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コラム

近田ゆうきさん♪【コロムアーティストインタビュー】

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この記事では、マイクロライブ空間アプリ「corom」を利用されて音楽活動をしている方にインタビューを行い、音楽活動をしているアーティストの方向けに、リアルな体験談をお届けします。

近田ゆうきさんが音楽活動を始めたきっかけは何ですか?

ー最初に音楽活動を始めたきっかけから聞いてもよろしいですか?

近田ゆうき:小さい頃から音楽をやっていて、音大出てるんですけど、卒業してから音楽をやめちゃったんですよね。
それからしばらくしてボサノヴァという音楽に出会ったのが再度音楽活動を始めたきっかけです。

近田ゆうき:当時は雑貨屋さんが好きで、よく行っていたんです。ある雑貨屋さんで店長のセレクトCDが試聴できるコーナーがあったんですよ。その時たまたまボサノヴァの神様と言われているジョアン・ジルベルトという人の特集をやっていて、それを試聴したんです。
シンプルにギター1本で弾き語りしているCDだったんですけど、それにめちゃめちゃ感動して「何この音楽?何この人?」って衝撃を受けました。

近田ゆうき:そこからボサノヴァを聞くようになってから、まもなくジョアン・ジルベルトが初来日をしたんです。
国際フォーラムA、キャパ5,000席を2日間で即満席にするくらいのすごい人で、コンサートのチケットを取るのがすごい大変だったんですけど、なんとか友達に手伝ってもらってチケット取ることができたんです。

近田ゆうき:コンサートではもう衝撃を受けて。「この音楽やりたい!」って思って、そこから音楽活動を始めました。

ーそれまではあまりされてなかったんですか?

近田ゆうき:グラフィックデザインの仕事をしてました。

近田ゆうき:小さい時からピアノを習っていて、親の強い希望で音大に入ったっていうのがあって、元々はすごく音楽をしたかったわけじゃないんです。
どちらかっていうとデザインしたり絵を描いたりする方が好きだったんです。
それで卒業したらパッと音楽をやめちゃって、バイトを4つぐらいしてお金貯めて、デザイン学校にまた行ったんですよ。
それでグラフィックデザインの仕事を10年ぐらいしてました。

ー音楽とは関係のない仕事をしっかりされてたんですね。

近田ゆうき:そうですね。○○○○とか、△△△のお中元のデザインとか。
(※企業名は伏せさせていただいてます。)

ーだいぶ大手企業でプロレベルでやってたんですね、すごい。
そんな中で雑貨屋で人生を変える音楽に出会うってのもまたすごいです。

近田ゆうき:でも私ギターを弾いたことなかったので、ボサノヴァギター教室に行って学びました。
最初はアコギとクラシックギターの区別もわからなくて「ライブしたい」と思ってアコギ買っちゃったんですよ。

ー気持ちが先行してすぐに動いちゃったのが伝わりますね。

近田ゆうき:アコギを買って教室に行ったら、先生に「違います」って言われて(笑)
「クラシックギター買ってください」って言われちゃいました。

ー「音楽してた人ですよね?」って言われなかったんですか(笑)

近田ゆうき:音大でやってたのはピアノだったので、全然ギターわからなかったんですよ。
「ギターの弾き語りといえばアコギ」のイメージしかなくて。

近田ゆうき:最初はデザインの仕事をしながらやってたんですけど、趣味じゃおさまらなくなっちゃって、どんどんのめり込んでいきました。
ブラジル行ったりしてボサノヴァという音楽を産んだのどんな国なんだろうと思って。

ー行動力が凄まじいですよね。取るのが難しいチケットを手に入れて、ブラジルにまで行っちゃうっていう行動力。

近田ゆうき:そうなんですかね。思いが先行するとちょっと考えずに行動しちゃう人なので(笑)

近田ゆうき:それでブラジルではライブもいっぱい参加できて、すごい良いなと思って「この音楽やりたい」と思って、ギターを持ってまだ3年目だったんですけど、、音楽活動を本格的に始めました。

ープロとしての活動をするっていうことですか?

近田ゆうき:最初はやっぱり食べていけなかったので、投げ銭から始めました。
あとはフリーランスとしてちょこちょこデザインの仕事も受けつつ、二足のわらじでした。

ー音楽活動に徐々に重点を置いていったんですね。

近田ゆうき:そうですね。
これもまたちょっと無謀な冒険だったんですけど、ブラジルに行ってCDを作るって決めた時に「もう私はこれ1本でやってく」って決断して、デザインもクライアントにお断りしてやめました。

ー行動だけではどうしても難しい部分とか出てくるじゃないですか?ブラジルに行ってみようっていう流れで不安になるとか、ずっと活動継続できるのかとか、何か悩まれたことはあったんですか?

