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音楽スタジオの使い方をゼロから解説!予約から効果的な使い方まで

chihiroblog

バンドを組み、いざ練習を始めようと思ったものの「音楽スタジオって何?」「どうやって使ったらいいの?」といったことで困っていませんか?

個人練習とは違い、バンドでの練習には音楽スタジオの利用が欠かせません。しかし、初めてだと使い方がわからず、時間とお金を無駄にしてしまうことも。

そこで本記事では音楽スタジオの使い方について、予約方法から効果的な使い方まで丁寧に解説します。

音楽スタジオを利用する際の注意点についても解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

音楽スタジオとは?

まずは音楽スタジオの使用目的や利用料金といった、基本的なことを解説します。

音楽スタジオについて、全く知らない初心者でもわかりやすいよう詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

使用目的・できること

音楽スタジオとは、バンドでの練習やレコーディングのために借りるスタジオのことです。

演奏の練習をするための「リハーサルスタジオ」とレコーディングをするための「レコーディングスタジオ」の2種類があり、本記事では「リハーサルスタジオ」について解説します。

リハーサルスタジオにはドラムやアンプ、スピーカーなど「自宅で使うのは難しいけどバンド練習には欠かせない」機材が揃えてあり、必要最低限の楽器を持っていくだけでバンド練習ができるよう環境が整えられているのが特徴です。

機材についてはこのあと詳しく解説します。

利用料金

音楽スタジオは基本的に1時間当たりで料金が決められており、必要な時間分の料金を払うことでレンタルできます。

借りるスタジオや部屋の大きさ、平日か土日かなどで料金は変わりますがだいたい1時間1,000円から3,000円ほどです。

基本的には部屋は小さく、平日の午前中や深夜など利用者の少ない時間帯の方が安く借りられます。

また、スタジオによっては「学割」や「何時間以上なら割引」といったキャンペーンをしていることもあるので、ホームページなどで事前に確認しておくとよいでしょう。

設備・レンタルできるもの

料金と同様、音楽スタジオによって機材も変わりますが、以下のような基本的な機材はほとんどのスタジオで用意されています。

  • ドラムセット
  • マイク
  • ギター・ベースアンプ
  • スピーカー
  • ミキサー

ギターやベース本体は、スタジオには用意されていないことが多いので、ご注意ください。

スタジオによっては追加料金を払うことで、楽器本体やエフェクターなどの機材をレンタルできるサービスもあります。

持っていくべきもの

以下のものは必ず持っていきましょう。

  • ギター・ベースなどの楽器本体
  • シールド
  • エフェクター
  • ピック
  • チューナー
  • ストラップ
  • ドラムスティック
  • チューニングキー

これらのものはスタジオによってはレンタルできることもありますが、貸し出していないスタジオも多いため、持参した方が良いです。

特にシールドやピックなどの小物類は忘れやすいアイテムなので、必ずスタジオに向かう前に確認しましょう。

また、練習が長時間になる場合は、飲み物やタオルもあると便利です。

音楽スタジオの使い方をイチから解説!

