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ライブグッズ自作の方法!個人アーティストでもできるデザインと制作

ライブグッズ自作の方法!個人アーティストでもできるデザインと制作
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物販ブースに並べるものが、CDしかない。そんな状況に物足りなさを感じたことはないでしょうか。演奏を気に入ってくれた人が、何か持ち帰りたいと思ったとき、選択肢が一つしかないのはもったいない状況です。

グッズは、収益源であると同時に、ファンとの関係を形にするものです。身につけてもらえれば、日常の中で思い出してもらえます。

そこで本記事では、ライブグッズを自作する方法を、最初のアイテム選びから制作、価格設定、販売まで順を追って解説します。在庫を抱えるリスクを抑えた進め方を中心にまとめました。


最初に作るべきグッズ

stickers badges merchandise table (Photo: Viridiana Rivera / Pexels)

いきなりTシャツを100枚作るのは、賢明ではありません。単価が安く、失敗しても損失が小さいものから始めましょう。

ステッカーは、最も始めやすいアイテムです。1枚あたりの原価が数十円から数百円で、100枚作っても大きな負担になりません。かさばらず、持ち運びも簡単です。

缶バッジも定番です。制作費が安く、複数の絵柄を作りやすい点が利点です。ライブで身につけてもらえると、可視化された応援になります。

ポストカードは、写真やアートワークをそのまま使えます。原価が低く、購入特典として配ることもできます。

キーホルダーは、日常的に持ち歩いてもらえるアイテムです。アクリル素材のものが人気で、小ロットでの制作にも対応している業者があります。

タオルは、単価がやや上がりますが、ライブで使ってもらえる実用性があります。

Tシャツは、収益性が高い一方でリスクも大きくなります。サイズ展開が必要で、在庫が残りやすいアイテムです。慣れてから挑戦しましょう。

最初は2種類か3種類に絞ることをおすすめします。並べる商品が多すぎると、購入者が迷います。また、在庫管理も煩雑になります。

デザインの考え方

graphic design sketch tablet (Photo: Michael Burrows / Pexels)

何をデザインするか

アーティスト名やロゴを使うのが基本です。名前が残るものは、後から見返したときに誰のグッズか分かります。

アートワークを流用する方法もあります。ジャケットのデザインをそのままグッズにすれば、統一感が生まれます。

歌詞やフレーズを使うのも効果的です。自分の楽曲の中から印象的な一節を選べば、ファンにとって意味のあるものになります。

イラストや写真も選択肢です。ただし、自分で撮影・制作したものか、権利が明確なものに限ります。

デザインの基本

シンプルなほうが失敗しません。要素を詰め込むと、小さく印刷したときに何も読めなくなります。

色数を絞ることも重要です。印刷方式によっては、色数が増えると費用が上がります。2色から3色で構成すると、費用面でも見た目でも整います。

背景と文字のコントラストを確保してください。淡い色同士だと、離れたときに読めません。

実際のサイズで確認する習慣を持ちましょう。画面上で作業していると大きく見えますが、缶バッジは直径数センチです。印刷して手に持ってみると、印象が変わります。

使えるツール

無料のデザインツールで十分に作れます。テンプレートが用意されており、グッズ用のサイズも選べます。

注意点として、ツール内の素材をそのまま商品化することは、規約で制限されている場合があります。販売するグッズに使う場合は、必ず利用規約を確認してください。

フォントのライセンスも同様です。商用利用が認められているフォントかどうかを確認しましょう。

入稿データの形式は業者ごとに異なります。PNG形式で受け付けてくれるところもあれば、専用の形式を求められることもあります。発注前に確認が必要です。

制作サービスの選び方

printing production workshop (Photo: HONG SON / Pexels)

グッズを実際に作る方法は、大きく2つに分かれます。

小ロット対応の制作業者

1個から作れるサービスもあります。在庫リスクがほぼゼロになる一方、1個あたりの単価は高くなります。

100個単位での発注になると、単価が大きく下がります。ある程度の販売見込みがある場合、こちらが有利です。

選ぶ際の確認点を挙げます。

最小ロットがいくつか。1個から作れるか、50個からか。

入稿データの形式は何か。自分が用意できる形式に対応しているか。

納期はどれくらいか。ライブに間に合うかどうかは重要です。余裕を持って2週間から1ヶ月前には発注しておきましょう。

サンプルが作れるかも確認したい点です。本発注の前に1個作って確認できると、失敗を防げます。

送料も計算に入れてください。単価が安くても、送料で費用が膨らむことがあります。

受注生産サービス

注文が入ってから製造する仕組みのサービスもあります。在庫を持つ必要がなく、初期費用もかかりません。

利点は、リスクがまったくないことです。売れなければ何も生じません。

制約は、単価が高くなることと、ライブ会場で手渡しできないことです。購入者の手元に届くまで時間がかかります。

併用するという考え方が現実的です。ライブ会場用に少量を自分で発注し、オンラインは受注生産に任せる。この組み合わせであれば、在庫を抑えつつ機会も逃しません。

原価と販売価格

calculator pricing tags desk (Photo: Leeloo The First / Pexels)

価格設定は、原価から積み上げて考えます

計算に入れるべき費用は次のとおりです。

  • 製造費(1個あたり)
  • 送料(総額を個数で割る)
  • デザイン費(外注した場合)
  • 梱包材(オンライン販売の場合)

