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音楽制作

MIDIキーボードの選び方!個人アーティストに最適なモデル比較

MIDIキーボードは、鍵盤数と設置スペースの掛け算で決まります。単音のメロディやベース、ドラムの打ち込みなら25鍵、両手で和音を押さえたいなら49鍵、弾いて録りたいなら61鍵以上が目安です。

判断の順番も決まっています。机の奥行きと横幅を測る、鍵盤数を決める、タッチを楽器店で触って確かめる、USB端子の形状をパソコン側と照合する。

価格は2万円から4万円の帯が、長く使う前提では現実的な選択になります。

この記事では役割の整理、鍵盤数、タッチの違い、ノブやパッドの必要性、接続方式、価格帯、置き場所をまとめました。

この記事の結論

  • MIDIキーボード自体からは音が出ません。どの音をどの強さでいつ鳴らすかという情報だけをパソコンへ送る入力装置です。
  • マウス入力との違いは2つです。和音を一度に入力できること、押す強さがそのまま強弱として記録されること。
  • 25鍵は単音中心、49鍵は両手で和音を押さえられる最小ラインです。61鍵以上は演奏して録りたい場合の選択になります。
  • タッチはシンセ、セミウェイテッド、ハンマーアクションの3種類です。文章では判断しきれないため、楽器店で触って確かめてください。
  • USB端子の形状は購入前に必ず確認します。パソコン側がUSB Type-Cのみなら、変換アダプタやハブが必要です。
  • 机の奥行きは60センチ以上、鍵盤を弾くときの肘が90度前後になる高さが疲れにくくなります。

MIDIキーボードがDTMで果たす役割

midi keyboard laptop desk (Photo: Anete Lusina / Pexels)

最初に押さえておきたいのが、MIDIキーボードそのものからは音が出ないという点です。鍵盤を押すと、どの音を、どれくらいの強さで、どのタイミングで鳴らすかという情報だけがパソコンへ送られます。

音を鳴らすのは、DAWの中にあるソフト音源です。つまりMIDIキーボードは、頭の中にある音を入力するための道具という位置づけになります。

では、マウスで打ち込めば済むのではないか。そう考える方もいるでしょう。

実際、マウスだけで完成させている方もいます。

それでも鍵盤を使う利点は、入力の速さと、演奏のニュアンスが残ることの2点です。和音を押さえれば一度に4音入り、押す強さの違いがそのまま強弱として記録されます。

マウスで一音ずつ配置していくと、思いついたフレーズが形になるまでに時間がかかります。その間に、最初の直感が薄れてしまうことも少なくありません。

また、コードを鳴らしながら試行錯誤できる点も大きな違いです。耳で確かめながら進められると、作業が判断の連続ではなく演奏の延長になっていきます。

DTM全体の始め方はアーティストのDTMの始め方で扱っています。

鍵盤数をどう決めるか

鍵盤数ごとの横幅と向く用途を、先に一覧にします。

鍵盤数 横幅の目安 向く用途 置き場所
25鍵 40センチ前後 ベースライン、単音のメロディ、ドラムの打ち込み ノートパソコンの横に置ける
49鍵 80センチ前後 両手で和音を押さえる。迷ったときの標準 机の上に常設できるかが分かれ目
61鍵 1メートル前後 ストリングスやピアノを弾いて入れる 置き場所の確保が前提
88鍵 1メートル超・10キロ超 ピアノ曲をそのまま弾いて録る 専用のスタンドや机が必要

piano keys close up (Photo: Milbela / Pexels)

