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レコーディング

レコーディングのやり方を理解しよう!ポイントや必要な機材も紹介

chihiroblog

自分で曲を作れるようになると「レコーディングもしてみたい」と考える人は、多いでしょう。

本記事では、具体的なレコーディングのやり方や費用、スムーズにレコーディングをするためのポイントなどを解説します。

レコーディングのやり方は主に2種類

レコーディングのやり方は、主に以下の2種類です。

  • スタジオレコーディング
  • セルフレコーディング

それぞれの特徴を解説します。

スタジオレコーディング

スタジオレコーディングとは、機材を完備したレコーディングスタジオをレンタルし、さらに専属のエンジニアに依頼してレコーディングしてもらう方法です。

自分で機材を購入したり運搬したりする必要がなく、また自分が持っている物よりも良い機材でレコーディングできる可能性があります。

さらに機材のセッティングや調整、レコーディング時の段取りなどをすべてエンジニアに任せられるため、レコーディングの知識がない初心者でも安心です。

セルフレコーディング

セルフレコーディングとは、自分たちで機材などの録音環境を整えて行うレコーディング方法。

近年は、比較的安価なレコーディング機材が増えていることやレコーディングの知識が一般的に広まっていることもあり、セルフレコーディングをするミュージシャンが増えています。

全く知識がない初心者には難易度が高い方法ですが、知識と技術があればセルフレコーディングでも良い音源を作ることは可能です。

スタジオレコーディングのやり方

ここからはスタジオレコーディングのやり方を具体的に解説します。

「知識がないからエンジニアに任せたい」「整った環境でレコーディングがしたい」「一度はちゃんとしたレコーディングを経験してみたい」という方は、ぜひ参考にしてください。

用意するもの

スタジオレコーディングをする際は、最低限「トラック表」「歌詞」「プリプロ音源」「リファレンス音源」の4つを用意しましょう。

トラック表とは、曲の構成と各構成でレコーディングする楽器をまとめた表です。進捗管理やアレンジを考えるときに使います。

歌詞はボーカルレコーディングの際に使うので、紙やスマホで用意しておきましょう。

プリプロ音源とは、仮で録音した音源のこと。エンジニアに曲のイメージやサウンドを伝えるために使います。

リファレンス音源は、音作りやミックスで参考にするための音源のことです。「ギターは迫力がある感じにしたい」といったイメージがある場合は、そのイメージに近い音源を用意しておきましょう。

かかる時間

レコーディングする楽器の数などにもよりますが、1曲あたり6〜8時間程度かかることが多いです。

レコーディングに慣れている場合は、1曲4時間程度で終わることもあります。

ギリギリの時間しか確保していないと、トラブルがあった場合やレコーディングが始まってからアレンジを変えたくなった場合に対応できない可能性があるため、少し余裕をもってスケジュールを組むのがおすすめです。

かかる費用

スタジオレコーディングにかかる費用は、借りるスタジオやエンジニアによってさまざまですが、相場は1時間で5,000〜10,000円ほど。

「6時間パック」など、長時間のレコーディングほど安くなるプランを提供しているスタジオもあります。

また土日は料金が高くなる可能性があるため、費用を抑えたい場合は平日に予約するのがおすすめです。

セルフレコーディングのやり方

続いては、セルフレコーディングのやり方を解説します。

「スタジオレコーディングをするお金はない」「自分たちだけで曲を完成させたい」という人は、ぜひ参考にしてください。

必要な機材

セルフレコーディングをするためには、最低でも以下の3つが必要です。

  • オーディオインターフェイス
  • DAWソフト
  • パソコン

オーディオインターフェイスとは、楽器やマイクの音をパソコンに取り込むための機材。DAWソフトは録音した音を編集するためのソフトです。

そして、これらを動かすためにはパソコンが欠かせません。

必要な機材については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

音楽制作のやり方6ステップ!必要な機材やポイントも合わせて解説。

スタジオを借りてするパターンも

セルフレコーディングでも「自宅では十分な音量が出せない」「持ってない機材だけ借りたい」という場合は、スタジオを借りてレコーディングをすることも可能です。

ギターやベースは自宅でレコーディングし、ボーカルとドラムのレコーディングだけスタジオを借りるなど、楽器によって分けても良いでしょう。

かかる費用

セルフレコーディングでスタジオもレンタルしない場合、必要なのは機材代だけです。最近は安価な機材が増えていることもあり、一から機材を揃えたとしても工夫すればかなり費用は抑えられるでしょう。

例えばオーディオインターフェイスが1万円、DAWは無料のものを使用し、パソコンは中古で3万円ほどのものを購入すれば合計で4万円。

スタジオレコーディングとそんなに変わらないと思われるかもしれませんが、一度購入してしまえば次回からは機材代もかからないので無料でレコーディングが可能です。

もちろんレコーディングのクオリティを上げようとするとさらに費用はかかりますが、とりあえず形にしたい、という場合はこれくらいの機材でもレコーディングが出来ます。

スタジオレコーディングとセルフレコーディングどちらがおすすめ?