近田ゆうき:メンタルの部分では活動やめたいとか、厳しくて音楽やめたいなっと思ったことはなかったです。

近田ゆうき:どちらかっていうとフィジカルの部分でしたね。体調がちょっとどうにもならなくって、お休みせざるを得ないこととかは過去3回ぐらいありました。
咳が止まらず半年間お休みしたこともありました。

近田ゆうき:ライブが好きなので、お休みして活動できない時の方がすごく辛かったですね。

近田ゆうきさんが音楽活動をしていて悩んでいたことはありましたか?

近田ゆうき:もともとはリアルの演奏だけでやっていたので、コロナで演奏の機会が減ってしまって本当に困ったんですよ。

ー困ったっていうのは本当にお金がない状態ってことですか?

近田ゆうき:そうです。
なので配信して皆さんに投げ銭いただいたり、文化庁の補助金とかで1〜2年繋いでたんですけど「これがずっと続いたらまずいんじゃない?」ていう思いもあって。

ー先が見えなくなっていく瞬間があったんですね

近田ゆうき:コロナ中もリアルライブが全くできなかったわけじゃなかったんですけど、人数制限が10人までの会場も多くて本当に困ったんですよね。
コロナの影響もあって、今はどんな職業もオンライン化が進んでいて、音楽もそういうのを取り入れて、リアルとアプリの2つの方法があってすごくいいなって思います。

近田ゆうきさんがコロムに出会ったきっかけ

ーコロムに出会ったきっかけは何だったんですか?

近田ゆうき:コロムから直接DMが届いたんです。コロナ禍だったので、他にもいろんなところから「ライブやりませんか」と毎日のように来てました。

ーコロナでリアルライブができなくなった時代って、どこの配信アプリもプロの方を頑張って呼んでましたもんね。

近田ゆうき:量がとにかく多いので、全部スルーしてたんですけど、確かコロムからは3回ぐらい来たんですよ。

近田ゆうき:まず1回目はスルーしてたんですけど、2回目にすごい熱いメールをもらったんですよね確か。
私のリールを全部聞いてくださったみたいで「コロムにぴったりのアーティストさんです」って熱い内容だったのが印象的でした。

ーだいたいテンプレを送るだけのところも多いですもんね。

近田ゆうき:コロムはちゃんとテンプレじゃない言葉で熱いメッセージをいただいたんです。

近田ゆうき:「子供たちのためにチャリティライブやりたい」とか「私の癒しの声がすごくぴったりなのでご協力いただけませんか」って誘っていただいている中で「とりあえず話だけでも聞いていただけませんか?」って言われたので、私はメッセージに心動かされて「じゃあお話だけでも」っていうのが最初でしたね。

ーそこからコロムでずっと活動していただいているんですけど、実際に使ってみていかがですか?他のアプリとの違いとかは何か感じたりしていますか?

近田ゆうき:リアルライブと同じで、すごく守られた空間っていうか、安心して集中して歌えるところがアーティストとしてはすごく助かってます。

近田ゆうき:コロナで仕事が無くなって困ってた時期に他の配信ライブでも1年間やっていたんですよ。その時はとにかく視聴者の出入りが激しいので、ぴょこっと入ってきてぴょこっと出ていく挨拶するだけの人もいるし、歌ってる時にいっぱいコメントもらったりとか、要は落ち着いて音楽ができる状態じゃなかったんですよね。

ー路上ライブより賑やかしかもしれないですね。

近田ゆうき:あとやっぱり無料で聞けるっていうとこもあって、真剣に音楽聴きにくるのが目的じゃなくて冷やかしみたいなコメントをもらったりすることもあって。
上手く対応できずにストレスになっちゃうこともたくさんありました。

ー無料ならではの悩みではありますよね

近田ゆうき:コロムはスタッフさんの対応がとても丁寧で、ここまでミュージシャン一人一人のことを考えてサポートしてくださるアプリは他に知らないですね。
コンサルもしてもらえるので自分の音楽活動にすぐに活かすことができて、めちゃめちゃ勉強になっています。
それによって、しっかりと収入になるところもいいですね。

近田ゆうき:あとはアプリ自体がどんどん進化している過程がすごく面白いです。
最近は世界に一つのオリジナルの会場が作れるようになって、私もお客さんと一緒に楽しんでるっていうか。
なんかこう一緒に成長してるような感がありますもんね。自分で会場を自由にカスタマイズできるところがいいんですよ!

