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路上ライブ出身の有名人17選!意外なあの人気アーティストも

chihiroblog

路上ライブといえばアマチュアアーティストの活動場所の定番ですが「実際に路上ライブで有名になれるのかな?」と疑問に思ったことはありませんか?

確かに路上ライブは誰でもできる反面、そのなかで目立つのは難しく路上ライブから有名アーティストになるのは簡単ではありません。しかし、今ではテレビで見るような有名アーティストでも、路上ライブ出身の人は意外とたくさんいます。

そこで本記事では、路上ライブ出身の有名アーティストを合計17組紹介。男女、グループ、ソロ問わず誰もが知る有名アーティストから最近注目され始めたアーティストまで幅広く紹介するので、活動の参考になること間違いなしです。

ぜひ最後までご覧ください。

路上ライブ出身の有名人【グループ】

路上ライブではソロで活動している人の方が多い印象ですが、実はグループで路上ライブをしていた有名アーティストも少なくありません。

そこでここでは、バンドやユニットなどのグループで活動している、路上ライブ出身の有名アーティストを6組紹介します。

いきものがかり

ボーカルの吉岡聖恵とギターの⽔野良樹の2人組ユニットです。2021年までは山下穂尊を加えた3人組グループとして活動していました。

1999年、小・中・高と同じ学校に通っていた⽔野良樹と山下穂尊によって結成され、地元の厚木・海老名や小田急線沿線で路上ライブ活動をスタート。同級生の1歳下の妹だった吉岡聖恵が飛び入り参加したことをきっかけに3人体制になります。

2006年3月15日に『SAKURA』でメジャーデビューし、その後も『ありがとう』や『YELL』など数々のヒット曲を生み出してきました。

今では誰もが知る有名アーティストですが、活動の始まりやメンバーの加入などのターニングポイントは実は路上ライブだったことがわかりますね。

ゆず

北川悠仁と岩沢厚治による2人組ユニットです。結成は1996年3月。

ゆずの初期の活動場所も路上ライブで、当時は横浜・伊勢佐木町で活動していました。もともとは岩沢厚治が1人で路上ライブをしていたところに、北川悠仁が熱心に頼み込みユニットを組んだそうです。

その後1997年に『夏色』でメジャーデビューするも路上ライブは継続し、1998年には路上ライブにも関わらず1,000人を超える観客を集めるようになります。

1998年8月30日に行われた路上ライブ最終日には、なんと7,000人ものファンが集まり、その後の路上ライブブームのきっかけとなりました。

以降は東京ドームでのライブや日本レコード大賞への選出など躍進を続け、現在も音楽シーンの第一線で活動しています。

コブクロ

1998年に結成された、黒田俊介と小渕健太郎の2人組ユニットです。

もともとはセールスマンとして会社員をやりながら週に一回だけ路上ライブをしていた小渕健太郎と、商店街での路上ライブを中心に活動していた黒田俊介が出会い結成されました。

結成後も路上を中心に活動を続け、次第にファンが増えていきます。1999年には小渕健太郎が会社をやめて路上ライブ以外にも活動場所を広げ、着実に知名度を上げていきました。

その後2001年にワーナーミュージックジャパンよりメジャーデビューし、現在では日本を代表するアーティストの1組として知られるほどの有名アーティストになります。

ももいろクローバーZ

高城れに、百田夏菜子、佐々木彩夏、玉井詩織の4人からなるアイドルグループです。

スターダストプロモーションのプロジェクトにより、ももいろクローバーZの前身となる5人組グループが発足されたことが活動の始まり。その後高城れに、百田夏菜子、玉井詩織の3人を含むグループ『ももいろクローバー』として活動をスタートさせます。

活動開始当初は路上ライブなどで地道にファンを増やしていきました。2010年には『行くぜっ!怪盗少女』をリリースし、メジャーデビュー。

以降は有名音楽フェスや日本武道館での公演、NHK紅白歌合戦への出演などさまざまな場所で活躍を重ね、トップアイドルグループのひとつとなります。

[Alexandros]

川上洋平(Vo&Gt)、白井眞輝(Gt)、磯部寛之(Ba&Cho)、リアド偉武(Drs)の4人からなるロックバンドで、2014年までは[Champagne]名義で活動していました。

メジャーデビュー以前は、代々木公園での路上ライブを中心に活動しており、ギターの白井眞輝がメンバーとして加入したのも路上ライブがきっかけです。

2010年にインディーズレーベルRX-RECORDSからファーストアルバムをリリースしデビューします。その後ユニバーサルミュージックとグローバル契約を締結、パートナーシップを結び、2015年にメジャーデビュー。