ここからは、音楽スタジオの具体的な使い方について解説します。

どのスタジオでも基本的な使い方は同じなので、ここで紹介する流れをしっかり頭に入れておきましょう。

スタジオを探す

まずはスタジオを探します。

以下のことに気を付けてスタジオを探せば失敗しにくいので、参考にしてください。

  • 料金
  • 利用できる機材・設備
  • 広さ
  • メンバー全員のアクセス

音楽スタジオによって、部屋の大きさは異なります。

3人バンドなら7帖以上、4人バンドなら9帖以上、5人バンドなら11帖以上を目安に借りる部屋を決めましょう。

ただし、部屋が大きくなるほど料金も高くなりやすいため、ご注意ください。

また、意外と確認し忘れがちなのが「アクセスの良さ」です。練習当日は機材も多いため、できるだけメンバー全員から近いスタジオを探しましょう。

スタジオの探し方は、ネットやSNSが主流ですが、知り合いにミュージシャンがいるならおすすめのスタジオを聞くのもひとつの方法です。

日程調整・予約

借りるスタジオを決めたら、日程調整と予約をします。

まずはメンバー内で練習の候補日を決め、その後決めた日程で借りられるかをスタジオに確認しましょう。

希望の日程が埋まっていることもあるので、候補日はできるだけ多く用意しておくとスムーズです。

予約方法は電話が基本ですが、スタジオによってはネット予約が可能なところもあります。

予約の際は「スタジオを借りたい日程」「借りたい時間」「メンバーの人数」「代表者の氏名と連絡先」を伝えましょう。

受付

ここからは練習日当日の流れを解説します。

まずは受付を済ませましょう。「予約した時間」と「代表者の名前」を伝えると案内してくれます。

基本的には予約した時間になるまでスタジオには入れませんが、スタジオによっては空いていれば厚意で早く使わせてくれる場合もあるので、できれば早めに到着しておきましょう。

入室・セッティング

時間になったら入室します。音楽スタジオには防音扉がついているので、しっかりとロックして外に音が漏れないようにしてください。

入室できたらセッティングを始めます。

スタジオの機材を壊さないよう、利用方法に注意しながらセッティングを進めましょう。スタジオの機材はあくまでレンタルなので、壊してしまうと弁償しなければならない可能性もあります。

機材の使い方がわからない場合はやみくもに触らず、スタジオスタッフの人に聞いてください。

また真空管アンプなど、使用できるまでに時間がかかるものは初めに電源を入れておくとセッティングがスムーズに進みます。

練習

全ての機材がセッティングできたら練習を始めます。

練習の流れはバンドによって違うので正解はありませんが、最初は音量の調整などのために良く練習している曲を合わせることが多いです。

その後は新曲や不安のある曲など、状況に合わせて練習を進めてください。

効果的な練習方法については、後ほど詳しく解説します。

退室

練習が終わったら片付けをし、退室します。

注意してほしいのが「片付けの時間もレンタル時間に含まれる」ということです。

そのためレンタル時間が終わる5分から10分前には片付けをはじめ、時間内に退室まで完了するようにしましょう。

支払い・次回の予約

退室したら利用料金を支払います。

また、このとき次回の予約も済ませておくのがおすすめです。

せっかくメンバーが集まっているのでその場で日程調整をし、受付で直接空いているか確認しましょう。

音楽スタジオの使い方【注意点!】

ここからは音楽スタジオを利用するうえで、注意すべきことについて解説します。

当たり前のことはもちろん、慣れていないと意外と見落としがちなポイントまで解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