最も迷いやすいのが鍵盤数です。用途と設置場所の掛け算で決めると、答えが出やすくなります。

25鍵

横幅が40センチ前後に収まり、ノートパソコンの横にも置けるサイズです。ベースライン、単音のメロディ、ドラムの打ち込みであれば、これで足ります。

オクターブを切り替えるボタンで音域を移動できるため、狭さは工夫で補えます。持ち運びを考える方にも向いています。

49鍵

両手で和音を押さえられる最小ラインが、この49鍵です。左手でコードを鳴らしながら右手でメロディを探す、という使い方ができるようになります。

横幅は80センチ前後が目安で、机の上に常設できるかどうかが分かれ目になります。迷ったときの標準として挙げられることが多いサイズです。

61鍵

ピアノやキーボードの演奏経験がある方であれば、手を大きく動かさずに弾ける余裕が生まれます。ストリングスやピアノのパートを実際に弾いて入れたい場合に向いています。

横幅は1メートル前後になるため、置き場所の確保が前提になります。

88鍵

ピアノの曲をそのまま弾いて録りたい場合の選択です。重量も10キロを超えるものが多く、専用のスタンドや机が必要になります。

すべての鍵盤を使う場面がどれくらいあるかを、購入前に想像してみましょう。

鍵盤のタッチによる違い

hands playing keyboard (Photo: Big Bag Films / Pexels)

鍵盤数の次に体験を左右するのが、押したときの手応えです。大きく3種類に分かれます。

シンセ鍵盤は、軽く浅いタッチが特徴です。指の力が要らないため、シンセのリードや細かいフレーズを速く弾けます。

小型のモデルの多くがこのタイプです。

ピアノに慣れた方には軽すぎると感じられることもありますが、打ち込みの入力装置として考えるなら扱いやすい選択でしょう。

セミウェイテッド鍵盤は、シンセ鍵盤に適度な重みを加えたものです。強弱のニュアンスを出しやすく、鍵盤楽器全般に対応しやすい中間的な性格を持ちます。

ハンマーアクション鍵盤は、アコースティックピアノの機構を模したタイプです。低音域が重く高音域が軽いなど、実際のピアノに近い挙動を再現しています。

ピアノを弾いてきた方が違和感なく演奏できる一方で、重量が増え、価格も上がります。シンセのフレーズを速く弾く用途では、かえって指が疲れることもあります。

タッチは文章では判断しきれない部分です。可能であれば、楽器店で実際に何機種か触ってみることをおすすめします。

ライブでも使うならライブ用 電子ピアノ 比較の観点もあわせて見ておきましょう。

同じ分類でもメーカーごとに感触は違います。

ノブやパッドは必要か

synthesizer knobs pads (Photo: Egor Komarov / Pexels)

鍵盤以外につまみ、フェーダー、スライダー、パッドを備えたモデルもあります。これらが必要かどうかも判断材料になります。

ノブとフェーダー

音量、フィルター、エフェクトの深さといったパラメータを、手で動かして調整できます。マウスでは出せない滑らかな変化を、一発で録音できる点が利点です。

ただし、DAW側の設定を行わないと動作しない場合があります。設定に時間をかけたくない方は、購入前に対応状況を確認しておきましょう。

パッド

指で叩いてドラムを入力する部分です。リズムのノリを手で作れるため、打ち込み特有の硬さを避けやすくなります。

鍵盤でもドラムは入力できるため、必須ではありません。ヒップホップやエレクトロニックな音楽を作るなら、あると作業が変わってくるでしょう。

打ち込みを生っぽく聴かせる手順はドラム打ち込みのコツが入口です。

統合ソフトとの連携

DAWの操作を鍵盤側から行える機能を持つモデルもあります。再生、停止、録音、トラック移動が手元でできれば、マウスへ手を伸ばす回数も減るはずです。

とはいえ、機能が多いほど本体は大きく高価になります。最初の一台では、使う確信がある機能に絞るほうが後悔が少ないといえます。

接続方式と電源を確認する

usb cable connection laptop (Photo: https://kaboompics.com/ / Pexels)