最近ではアニメ主題歌の提供など活躍の場を広げ、日本だけでなく海外からも注目されています。

flumpool

山村隆太(Vo.)、阪井一生(Gt.)、尼川元気(Ba.)、小倉誠司(Dr.)の4人組バンドです。

もともとは山村隆太、阪井一生、尼川元気、の3人でアコギユニットとして活動していたところ、知人の紹介で小倉誠司が加入し、現在の編成になります。

アマチュア時代はコブクロに憧れ、大阪城ホールの前などで路上ライブをしていました。

デビューシングル『花になれ』がauのCMソングに抜擢され、10日間で100万ダウンロードを記録したことで、デビュー直後から大きな注目を集めます。その後もNHK歌合戦への出場、ドラマや映画主題歌の制作など多岐に渡り活動を広げ、一躍有名に。

来年2024年にはデビュー15周年記念の、全国ツアーライブを予定しています。

路上ライブ出身の有名人【女性アーティスト】

路上ライブは機材を自分で用意しなければいけないこともあり、手軽にできる弾き語りスタイルのアーティストを数多く見かけます。

そのため路上ライブ出身の有名アーティストにも、ソロアーティストが比較的多い傾向に。

ここからはソロアーティストのなかでも、女性に絞って5名紹介します。

あいみょん

兵庫県西宮市出身のシンガーソングライターです。

中学時代から作曲を始め、2015年に「貴方解剖純愛歌~死ね~」でインディーズデビューし、翌2016年に「生きていたんだよな」でメジャーデビューします。

デビュー前には大阪でストリートライブを定期的にしており「当初は嫌だった」とテレビのインタビューでは答えていました。

メジャーデビュー後も「君はロックを聴かない」や「マリーゴールド」といったヒット曲を多数発表し、NHK紅白歌合戦などメディアでも活躍しています。

YUI

2004年から2012年まではシンガーソングライターとして活動し、2013年からはロックバンド「FLOWER FLOWER」でボーカリスト兼ギタリストを担当している、女性ミュージシャンです。

デビュー前は高校を中退し、ストリートライブを続けながら福岡市内の音楽塾にて作曲と作詞を学んでいました。デビュー曲の「feel my soul」が、テレビドラマ「不機嫌なジーン」の主題歌にいきなり抜擢され、注目を集めます。

その後も2007年には2ndアルバム「CAN’T BUY MY LOVE」でオリコン1位を獲得したり、武道館ライブを開催したりとトップアーティストとしてさまざまな実績を残しているアーティストです。

幾田りら(YOASOBI)

東京都出身のシンガーソングライターです。小説を音楽にするユニット「YOASOBI」のボーカリストikuraとしても活動しています。

幼少期はアメリカのシカゴで過ごし、帰国後中学2年生頃から路上ライブやオーディションへの参加といった音楽活動を本格的に始めました。

路上ライブは東京の吉兆寺にある井の頭公園などを中心に行っており、当時のライブ映像がYouTubeにも残っています。

現在はソロシンガーとしての活動の他、YOASOBIのメンバーとしてNHK紅白歌合戦に出場したり、細田守監督の映画『竜とそばかすの姫』で声優に挑戦したりと幅広く活躍中です。

植村花菜

1983年生まれ、兵庫県出身のシンガーソングライターです。『トイレの神様』で大ブレイクし、同年にはNHK紅白歌合戦にも出場しました。

8歳のとき、映画『サウンド・オブ・ミュージック』に感銘を受け、音楽活動を始めます。

その後独学でギターを学び、2002年には「服部良一記念大阪音楽祭 ザ・ストリートミュージシャン・グランプリ’02」に出場。1200組のなかからグランプリを獲得しました。

2005年には1stシングル『大切な人』でメジャーデビュー。

現在は活動拠点をニューヨークに移し、カーネギーホールやケネディーセンターなどでライブをしています。

川嶋あい

1996年生まれ、福岡県出身のシンガーソングライターです。

高校生のときに福岡から上京し、音楽活動を開始。当時、活動の中心として選んだのが路上ライブです。

その後音楽ユニット「I WiSH」を組むことになるnaoとの出会いも路上ライブ。そして2003年に「I WiSH」のボーカリスト兼ピアニストのaiとして2003年にデビューします。

2006年からはソロ活動に力を入れ、数々の有名曲をリリース。なかでも『旅立ちの日に・・・』は、卒業ソングの定番として広く知られています。

路上ライブ出身の有名人【男性アーティスト】

女性アーティストの次は、路上ライブ出身の有名男性アーティストを、3名紹介します。

大橋卓弥(スキマスイッチ)

1978年生まれ、愛知県出身のアーティストで、音楽ユニット「スキマスイッチ」のメンバーとして広く知られています。

高校卒業後に「Dear Friends」というバンドで活動していましたが解散し、その後は1人で路上ライブをしていました。

そしてある日、自身の曲のアレンジをスキマスイッチのもう1人のメンバーである常田真太郎に依頼したことがきっかけで、スキマスイッチを結成します。

結成4年後の2003年に1stシングル『view』でメジャーデビュー。さらに同年9月にリリースされたデビュー・ミニアルバム『君の話』で、全国から注目を集めるようになります。