「お金がかかってもいいから高いクオリティで録りたい」「レコーディングの知識がないからエンジニアに任せたい」という場合は、スタジオレコーディングが良いでしょう。

反対に「今後のレコーディングも含めて、できるだけ費用を抑えたい」「レコーディングの知識も身に着けたい」という場合は、セルフレコーディングがおすすめです。

自分たちの環境や求めているものに合わせて、選ぶようにしましょう。

レコーディングのやり方3ステップ

スタジオレコーディングでもセルフレコーディングでも、基本的な工程は同じです。

3つのステップに分けてレコーディングのやり方を解説しますので、参考にしてください。

1.録音

楽器のセッティングやレコーディングの準備ができたら、まずは録音していきましょう。

多くの場合最初にドラムを録音し、続いてベースを録音することでリズムセクションを完成させます。

その後ギターやキーボードなどを録音。最後にボーカルを録音します。

2.編集作業

すべての録音が終わったら、各パートのどのテイクが良いかを選んでいきましょう。

1回でベストな演奏ができる人は少なく、また一つのテイクを最初から最後まで使うことも少ないため「Aメロはこのテイク、サビはこのテイク」など良い部分をつなぎ合わせる作業が必要になります。

3.ミックスダウン・マスタリング

編集作業を終え、素材が全て揃ったらミックスダウン・マスタリングをします。

ミックスダウン・マスタリングとは、音量バランスの調整やエフェクトを加えることでより良い音に仕上げる作業。

スタジオレコーディングの場合、この工程はエンジニアが一人で行うこともあり、バンドメンバーが立ち会わないことも多いです。

レコーディングをスムーズに進めるポイント

いざレコーディングが始まるとなかなか上手く演奏できなかったり、思わぬトラブルが起きたりする可能性があります。

レコーディングのポイントをあらかじめ確認し、スムーズに進められるよう準備しておきましょう。

音作りをしておく

レコーディングが始まる前に、ある程度音作りは済ませておきましょう。

レコーディングが始まってから調整することはありますが、大まかな音作りが出来ていないと音作りに時間をとられ、演奏に使う時間が減ってしまいます。

レコーディングスタジオに置いてる機材と同じ機材をレンタルするなど、できるだけ本番に近い状況で音作りをしておきましょう。

アレンジを完成させておく

レコーディング中にアレンジをしてしまうと、その分演奏に使う時間がなくなります。

レコーディングは、基本的にはすでに曲として完成しているものを録音する作業です。そのため、アレンジはレコーディングが始まるまでに完成させておきましょう。

「もし時間が余ったら試してみたいこと」など、レコーディング時にしか試せない案をあらかじめ考えておくのもおすすめです。

工程を確認しておく

バンドメンバー全員がレコーディングの工程を把握しておくと、とてもスムーズに進みます。

「何時からどのパートをレコーディングする」「最初はどの曲をレコーディングする」などをメンバー全員で共有しておきましょう。

またスタジオレコーディングの場合は、バンドメンバーだけでなくエンジニアとの話し合いも大切です。事前に工程を相談、共有しておくとよりスムーズにレコーディングが進むでしょう。

自分に合ったレコーディングのやり方を選ぼう

レコーディングには「スタジオレコーディング」と「セルフレコーディング」の2種類があることを解説しました。

どちらが優れたやり方というわけではなく、それぞれにメリットがあるため、自分にあったやり方を選ぶのが大切。

演奏しているジャンルや生活環境など、それぞれの条件を踏まえてレコーディング方法を選びましょう。

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インディペンデントアーティスト編集部
インディペンデントアーティスト編集部
「私たちは音楽を諦めない」というビジョンを掲げ、多様なジャンルのインディペンデントアーティストたちを紹介するオウンドメディアを運営しています。新たな才能を発掘し、アーティストの創造性を全面的に支援することで、音楽の新しい形を創り出しています。マイクロライブ空間アプリ「コロム」運営。
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