見落とされやすいのが接続まわりです。ここで想定と違うと、買った当日に使えないという事態になります。

USB接続が最も一般的です。ケーブル1本で信号と電源をまかなえるモデルが多く、接続してすぐ使えます。

注意したいのは端子の形状です。パソコン側がUSB Type-Cのみの場合、変換アダプタやハブが必要になります。

手持ちのパソコンの端子を確認してから購入しましょう。DAW側の相性は個人アーティスト向けDAW比較も参考になります。

Bluetooth接続に対応したモデルもあります。ケーブルが不要で机がすっきりする一方、わずかな遅れを感じる場合がある点は知っておきたいところです。

電池やバッテリーで動くモデルなら、リビングやカフェでも使えます。持ち出す予定があるなら、電源方式は確認しておきましょう。

タブレットやスマートフォンと接続したい場合は、対応機種と必要なケーブルが機種ごとに異なります。メーカーの公式情報を見るのが確実です。

また、旧来の丸型のMIDI端子を持つ外部音源やシンセにつなぎたい場合は、その端子があるモデルを選ぶ必要があります。

価格帯ごとの考え方

music store instruments shelf (Photo: Sydney Sang / Pexels)

価格は変動する可能性がありますが、おおよその傾向を整理しておきます。

1万円前後の帯に並ぶのは、25鍵の小型モデルです。DAWの簡易版やソフト音源が付属する製品もあり、始めるための最小構成としては十分に機能します。

2万円から4万円の帯では、49鍵でセミウェイテッド、ノブやパッドも備えたモデルが選べるようになります。長く使うことを前提にするなら、この帯が現実的な選択肢になるでしょう。

5万円以上になると、61鍵や88鍵、ハンマーアクション、しっかりした筐体といった要素が加わります。演奏そのものを重視する方に向いた帯です。

判断のコツは、今の実力ではなく、半年後の使い方を想像することです。安すぎる機種で不足を感じて買い直すと、結果的に総額が増えてしまいます。

一方で、使いこなせない機能に予算を割く必要もありません。足りないと感じてから足すという順番でも、活動は前に進みます。

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置き場所と作業姿勢

home studio desk setup (Photo: Tom Fisk / Pexels)

最後に、意外と決定的な要素が設置スペースです。買ったのに置けないという失敗は、初心者に限らず起こります。

まず、机の奥行きを測りましょう。キーボードとパソコンのキーボード、モニターを同時に置くには、60センチ以上の奥行きがあると余裕が生まれます。

奥行きが足りない場合、スライド式の棚や、モニターアームで画面を持ち上げる方法があります。パソコンのキーボードをMIDIキーボードの上に載せる台も市販されています。

高さも重要です。鍵盤を弾くときは、肘が90度前後になる高さが疲れにくいとされています。

机が高すぎると肩に力が入り、長時間の作業がつらくなります。

使わないときの置き場所も考えておきましょう。立てかけて収納できるスタンドを使えば、普段は机を広く使い、必要なときだけ出すという運用ができます。

音の問題もあります。鍵盤を叩く打鍵音は、集合住宅では意外と響きます。

タッチが重いモデルほど音は大きくなる傾向があるため、夜間に作業する方は考慮しておきましょう。

よくある質問

MIDIキーボードを買えば音が出るようになりますか?

出ません。MIDIキーボードは、どの音をどの強さでいつ鳴らすかという情報をパソコンへ送るだけの入力装置です。

音を鳴らすのは、DAWの中にあるソフト音源です。DAWと音源が手元にそろっているかを先に確認してください。

マウス入力ではだめですか?

マウスだけで完成させている方もいます。それでも鍵盤を使う利点は、和音を一度に入力できること、押す強さがそのまま強弱として記録されることの2つです。

マウスで一音ずつ配置していくと、思いついたフレーズが形になるまでに時間がかかります。その間に最初の直感が薄れてしまう場合もあります。

鍵盤数はいくつを選べばよいですか?

ベースライン、単音のメロディ、ドラムの打ち込みが中心なら25鍵で十分な構成です。オクターブ切り替えのボタンで音域を移動できるため、狭さは工夫で補えます。

両手で和音を押さえたいなら49鍵が最小ラインです。ピアノやキーボードの経験があり、弾いて録りたいなら61鍵以上を選んでください。

タッチの違いはどう判断しますか?

