して手に持ってみると、画面上との印象の違いが分かります。

無料のデザインツールで作ってもよいですか?

作れます。ただしツール内の素材をそのまま商品化することは、規約で制限されている場合もあるので注意してください。

フォントも同じで、商用利用が認められているかを確認してください。

発注はいつまでにすればよいですか?

ライブの2週間から1ヶ月前までに済ませておきましょう。業者ごとに納期が違い、入稿データの形式も異なります。

本発注の前にサンプルを1個作れる業者なら、仕上がりの失敗を防げます。

価格はどう決めますか?

原価の2倍から3倍が目安です。ステッカーの原価が100円なら、300円から500円程度になります。

製造費だけでなく、送料、デザイン費、梱包材も原価に入れてください。500円、1,000円といった区切りの良い金額にすると、お釣りの用意も楽になります。

在庫を抱えないコツはありますか?

小ロットから試し、追加発注できるかを先に確認しておくことです。最初は20個や30個で反応を見ましょう。

オンライン販売を受注生産サービスに任せる方法もあります。在庫も発送の手間もなくなる代わりに、単価は上がります。

ライブグッズ自作のまとめ

handmade goods warm light (Photo: Hac Hai / Pexels)

ライブグッズの自作について、押さえておきたいポイントを整理します。

  • 最初はステッカー、缶バッジ、ポストカードなど単価の安いものから
  • 種類は2つか3つに絞る。多すぎると購入者が迷い、在庫管理も煩雑になる
  • デザインはシンプルに、色数を絞る。実際のサイズで印刷して確認する
  • 無料ツールの素材とフォントは、商用利用の規約を必ず確認する
  • 発注はライブの2週間から1ヶ月前に。納期に余裕を持たせる
  • 価格は原価の2倍から3倍が目安。買いやすい区切りの金額にする
  • 小ロットから試し、追加発注できるかを確認しておく
  • 会場ではステージから告知し、価格表示と釣り銭を用意する
  • オンラインは受注生産サービスを使えば在庫も発送の手間もない

まずはステッカーのデザインを1つ作ってみてください。小さく始めれば、失敗しても次に進めます。

毎日配信をしても、お客さんは増えない。告知をしても、ライブの客席は空いたまま。新しい曲を作っても、誰にも届かない。

努力はしているのに、ほとんどの人が報われない。それが、多くのアーティストが直面している現実です。

「もっと集客を頑張れ」と言われても、簡単にできたら誰も悩んでいません。結果が出ないのは、才能でも努力不足でもなく、「届ける方法」を知らないだけ です。

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インディペンデントアーティスト編集部

「私たちは音楽を諦めない」というビジョンを掲げ、多様なジャンルのインディペンデントアーティストたちを紹介する オウンドメディアを運営しています。新たな才能を発掘し、アーティストの創造性を全面的に支援することで、 音楽の新しい形を創り出しています。マイクロライブ空間アプリ「コロム」運営。