優里

千葉県出身の、力強く個性的な歌声が評判のシンガーソングライターです。

2019年からInstagramやTwitter、TikTokなどのSNSとYouTubeに歌唱動画の投稿を始め、注目を集めます。そして、2020年にデジタルシングル『ピーターパン』でメジャーデビュー。MVは4,400万回再生を超え、大きな話題となりました。

その後も楽曲『ドライフラワー』がiTunes総合チャート、Apple Music総合トップソングランキング、オリコン週間ストリーミングランキング、Billboard Japanストリーミング・ ソング・チャート“Streaming Songs”で1位にランクイン。

さらにYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」での歌唱動画が1億1,000万回再生を超え、MVはトータル2億2,000万回再生を突破するなど、今最も勢いのあるアーティストの1人です。

デビュー前は路上ライブを中心に活動していましたが、2020年にメジャーデビューしたことをきっかけに路上ライブはやめてしまっています。しかし、今年2023年の6月に告知なしでの路上ライブが千葉県の柏駅で行われ、ニュースとなりました。

高橋優

1983年生まれ、秋田県出身のシンガーソングライターです。

中学時代から作曲活動を始め、高校卒業後に札幌の大学へ進学すると同時に路上ライブを始めます。

2010年にはデビュー前にも関わらず、楽曲『福笑い』が東京メトロのCMソングに採用され注目を集め、同年7月に『素晴らしき日常』でメジャーデビュー。

2011年にはメジャーデビュー後初の路上ライブをニューヨークで開催し、多くの観客を魅了しました。

その後も武道館でのライブや、地元秋田県横手市にて野外音楽フェス「秋田CARAVAN MUSIC FES 2016」の開催、映画主題歌の制作など多岐に渡って活躍しています。

路上ライブ出身の有名人【最近注目のアーティスト】

最近ではSNSやYouTubeなどを使って活動するアーティストが増えていますが、それでもまだまだ路上ライブで注目を集めるアーティストは少なくありません。

そこでここからは、最近注目されたアーティストを3名紹介します。

あくあゆい

2023年3月にファーストシングル『魔法がなくても』をリリースし、デビューしたシンガーソングライター。

大学生時代に、趣味のアコースティックギターを使って弾き語りする様子をSNSで投稿し始めたのが、音楽活動の始まりだそうです。日に日に歌を聴いてくれる人が増えていき、本格的に音楽活動を始めようと決意します。

ネットでの配信を重ねるうちに「ネット上にはライバルが多すぎて歌を聴いてもらうチャンスが少ない」と気づき、路上ライブを始めるように。

東京、大阪、名古屋の3大都市圏を中心に、北海道や九州、兵庫などにも遠征し、活動の幅を広げていきました。

現在は東京でのライブ活動を中心に、フェスへの参加など様々な場で活躍中です。

CAIKI

1996年生まれ、福岡県出身のシンガーソングライターです。元々は大学生時代に趣味として音楽活動を行っており、その後本格的に音楽活動を始めるために大学をやめて上京しました。

上京後は新宿など東京を中心に路上ライブを頻繁に行い、着実にファンを増やしています。

楽曲『あゆみ』がTikTokでブレイクしたこともあり、2023年12月現在はTikTokのフォロワーが55,000人を超えるなど、ここ最近で大きく注目されているアーティストの1人です。

このきち

透明感のある歌声が評判の「この」と、柔らかく澄んだ歌声が特徴の「もりきち」の2人組ユニットです。昨年度までは2人とも高校生だったので、高校生ユニットとして注目を集めていました。

関西を中心に活動中で、大阪の難波や天王寺、阿倍野歩道橋などで路上ライブを行っています。

カバー曲だけでなくオリジナル曲も路上ライブやネット上で披露しており、なかでも『はじめのいっぽ』はYouTubeでの再生回数が200万回を超える人気曲です。

路上ライブは有名人を多数輩出している!

路上ライブは、今も昔もアマチュアアーティストがアピールする場として、とても有効です。本記事で紹介したように、路上ライブから始まり今では日本を代表するようなアーティストになった例は、グループ、ソロ、男女問わず数多くあります。

ライブハウスでの活動やSNSでの発信に加えて路上ライブを行えば、より多くの人々に自分の活動を知ってもらうことができるでしょう。

本記事を参考にぜひ路上ライブに挑戦してみてください。

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インディペンデントアーティスト編集部
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「私たちは音楽を諦めない」というビジョンを掲げ、多様なジャンルのインディペンデントアーティストたちを紹介するオウンドメディアを運営しています。新たな才能を発掘し、アーティストの創造性を全面的に支援することで、音楽の新しい形を創り出しています。マイクロライブ空間アプリ「コロム」運営。
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