時間は必ず守る

スタジオのレンタル時間は守りましょう。特に退室時間は必ず守ってください。

入室時間は遅れても練習時間が減るだけですが、退室時間が遅れるとその後の利用者やスタジオに迷惑がかかります。

初心者のうちは片付けの時間を忘れていたり、思いのほか撤収に時間がかかったりすることがあるので、少し早めに退室するようこころがけておきましょう。

音量に注意する

音楽スタジオでの練習に慣れていないと音量が大きくなりがちです。

外に漏れる音に注意する必要はありませんが、音量が大きすぎると耳を痛めたり疲れやすくなったりと、スタジオ内でかかる負担が大きくなります。

また、ハウリングなどのトラブルも発生しやすくなるため、音量バランスには十分注意してください。

ドラムなど生音の楽器に合わせると、調整しやすいのでおすすめです。

機材の利用方法に注意する

音楽スタジオにある機材は、あくまでレンタルです。故障してしまうと弁償しなければならないこともあるので、利用方法には十分注意しましょう。

なかには初めて扱う機材もあると思いますが、利用方法がわからないときは素直にスタジオのスタッフに聞くことが大切です。

駐輪・駐車場は利用可能か事前に確認する

駐輪・駐車場が使えるかは音楽スタジオによって異なります。

駐車場がなく、コインパーキングの利用が必要な場合もあるので、事前に確認しておきましょう。

特に大きな機材を車で運ぶ場合は、駐車場からスタジオまでの距離なども合わせて確認し、あまりにも遠い場合は持っていく機材を減らすなどの工夫も大切です。

喫煙・飲食は決められた場所でする

スタジオ内は、基本的に飲食禁止です。喫煙も、禁止されている場合や喫煙ルームが用意されている場合があります。

スタジオのルールを確認し、喫煙・飲食は決められた場所でするようにしてください。

片付けまで丁寧にする

片付けは、自分たちが持ってきた機材だけでなく、スタジオ内の機材まで丁寧に行うようにしましょう。

具体的にはマイクやマイクスタンド、スピーカーの位置、ドラムのセッティングなどです。

入室したときの状態を最初に覚えておき、退室するときに元通りに戻すようにしてください。

音楽スタジオの効果的な使い方・練習のポイント

せっかくお金を払ってレンタルするなら、できるだけ効果的で質の高い練習をしたいですよね。

そこでここからは「より効果的に練習するための音楽スタジオの使い方」を解説します。

セッティングは手早く行う

レンタル時間には機材のセッティングと片付けの時間も含まれます。できるだけ練習に時間を使うために、セッティングは手早く行いましょう。

スタジオに入る前に機材を出しておいたり、エフェクターを繋いでおいたりすると、スタジオに入ってからかかるセッティングの時間を減らせます。

また手が空いたら、自分のパートだけでなく他のパートのセッティングの手伝いをすることも大切です。

スタジオに入る前に練習内容を決めておく

初心者にありがちなミスが「スタジオに入ってから何を練習するか話し合う」ことです。練習内容はスタジオに入る前の待ち時間や、LINEなどのメッセージでもできます。

こうした「スタジオ内でもできること」を事前に済ませておくことで、練習により多くの時間を使えるので覚えておきましょう。

演奏を録音する

音楽スタジオで合わせている間は、演奏に夢中で客観的にバンドサウンドを確認するのは難しいでしょう。

そのため後で振り返れるよう、演奏を録音しておくと練習の質が高まります。

録音方法はスマホやICレコーダーなど、簡易的なもので十分です。スタジオによっては無料で簡単なレコーディングをしてくれるところもあります。

できないところを重点的に練習する

練習は「できないところ」「レベルの低いところ」を中心に、行いましょう。

すでにできているところを合わせるのは気持ち良いため、ついついそうした箇所ばかり練習してしまいがちです。

バンド演奏を楽しむだけならそれでも良いですが、ライブなど何かの目標に向けて練習するなら、できないところのレベルを上げるよう意識して練習しましょう。

バンド全体で合わせることに時間を使う

パートごとの個人練習は、自宅などスタジオ以外でもできます。そのためスタジオでは、バンドで合わせることを中心に練習しましょう。

ベースとドラムのリズム隊や、ボーカルとコーラスなど、パートごとにスタジオをレンタルして練習するのもおすすめです。

練習の振り返りをする

振り返りをすることも、音楽スタジオでの練習を効果的に行うポイントのひとつ。

スマホなどで録音した演奏の振り返りはもちろん、練習内容や時間の使い方の振り返りも大切です。

次回の練習の質を高めるためにも、少しで良いのでメンバーで話し合う時間を取りましょう。

音楽スタジオの使い方を知って、効果的な練習をしよう!

今回の記事では音楽スタジオの使い方から注意点、効果的な使い方までを解説しました。

初めて利用するときはわからないことばかりだと思いますが、一度利用方法を覚えてしまえば他のスタジオを借りる時にも困らないので、ぜひ覚えておきましょう。

スタジオにある機材はあくまでレンタルなので、くれぐれも利用方法にはご注意ください。

本記事を参考に、効果的で質の高いスタジオ練習をしましょう。

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インディペンデントアーティスト編集部
インディペンデントアーティスト編集部
「私たちは音楽を諦めない」というビジョンを掲げ、多様なジャンルのインディペンデントアーティストたちを紹介するオウンドメディアを運営しています。新たな才能を発掘し、アーティストの創造性を全面的に支援することで、音楽の新しい形を創り出しています。マイクロライブ空間アプリ「コロム」運営。
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