原価の2倍から3倍が、一般的な価格設定の目安です。ステッカーの原価が100円なら、300円から500円程度になります。

相場も確認しておきましょう。他のアーティストが同じアイテムをいくらで売っているか。極端に高いと売れず、安すぎると利益が残りません。

買いやすい価格を意識することも大切です。500円、1,000円といった区切りの良い金額は、購入の判断がしやすくなります。お釣りの用意も楽になります。

セット販売という手法もあります。「ステッカー2枚で500円」「Tシャツとタオルで4,000円」。単品より買いやすくなり、客単価も上がります。

特典として使う方法も検討できます。CDを買ってくれた人にステッカーを付ける。単体で売るより、他の商品の後押しになることがあります。

在庫を抱えないために

boxes inventory storage shelf (Photo: Alexander Isreb / Pexels)

自作グッズで最も痛いのが、売れ残りです。

小ロットから試すことが基本です。最初から大量に作らず、20個や30個で反応を見ます。

追加発注できるか確認しておきましょう。同じデザインで再発注できれば、少量から始めても機会を逃しません。

サイズ展開を絞ることも有効です。Tシャツを作る場合、S・M・L・XLと4サイズ用意すると、それぞれの在庫が残ります。まずはMとLの2サイズだけ、といった判断もあります。

季節性のあるものを避けるという考え方もあります。夏にしか使えないものは、売れ残ると1年待つことになります。

数を記録する習慣を持ちましょう。何をいくつ作り、いくつ売れたか。データがあれば、次回の発注数を判断できます。

残った在庫の使い道も考えておきます。イベントでの配布、抽選のプレゼント、購入特典。売れなくても、活用する方法はあります。

ライブ会場での売り方

merch booth venue fans (Photo: Jeremy Li / Pexels)

作ったグッズを、実際に手に取ってもらう工夫を挙げます。

見やすく並べることが基本です。箱に入れたままでは、何があるか分かりません。台の上に広げ、価格を明示しましょう。

価格表示は必ず用意してください。値段が分からないと、聞くのをためらう人がいます。手書きでも構わないので、見える位置に置きます。

ステージから告知することが、最も効果があります。「終演後に物販をやっています」と一言伝えるだけで、立ち寄る人が変わります。

自分が立つことも重要です。誰かに任せるより、本人がいるほうが売れます。話しかけたい人にとって、購入は声をかける口実にもなります。

釣り銭を用意しておきましょう。1,000円札と小銭を十分に。両替できずに販売機会を逃すことがあります。

キャッシュレス決済の導入も検討する価値があります。現金を持ち歩かない人が増えています。スマートフォンで完結する決済サービスなら、導入も簡単です。

購入者との会話を大切にしてください。グッズを買うという行為は、応援の表明です。お礼を伝え、名前を覚えることで、関係が続いていきます。

オンライン販売への展開

packaging shipping parcel desk (Photo: Tima Miroshnichenko / Pexels)

会場に来られない人にも届けられる形を作りましょう。

販売プラットフォームを使うのが手軽です。ネットショップを簡単に開設できるサービスがあり、無料で始められるものもあります。

送料の設定は悩ましい部分です。実費を請求するか、商品価格に含めるか。小さなアイテムであれば、送料込みの価格にしたほうが購入されやすくなります。

梱包にも配慮したいところです。封筒に入れるだけでも構いませんが、手書きのメッセージを添えると印象が変わります。

発送の手間を軽視しないでください。注文のたびに梱包し、郵便局に行く作業が発生します。数が増えると、それなりの負担になります。

まとめて発送する運用にする方法もあります。「毎週水曜に発送します」と明示しておけば、都度対応する必要がなくなります。

受注生産サービスを使えば、この手間はなくなります。前述のとおり、単価は上がりますが、時間を音楽に使えます。

告知を継続することも忘れないでください。ショップを作っただけでは、誰も気づきません。SNSのプロフィールにリンクを置き、定期的に案内しましょう。

まとめ

handmade goods warm light (Photo: Hac Hai / Pexels)

ライブグッズの自作について、押さえておきたいポイントを整理します。

  • 最初はステッカー、缶バッジ、ポストカードなど単価の安いものから
  • 種類は2つか3つに絞る。多すぎると購入者が迷い、在庫管理も煩雑になる
  • デザインはシンプルに、色数を絞る。実際のサイズで印刷して確認する
  • 無料ツールの素材とフォントは、商用利用の規約を必ず確認する
  • 発注はライブの2週間から1ヶ月前に。納期に余裕を持たせる
  • 価格は原価の2倍から3倍が目安。買いやすい区切りの金額にする
  • 小ロットから試し、追加発注できるかを確認しておく
  • 会場ではステージから告知し、価格表示と釣り銭を用意する
  • オンラインは受注生産サービスを使えば在庫も発送の手間もない

まずはステッカーのデザインを1つ作ってみてください。小さく始めれば、失敗しても次に進めます。


毎日配信をしても、お客さんは増えない。
告知をしても、ライブの客席は空いたまま。
新しい曲を作っても、誰にも届かない。

努力はしているのに、ほとんどの人が報われない。
それが、多くのアーティストが直面している現実です。

「もっと集客を頑張れ」と言われても、簡単にできたら誰も悩んでいません。
結果が出ないのは、才能でも努力不足でもなく、「届ける方法」を知らないだけ です。

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インディペンデントアーティスト編集部
インディペンデントアーティスト編集部
「私たちは音楽を諦めない」というビジョンを掲げ、多様なジャンルのインディペンデントアーティストたちを紹介するオウンドメディアを運営しています。新たな才能を発掘し、アーティストの創造性を全面的に支援することで、音楽の新しい形を創り出しています。マイクロライブ空間アプリ「コロム」運営。
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