ーありがとうございます

近田ゆうき:それにどんどん素敵なアーティストさんが増えてきてるじゃないですか?
それもなんかすごい楽しみです。

ー近田さんって割とコロムの中にいるアーティストの方々と何かと交流があるみたいですよね。

近田ゆうき:そういえば去年に、北九州へライブに行った時に、一緒に共演したギタリストさんが次の週にコロムのアーティストさんと共演するって聞いて「よろしくお伝えください」みたいなこともありました。
それは本当に偶然あった出来事という感じですけど。

コロムはどんな人におすすめですか?

近田ゆうき:一歩踏み出せない人とか。
音楽をやることを諦めちゃったりとか。
もうこの年齢だから今更音楽しても…と考えている人とか。

近田ゆうき:その中でも実はまだ心の中に種火があって、実は音楽やりたかったんだよっていう人。
そういう人たちにおすすめしたいですね。

ーその種火に薪をくべてあげるというか、コロムが火をおこしてくれるって感じになるんですかね

近田ゆうき:コロナ前とコロナ明けの今では世の中が変わってきていて、音楽を届けられる選択肢が増えて、オンラインでの音楽活動に無限の可能性を感じます。

近田ゆうき:私自身も今ではリアルとコロムの両輪で今後もやっていきたいと思ってます。
コロムもしっかり収入になるので、音楽活動を続けたいけどお金の問題で続けるか悩んでる人にもおすすめしたいです。

近田ゆうき:例えば子育てしてると、リアルライブをするには子どもを預けなきゃいけないっていう問題で活動することが難しい人はいっぱいいると思うんですね。

ーそうですね、そういう方はいらっしゃいますね。

近田ゆうき:そういう問題があってもコロムだったら音楽が続けられるので、そういう問題で音楽を諦めざるを得ない人にこそ私は自信を持っておすすめできます。

今後どういう音楽人生を歩んでいきたいですか

近田ゆうき:もっと影響力のあるアーティストになりたいです。

近田ゆうき:芸術には人の心を救う力があると思っています。私も音楽で救われたことがいっぱいあるので、同じように音楽でたくさんの人を救いたいっていう気持ちがあるんですよね。

近田ゆうき:あとは”一生現役”ですね。できるところまで音楽をやるっていう。

ーそれならオンラインはめっちゃぴったりじゃないですか。寝転びながらできますよ(笑)

近田ゆうき:そうですね(笑)私のやっている音楽は、椅子に座りながら優しく弾き語りするので、おばあちゃんになってもできるかなと思っています。

近田ゆうき:あと私は映画がすごい好きなので、映画音楽とかにも携わってみたいですね。

ー音楽活動を続けていく中でジャンルを広げていきたい気持ちもあるんですね。

近田ゆうき:本場のブラジルでボサノヴァを学んできて、日本で最初にそれを伝えたいっていうのがきっかけだったんですけど、やっぱりポルトガル語だけで歌ってると敷居が高くなっちゃって、一部のコアなファンの人しか楽しめなかったりするよねって気持ちもあって。

近田ゆうき:そこから自分でオリジナル曲を書くようになって、自分の書いた曲で「すごい救われる」とか「癒される」とか感動して涙流してもらうとか…

ーめちゃめちゃ癒しですよ。近田さんの曲。毎晩寝ながら聞きながら寝ますもん。歌声を聴いているとすごい落ち着きますよ。波紋とかクジラとかめっちゃいいじゃないですか。入眠導入みたいな形で僕は使ってます。

近田ゆうき:ありがとうございます。そういう使い方で嬉しいです。
リアルだとそれができないじゃないですか。布団の中に入って聞くとか。
だからコロムではそういう風にリアルではできない音楽の価値の提供をしていきたいっていう考えでいろいろと模索中なんです。

近田ゆうき:私が作ってるオリジナル曲はすごくボサノヴァの影響を受けてるんですけど、だからこそコロムではあまりボサノヴァっていう枠にはまらないようにしてます。今後も好きなものを歌っていきます!

今回は近田ゆうきさんにインタビューをさせていただきました。
ありがとうございました。

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インディペンデントアーティスト編集部
インディペンデントアーティスト編集部
「私たちは音楽を諦めない」というビジョンを掲げ、多様なジャンルのインディペンデントアーティストたちを紹介するオウンドメディアを運営しています。新たな才能を発掘し、アーティストの創造性を全面的に支援することで、音楽の新しい形を創り出しています。マイクロライブ空間アプリ「コロム」運営。
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