シンセ鍵盤は軽く浅いタッチで、リードや細かいフレーズを速く弾けます。セミウェイテッドは適度な重みが加わり、鍵盤楽器全般に対応しやすい中間的な性格です。

ハンマーアクションはアコースティックピアノの機構を模しており、ピアノ経験者が違和感なく弾けます。ただし重量と価格は上がり、速いフレーズでは指が疲れることもあります。

同じ分類でもメーカーごとに感触が違うため、楽器店で触って確かめてください。

ノブやパッドは必要ですか?

必須ではありません。ノブやフェーダーは音量やフィルターを手で動かせますが、DAW側の設定をしないと動作しない場合があります。

パッドはリズムのノリを手で作れるため、ヒップホップやエレクトロニックな音楽では作業が変わります。鍵盤でもドラムは入力できるので、最初の一台では使う確信がある機能に絞るほうが後悔が少なくなります。

接続で気をつけることはありますか?

USB端子の形状を、パソコン側と照合してください。パソコンがUSB Type-Cのみの場合、変換アダプタやハブが必要です。

Bluetooth対応モデルはケーブルが不要な一方、わずかな遅れを感じる場合があります。タブレットやスマートフォンにつなぐなら、対応機種と必要なケーブルをメーカーの公式情報で確認しましょう。

予算はどのくらい見ておけばよいですか?

1万円前後の帯には25鍵の小型モデルが並び、DAWの簡易版やソフト音源が付属する製品もあります。始めるための最小構成としては機能します。

長く使う前提なら、49鍵でセミウェイテッド、ノブやパッドも備えた2万円から4万円の帯が現実的です。61鍵や88鍵、ハンマーアクションは5万円以上になります。

価格は変動するため、購入前に最新の情報を確認してください。

置き場所はどのくらい必要ですか?

机の奥行きは60センチ以上あると、MIDIキーボード、パソコンのキーボード、モニターを同時に置いても余裕が生まれます。

足りない場合は、スライド式の棚やモニターアームで画面を持ち上げる方法があります。鍵盤を弾くときに肘が90度前後になる高さが疲れにくく、集合住宅では打鍵音も考慮してください。

タッチが重いモデルほど音は大きくなる傾向があります。

MIDIキーボードの選び方まとめ

musician smiling home studio (Photo: https://kaboompics.com/ / Pexels)

MIDIキーボードの選び方について、押さえておきたいポイントを整理します。

  • MIDIキーボード自体は音を出さず、演奏情報をパソコンへ送る入力装置
  • 和音を一度に入力でき、強弱のニュアンスが残る点がマウスとの違い
  • 25鍵は単音中心、49鍵は両手で和音を押さえられる最小ライン
  • 61鍵以上は演奏して録りたい場合の選択で、設置スペースが前提になる
  • タッチはシンセ、セミウェイテッド、ハンマーアクションの3種類
  • ノブやパッドは便利だが、最初の一台では使う確信がある機能に絞る
  • USB端子の形状とパソコン側の端子を購入前に必ず確認する
  • 価格は2万円から4万円の帯が長く使う前提では現実的な目安
  • 机の奥行きは60センチ以上、肘が90度前後になる高さが疲れにくい

まずは、机の奥行きと横幅をメジャーで測ってみてください。置ける寸法が分かるだけで、候補は数機種まで絞り込めます。

毎日配信をしても、お客さんは増えない。告知をしても、ライブの客席は空いたまま。新しい曲を作っても、誰にも届かない。

努力はしているのに、ほとんどの人が報われない。それが、多くのアーティストが直面している現実です。

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インディペンデントアーティスト編集部

「私たちは音楽を諦めない」というビジョンを掲げ、多様なジャンルのインディペンデントアーティストたちを紹介する オウンドメディアを運営しています。新たな才能を発掘し、アーティストの創造性を全面的に支援することで、 音楽の新しい形を創り出しています。マイクロライブ空間アプリ「コロム」運営。