音楽活動がつらく感じたときに見直したい「続け方」― 一度は限界を迎えたアーティストが見つけた、新しい選択肢
音楽を仕事にする。
その現実は厳しく、大好きなはずの音楽活動がつらいと感じてしまう瞬間も多い。
そんな中で、一度は心も体も限界を迎えながらも、再びステージに立ち続けているアーティストがいます。
マルチシンガーソングライター・高橋涼子さん。
会社員、路上ライブ、海外公演、ほぼ365日の日本全国歌い旅、そして鬱状態からの回復。
そのすべてを経て、「音楽で稼ぐ」道をどのように再構築してきたのか。
これまでの歩みをたどります。

音楽を仕事にするまでの模索
高橋さんが音楽に触れたのは幼少期。
作曲や歌うことの楽しさを知り、音楽はいつしか「友達のような存在」になっていきました。
しかし、大学時代に入りプロを目指し始めると、現実の壁に直面します。
当時の音楽業界は、アイドル的な売り出し方が主流。
自分がやりたい音楽とのズレや違和感に悩むようになります。
本当は音楽の道に進みたい——。
そんな想いを抱えながらも、迷いの中で一度は一般企業へ就職。
それでも夢を手放すことはなく、会社員として働く傍ら養成所に通い続けました。
そして、ついに会社を辞め、シンガーソングライターとしての道へ。
その決断は、周囲からの反対もある中でのものでした。
「一人でもやり続けるという覚悟を持っていましたね」
ただ、それまで感じていた違和感が消えたわけではありませんでした。
メジャーデビューを目指しているわけでもない。
どうすれば音楽を仕事にできるのか——。
音楽を通じて出会った人に相談しても、返ってくるのは
「音楽は趣味でやるのが一番」という言葉ばかり。
進むべき方向が見えないまま、貯金も少しずつ減っていく。
再び会社員に戻るしかないのか——そう考え始めていた頃、ある事務所との出会いが転機となります。

路上ライブと過酷な日々
事務所に所属したことで、環境は大きく変わりました。
・路上ライブでCDを手売り
・全国を移動しながらの集客
・車中やライブハウスに泊まる日々
本業としての厳しさを感じながらも、体力と営業力で乗り越えながら、少しずつファンづくりを進めていきます。
やがて、日本でのライブや海外公演、ワンマンライブの成功など、着実に結果を残していきます。
一方その裏側では、事務所との関係や過労による心身の疲弊が積み重なり、最終的には鬱状態に。
事務所を離れ、自分と向き合う日々が始まります。
心は限界を迎えている中でも、曲作りはどんどん進み、ヒット曲も生まれていきます。
自分の状態とは裏腹に、音楽活動はむしろ加速していきました。
「ステージ以外は、ほとんど動けなかったですね」
そんな極限状態の中でも、高橋さんはアーティストとして立ち続けていました。

一度立ち止まったから見えたもの
回復を目指して過ごした5年間の中で、ある変化がありました。
「前の自分に戻る」のではなく、「今の状態でできることをやればいい」と考えられるようになったことです。
その瞬間、気持ちは少し軽くなり、本当の意味で回復へと進み始めました。
さらにコロナ禍をきっかけに、音楽以外の仕事も経験。
音楽から離れたことで、これまで見えていなかったものにも気づくようになります。
その後、次第にもう一度音楽に関わりたいと思うようになり、ライブ配信を通じて少しずつ活動を再開していきました。
その過程で、自身の経験から「同じように悩むアーティストを支えたい」という想いが強まり、サポート事業を立ち上げます。
また、自分自身も結果を出す必要があると感じる中で、オンラインライブプラットフォーム「corom」と出会いました。
これまでSNSや配信サービスには慎重だった高橋さんですが、
「一度、飛び込んでみよう」と決断し、coromでの活動をスタートします。
その選択によって、環境は大きく変わっていきました。

“評価される環境”で変わった音楽の続け方
coromでのオンラインライブは、それまでの配信とはまったく異なるものでした。
チケット制で収益が発生し、「配信者」ではなく「アーティスト」として扱われる。
さらに、ジャンルや年代を超えたアーティスト同士のつながりもあり、自分を高め続けられる環境がありました。
ポップスやクラシック、楽器や演奏スタイルもさまざま。
その中で活動すること自体が、大きな刺激になっていきます。
これまでの活動では、結果を出しても評価されないと感じる場面が多くありました。
しかし、coromでは違います。
・集客=収益につながる
・努力がそのまま評価される
・次のステージが用意される
「やった分だけ、ちゃんと返ってくるんです」
その実感は、高橋さんの音楽への向き合い方を大きく変えていきました。
実際に、オンラインライブ100席完売を達成、コロムフェスのリーダーに就任し、Zepp出演のチャンスを手にするなど、corom内での活動を通じて、次々と新たな機会を得ていきます。

同じように悩むアーティストへ
最後に、高橋さんはこう語ります。
「coromは選択肢が確実に増える場所」
音楽活動がつらくなる理由の一つは、「今いる場所しか知らないこと」。
環境を変えることで、見え方が変わることもあります。
高橋さん自身も、一度立ち止まったからこそ、新しい形で音楽と向き合えるようになりました。
「もう一度やりたい」と思えたその瞬間から、音楽は続けていける。
そして今は、同じように悩むアーティストに向けて、こんな言葉をかけています。
「もしcoromで一緒に活動することになったら、困ったときはいつでも声をかけてください」
coromは、音楽を諦めきれない人が、もう一度歩き出すためのステージです。
あなたも、その一歩を踏み出してみませんか。
